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平成19年第1回定例市議会市長総体説明

印刷用ページを表示する 掲載日:2007年3月1日更新
 本日は,2007年(平成19年)第1回定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして,誠にありがとうございます。今回提出いたしております2007年度(平成19年度)当初予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,市政を取り巻く諸情勢並びに新年度における市政運営の基本方針と予算案の大要について御説明申し上げます。
初めに,汚土収集運搬業務委託に係る損害賠償請求についてであります。最高裁判所の決定による判決確定後,関係者に対し速やかな請求を行ったところですが,これまでに,自己の支払うべき金額を全額納付された方もおられます。また支払い方法等について協議を申し出られた方もおられますので,個々の状況も考慮しながら引き続き協議を行って参る考えであります。しかし市からの請求に対し,何ら,支払いに誠意を示さない債務者に対しては,法的措置も含め厳正に対処して参る考えであります。この事件を契機とし,これまでも,これら不当要求防止の強化に向けて,組織に危機管理防災課を設けるなど毅然とした態度で全庁的に取り組んで参りました。引き続き厳正な事務執行に努めるとともに,行政の公開性,透明性をより高めて参る考えであります。
次に,ツネイシホールディングス株式会社工場敷地内の未登記の土地問題についてであります。この件について,2月16日に相手方より謝罪と,今後について企業の社会的責任を果たしていく旨の説明を受けたところであります。経過等につきまして2月21日の市議会全員協議会において御報告を申し上げたところですが,このたび,広島県の調査において,今件未登記の土地は,無免許で埋め立てられたことが確認されました。本市におきましては,広島県に対し早急に方針を出されるよう要請しており,今後市民への説明責任を果たすため,適切に対応するとともに,整理ができ次第,市議会へ御報告して参る考えであります。
次に,建設工事の入札制度の見直しについてであります。昨年,他県において,いわゆる官製談合が相次いで発覚し,全国的にも早急な制度改革が求められております。本市では,これまでも公正・公平な競争確保のため様々な改革に取り組んできたところですが,新年度では一般競争入札の対象工事を設計金額が現在の10億円以上から1,000万円以上の建設工事に拡大して参ります。さらに,2008年度(平成20年度)からすべての建設工事について拡大すべく検討しているところであり,透明性・公正性の更なる確保に努めて参る考えであります。また,低入札価格調査制度につきましても適正な施工の確保のため,制度の見直しについて検討しているところであります。なお,本定例会に提出する予定でありました福山駅前広場整備工事(地下送迎場)請負契約の締結につきましては,仮契約の相手方である共同企業体の構成員が,独占禁止法違反で公正取引委員会から刑事告発されたことから,仮契約を解除し,告発を受けた業者には厳正に対処するとともに,早急に新たな業者選定を行って参ります。
 次に,市民病院の産婦人科医師についてであります。全国的な医師不足の中,先般,岡山大学から今年度末で産婦人科医師を引き上げる旨の申し出がありました。市民病院は三次救急を担う病院として地域医療の重要な役割を果たしており,産婦人科救急体制の維持も重要な課題であることから,直ちに大学に出向き,撤回の要請を行いました。地元医師会も派遣継続を強く要望されており,先般,市や関係機関による話し合いの場において,再度の要請を行ったところであります。現段階では非常に厳しい状況にありますが,引き続き救急時に対応できる産婦人科体制の確保に向け取り組んで参る考えであります。
次に,広島県からの事務・権限の移譲についてであります。2007年(平成19年)4月1日から障害者福祉に関する事務や商工業に関する事務などの各分野における事務・権限が県から市に移譲され,旅券事務につきましては6月4日から県内一斉に移譲されることとなっております。新年度において,合わせて46事務が移譲されることとなりました。その具体については,本日発行の広報ふくやまに特集いたしております。市民の皆様に身近な事務は市で行うことができるようになりますので,市民サービスの向上につながるものと考えております。
さて,世界の平和を巡る問題であります。北朝鮮における核問題は六カ国協議において一定の前進が見られたところですが,イランの核問題など依然として平和を脅かす状況が続いております。国防や外交は直接的には国政の責務と考えますが,恒久平和の実現はすべての人々の願いであり,本市におきましては,引き続き,人権・平和行政の推進に取り組んで参る考えであります。
 次に,我が国の経済情勢は,景気は消費に弱さが見られるものの,回復を続けており企業部門の好調さが,雇用,所得環境の改善を通じて家計部門へ波及し,民間需要中心の回復が続くと見込まれる一方で,厚生労働省の調査では,地域間の賃金格差が拡大をしている実態も明らかになっており,私は,生活者としての実感を伴うものでなければ真の景気回復とはいえないと考えております。政府においては,様々に指摘される格差の是正など,国民生活を真に豊かにする取組を強く望むものであります。
こうした中で,国の新年度予算案は,財政の健全化を更に進めるとの考え方の下,徹底した歳出の削減,見直しに取り組み,公共事業関係費については,地域の自立・活性化や我が国の成長力強化に直結する投資等への重点化が行われています。
本市におきましては,これまで厳しい行財政環境が続く中で,将来へわたり持続的発展が遂げられるよう,中・長期的視点に立った行財政改革に全力で取り組んで参りました。また,ハードからソフトへの緩やかな転換や事業の選択と重点化を図る中で,きめ細やかな住民ニーズへの対応や,本市の将来への発展基盤となる都市基盤整備に鋭意取り組み,これらの施策が着実に前進してきているものと考えております。
とりわけ新年度は,2016年度(平成28年度)を目標年次としてまちづくりの基本方向を示した第四次福山市総合計画のスタートの年であり,本市のこれからの10年間は,内外にわたり非常に重要な時期であると考えております。この総合計画では,多くの方々の御意見をいただく中で,将来都市像に「にぎわい しあわせ あふれる躍動都市 ばらのまち福山」を掲げ,この将来都市像実現のためのまちづくりを,効率的,効果的に進めていくため,特に重点を置く施策を「チャレンジふくやま躍動プラン」として位置付けております。計画の推進に当たっては市民との協働によるまちづくりが欠かせないものと考えており,新年度ではまちづくりの方向性を市民と共有する取組を進め,市民の皆様の御理解と御協力をいただくなかでの市政運営に鋭意取り組んで参る考えであります。
このため,新年度の重点政策では,拠点性と求心力を高めるための都市基盤整備や,健康で文化的な市民生活を確保するため,引き続き将来を見据えた事業に重点をおいて取り組んでいくことといたしました。とりわけ,活力と魅力を高めるため,観光資源などを生かした都市ブランドの発信,四年制大学の設置の検討,新産業団地の整備へ向けた取組,環境基本計画の策定,鞆町歴史的町並み保存基金や埋立て架橋事業への取組,更には「ばらのまち福山 ミステリー文学新人賞」の創設など,市制施行100周年へ向けて更なる発展を目指し,新たな種を蒔いていくことに特に意を用いたものであります。
 こうした考え方の下に,新年度予算案を編成したところであり,その大要を御説明申し上げます。
 歳入については,三位一体改革による税源移譲や定率減税の廃止,景気回復の影響などから市税は大幅に増加するものの,一方では,所得譲与税の廃止や地方交付税の減少など国の財政制度の変更などにより,税の増加を上回る財源が廃止や縮小される見込みであります。こうしたことから本市の財政環境は引き続き,極めて厳しい状況にありますが,財源対策として,これまで行財政改革に取り組む中,退職手当や大規模事業へ対応するため,計画的に積み立ててきた基金を活用し,各種施策や事業の推進に支障を来さないように対応したものであります。歳出については,義務的経費のうち人件費では,退職者が大幅に増えることに伴い退職手当が増加しましたが,これまで取り組んできた給料表や手当の見直し,職員定数の減などにより,ほぼ今年度並みとなりました。一方,児童手当や生活保護費など扶助費の増加などもあり義務的経費全体では3.3%の増加となりました。また投資的経費では,(仮称)中央図書館や東桜町地区市街地再開発事業,(仮称)西部市民センターなどの大規模事業が進捗することから11.5%と大幅な増加となりました。この結果,新年度の予算規模は,前年度当初予算と比べ,一般会計で3.5%増加し,全会計では3.2%の増となりました。
 次に,新年度の主要な施策について,第四次福山市総合計画に掲げるまちづくりの基本目標に沿って7つのキーワードに基づく重点政策と新規事業を中心に御説明申し上げます。
 基本目標の第1は,「だれもが安心して安全で快適に暮らせるまち(安心・安全・環境)」であります。
すべての人の基本的人権が尊重され,生命や財産が守られ,安心・安全で快適な環境の中で暮らせることは,まちづくりの基本であります。まず,福山駅周辺の放置自転車対策として,放置禁止区域の指定に取り組むとともに,松永駅,東福山駅周辺において移動や施設の利用が円滑にできるよう,交通バリアフリー基本構想を策定して参ります。また,高齢者の交通事故防止を重点に意識啓発や住民と行政が効果的に連携した地域活動を行う交通事故防止モデルプロジェクトを実施することにより市民参加の交通安全対策へ取り組んで参ります。さらに,防災・危機管理体制の充実のため,防災行政無線整備基本計画の策定や災害時の避難場所となる小・中学校の屋内運動場の耐震化を行うなど安心して安全に生活できる地域社会づくりを推進して参ります。
また,「21世紀は環境の世紀」ともいわれております。地球温暖化などの環境問題は,私たちの生活と深くかかわっており,私たちは,資源やエネルギーの消費について,一人一人が今できることを着実に実践していかなくてはなりません。このため,引き続き,市民・事業者・行政が協働してごみの減量化やリサイクルの推進などに取り組み,環境に配慮した美しいまちづくりを推進して参りますので御理解と御協力をお願い申し上げます。
 第2は,「子どもが健やかに育ち,だれもが健康でいきいきと暮らせるまち(保健・福祉・医療)」であります。
すべての人が生涯健康で生きがいを持ち,幸せな人生を送り,また,家庭や地域で子どもを健やかに育てることのできる社会をつくることは市民共通の願いであります。新年度におきましても引き続き,子育て支援などの地域における多様なニーズを踏まえ,保育所を地域の核として様々な子育て支援事業に取り組むとともに,将来にわたって良質な保育サービスを安定的に供給するため,保育所の整備などに取り組んで参ります。また,高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう,地域包括支援センターの機能を生かした適切な介護予防サービスの提供などに努めて参ります。障害者施策につきましては,新年度から,障害のある人などの相談支援体制を再構築し,福山すこやかセンターにおいて総合相談事業を実施して参ります。また,小規模作業所や授産施設などの利用者の負担相当額の全額助成や,グループホームなどの施設整備に対して市独自に助成対象を拡大し,その整備費を助成するなど,障害のある人たちが,地域社会で自立し安心して生活ができるまちづくりに取り組んで参ります。さらに,いきいきと暮らせる健康づくりの推進のため,健康ふくやま21の中間評価や食育の推進を行って参ります。市民病院では,救命救急センターとしての医療体制の更なる充実に努め,地域がん診療連携拠点病院や地域医療の中核病院としての役割を十分に果たして参ります。
 第3は,「多様に学び,文化をはぐくむまち(教育・文化)」であります。
人づくりはまちづくりの原点であり,すべての人が生涯を通じていつでも,どこでも学ぶことができる社会は,自己実現だけにとどまらず,これからの地域を支える大きな力となります。これまで,子どもたちの個性・創造力・豊かな感性・確かな学力を伸ばす教育の実現に向け取り組み,一定の成果が出てきているものと考えております。引き続き,「生きる力」をはぐくみ,21世紀を担う人材の育成のため,少人数指導によるきめ細やかな教育の充実や校舎改修など教育環境の整備などに取り組んで参ります。また,地域での子育て支援環境の充実に向けて,放課後などにおける子どもの安心・安全な場所の提供と地域との交流を図るため,放課後子ども教室を開設して参りますので,地域の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。四年制大学の設置につきましては,本市の将来への発展を担う人づくりの観点から重要な取組であると考えております。これまでの調査・検討を集約し,大学設置者として,市立大学に相応しい学部・学科をお示ししたところです。新年度では更に有識者による検討委員会を設置し大学設置基本構想の策定に向けて取り組んで参ります。また,本市の歴史・文化を守り育てるため,鞆地区の歴史的町並み保存について基金を積立てし,重要伝統的建造物群保存地区の選定を視野に入れながら歴史的景観の保全とまちづくりに取り組んで参ります。さらに,今年は,誠之館の開設者で福山の歴史上,最も著名な人物である阿部正弘公の没後150年の節目の年に当たります。このため,その功績と郷土の歴史を顕彰する特別展を福山城博物館で展示する予定といたしております。多くの方々に御覧いただき,郷土の歴史と文化に触れていただきたいと考えております。スポーツの振興につきましては,現在「福山市スポーツ振興基本計画」を策定中であり,市民のだれもが,いつでも,どこでも,いつまでも気軽にスポーツを楽しむことができる社会の実現を目指して参ります。新年度ではグラウンド・ゴルフ場のコース整備を行い,市民の交流や健康増進を図って参ります。
 第4は,「産業の力みなぎる活力とにぎわいのあるまち(活力・交流)」であります。
本市が,将来へわたり持続的発展を遂げ,50万都市としてにぎわいがあり拠点性と求心力を備えるためには,着実に都市基盤整備を進めることが必要であります。福山駅前広場整備につきましては,福山城の歴史や本市のシンボルである「ばら」を実感でき,中核市の玄関口にふさわしい機能性・安全性・快適性を備えた,都会的な雰囲気が漂う広場となるよう整備して参りたいと考えております。昨年11月に提出された福山城外堀の遺構に関する文化財保護審議会の意見書につきましては,十分検討を重ね審議会に対し整備案をお示ししたところであり,近日中に御返事をいただけるものと考えております。また,福山駅南口では,民間により再開発計画が取り組まれており,東桜町地区では2010年度(平成22年度)に再開発ビルが完成予定との発表がありました。また,伏見町地区につきましては,現在,2007年度(平成19年度)事業認可に向け取り組まれているところであり,本市といたしましては,引き続き積極的に支援して参る考えであります。さらに,(仮称)中央図書館について,建設工事は予定通り進んでおり,新年度では蔵書についても年次的に整備をする予定といたしております。このほか,拠点性と風格のある中心市街地となるよう元町2号線,通称宮通りの整備など福山駅周辺の整備に取り組んで参ります。また,本市が今後ますます発展を遂げていくためには,大きな経済波及効果をもたらす企業を誘致することが必要であり,新年度では,新たな産業団地の開発を検討するため,福山北産業団地に隣接する2期事業化区域内の一部における概略調査を行って参ります。さらに,新年度からの団塊世代の大量退職に対応するため,中小企業などのグループが,ものづくり技術などの継承を目的として実施する人材育成事業を支援することにより,本市産業の維持・発展へとつなげるとともに,団塊世代対策室を新設し,この年代の人達の経験や知識を活かし,就労やボランティア活動,地域活動への参加などまちづくりに貢献するための支援や,定住・交流の促進を図るための諸施策を総合的・効果的に展開して参ります。
鞆地区道路港湾整備事業につきましては,埋立て免許申請に向け準備を進めているところであります。本年1月に開催された地元主催による早期実現決起集会では,700名を超える鞆町住民の多くの方が参加され,行政に対し事業の早期着手を求める決議がなされました。私自身も,改めて計画の早期実現に向け一層の努力をしていくことを強く決意したところであります。
 第5は,「市民とともにつくる自立したまち(協働・行革)」であります。
まちづくりは市民や団体,企業などと行政とのパートナーシップの精神により,お互いが信頼し,知恵を出し,力を合わせて協働により進めていくことが必要です。本年度を「協働のまちづくり元年」として位置付けて取り組み,その結果,市民満足度の高いまちづくりが進んできているものと考えております。新年度からは,これまでの取組に加え,地域の花壇整備への支援や新築の住宅に対するばら苗の配布を行うなど,ばらのまちづくりを推進し市民とともに名実ともに「100万本のばらのまち福山」の実現を目指す取組を進めて参ります。また,市民のまちづくりへの参加を推進するため,鞆地区においては地域活性化の拠点となる支所等の公共施設整備について,地域住民との協働による基本計画の策定を行うとともに,西部地域においては引き続き,(仮称)西部市民センターの整備などにも取り組んで参ります。また,これまでも行財政改革大綱に基づき職員が一丸となって改革を推進し,健全で効率的な行財政運営に努めて参りました。今後とも引き続き,経営的視点での行政活動の推進や自己決定・自己責任による行政体制の確立,市民との協働によるまちづくりの推進など,集中改革プランの着実な実施に取り組んで参る考えであります。
 次に,内海町,新市町,沼隈町及び神辺町の「合併建設計画」について,御説明申し上げます。内海町地域では,西部地区の漁業集落排水施設の整備を行うとともに,奥上西坂線などの市道改良,築いそ設置や市営住宅の用地取得などに取り組んで参ります。新市町地域では,この地域のシンボルともなる(仮称)あしな文化財センターを引き続き整備して参ります。また,網引小学校のプール改築のほか,農村振興総合整備事業やため池,林道などの整備に取り組むとともに,博物館線などの道路改良や生活道路の維持補修,公共下水道の整備などを進めて参ります。沼隈町地域では,4月から供用を開始する沼隈運動場の駐車場や沼隈体育館を整備するほか,橋りょうの架替えや阿伏兎港の防波堤整備などにも取り組んで参ります。公共下水道についても引き続き計画的に整備して参ります。神辺町地域では,(仮称)神辺斎場について地形測量などを実施して参ります。また,幹線道路網の整備のため,道上元藤線や下御領伊地線などの市道改良に取り組むとともに,農村振興総合整備やため池,水路,林道の整備,上下水道の整備などを実施して参ります。
 次に,競馬事業についてであります。本年度は,第3四半期までにおいて収益が確保できたことや,正月開催で一定の売上げがあったことなどから単年度収支は,昨年度に引き続き黒字となる見通しであります。新年度では日本中央競馬会認定競走の実施を予定しており,今後も魅力あるレースや他場との交流競走を実施するなど,単年度収支の均衡を基本に経営の健全化に鋭意取り組んで参ります。先般,競走馬から禁止薬物が検出された問題につきましては,大変残念な思いがいたしております。現在,警察による捜査が行われており,今後同様の問題が起こらないよう再発防止に努めて参る考えであります。
 以上,新年度予算案を中心に,主要な施策とその大要について申し上げました。
冒頭でも申し上げましたが,本市は,まちづくりの基本方針に「チャレンジ福山 新たなる創造と飛躍」をキャッチフレーズに掲げ,今,まさに新たな第一歩を踏み出そうとしております。新年度を,本市が大きく羽ばたくためのスタートの1年として位置付け,今後は,まちづくりのビジョンを市民と共有することにより自主自立のまちづくりに果敢に「チャレンジ」して参ります。また,「新たなる創造」を念頭に置き,将来を担う人材づくりや力強く,活力あふれるまちづくりを推進するとともに,50万都市福山を更に「飛躍」させるべく市政運営に当たって参る考えであります。引き続き,市民の皆様が幸せを実感できる,全国に誇れるまちづくりに向け,私が先頭に立ち職員一丸となって,市民の皆様とともに取り組んで参る決意でありますので,議員各位を始め市民の皆様の御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。
 予算以外の議案としましては,福山市表彰条例の一部改正についてなど条例案20件,その他の議案として,損害賠償の額を定めることについてなど7件を提出いたしております。
 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。