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平成19年12月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2008年3月5日更新
 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2007年度(平成19年度)補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,市政の当面する状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,我が国の経済についてであります。11月の月例経済報告では,「景気は,このところ一部に弱さがみられるものの,回復している。」との判断を示す一方で,金融資本市場の変動や原油価格の動向が内外経済に与える影響などには留意する必要があるとしています。9月末に安倍首相の突然の辞任を受けて福田新内閣が発足いたしましたが,新内閣では,格差拡大を防ぎ地方の活力を取り戻すため,地方再生に全力で取り組むことが最重要課題であるとし,先月11月には「地方再生戦略」が示されたところであります。本市ではこれまでも,地方への財源と権限の一体的な移譲や地方税財源の充実確保など全国市長会を通して国に対し要望してきたところでありますが,引き続き,国の動向を注視しながら,地方分権時代に対応した自立したまちづくりを進めて参りたいと考えております。
 次に,四年制大学の設置についてであります。本年5月に,大学設置基本構想検討委員会へ,四年制大学の設置に向けての基本構想について諮問をいたしておりましたが,10月2日に審議結果がまとめられ,目指すべき大学像や学部・学科の構成などについて答申を受けました。この答申を踏まえて基本構想案を策定し,今議会へお示しをして参りたいと考えております。引き続き,早期開学へ向けて将来を見据えた魅力的で全国に誇れる大学となるよう,市民の皆様の御理解と御協力の下,諸準備を進めて参りたいと考えております。
 次に,福山駅前広場整備事業についてであります。この事業は本市の長年の課題であり,これまで議会や福山駅周辺整備推進協議会での議論を重ねる中で早期完成への要請もあり,現在,鋭意取り組んでいるところであります。こうした中,11月21日に経済界から速やかな事業の推進について要望書の提出を受けたところでありますが,一方で,市民団体により9万人を超える署名が集められているとの報道がされており,市民の方々の関心度の高さを示すものとして重く受け止めているところであります。この事業の整備計画は,市民はもとより本市を訪れる多くの方々が利用する駅前の交通結節点としての機能の向上を図るとともに,安全性や利便性を備えた本市の玄関口にふさわしい魅力ある都市空間を創出するため,様々な角度から十分検討し策定したものであります。広報ふくやまやホームページを通じて市民の皆様に対する分かりやすい情報の提供にも努めているところであります。石垣の遺構の保存・活用方法につきましては,福山城の歴史が偲ばれるものとなるよう,可能な限り現状のまま見える形で残していくという考えであり,今後,早急に検討し,案がまとまり次第,文化財保護審議会や市議会へお示しをし,御意見を伺って参りたいと考えております。東桜町地区の再開発事業につきましては,10月29日に広島県知事に対して権利変換計画の認可申請が行われました。2010年度(平成22年度)の再開発ビルの完成を目指して大きな一歩を踏み出したものと受け止めており,今後とも必要な支援を積極的に行って参ります。
 次に,鞆地区道路港湾整備事業についてであります。本年5月23日に広島県とともに埋立てに係る免許の出願を行いました。免許庁において縦覧等の手続を経て出願の内容について慎重な審査が進められており,11月22日付で免許庁から公有水面埋立に関して本市の意見を求められたところであります。本事業は鞆町の再生と活性化を図るために必要不可欠な事業であり,多くの住民も熱望されていることから,異議がない旨を回答いたしたいと考えておりますので,今議会での議決をお願いするよう準備を進めているところであります。また,鞆の歴史的町並み保存につきましては,修理・修景に対する市の補助事業を再開いたしております。鞆の歴史的町並みは全国有数の貴重な文化遺産であり,そこに生活する人々の安全性や快適性を確保しながら後世に伝えていくことが必要であると考えております。現在,福山市伝統的建造物群保存地区保存審議会から保存地区として答申を受けた8.6ヘクタールの地域について,伝統的建造物群保存地区として都市計画決定するよう取り組んでいるところであり,今後できるだけ早い重要伝統的建造物群保存地区の選定を目指して鋭意取り組んで参る考えであります。
 鞆地区への支所を中心とした公共施設の整備につきましては,10月13日に鞆公民館で説明会を開催するとともに,総合的なまちづくりの観点で地域から広く意見を聴取するため,鞆地区まちづくり懇話会を設け11月8日に第1回目の会議を開催したところであります。具体の整備内容につきましては,今年度末を目途に基本計画を策定し,これを契機に地域との協働により,まち全体をにぎわいに満ちた文化と歴史の町鞆へと再生・活性化して参りたいと考えております。
 また,本市西部地域の拠点施設として整備を進めております西部市民センターにつきましては,今月25日に支所部分の供用開始をする予定であります。来年2月22日には竣工式を行うこととしており,地域の皆様に十分に活用していただくことにより,充実した市民サービスの提供と地域の活性化につなげて参りたいと考えております。あしな文化財センターにつきましても1月25日に開館の予定であり,完成後には北部地域の文化財の保存・活用や文化の伝承,広域的な交流の拠点となるものと考えております。
 次に,中核市サミットの開催についてであります。2008年度(平成20年度)中核市サミットを来年11月6日に本市で開催することとなりました。このサミットは全国の中核市の市長が一堂に会し,地方分権などの今日的な課題について議論を深め,中核市市長会としての考え方を「サミット宣言」として表明するものであります。中核市の関係者を始め国や県などからも参加をいただく予定としており,全国に本市を発信するとともに都市イメージの更なる向上につながる絶好の機会になるものと考えております。
次に,環境問題についてであります。「エコでえ~ことキャンペーン」では,多くの市民の皆様の御協力により,大きな成果を得ることができ,日常の小さな積み重ねの大切さを改めて実感いたしました。この取組を一時的なものに終わらせることなく継続した運動として取り組んで参りたいと考えているところであります。現在,全国規模のレジ袋削減運動も行われておりますので,引き続き,市民の皆様の御協力をお願いいたします。
また,環境行政に関する基本理念を定め,市民,事業者,行政の責務と環境に関する施策の基本となる事項を明らかにした,環境基本条例案を今議会に提出いたしております。今後,条例に掲げる施策を総合的かつ計画的に推進するための基本計画を市民の皆様の御意見もお聴きしながら,来年度中に策定して参りたいと考えております。
次に,子どもの安心・安全についてであります。10月には兵庫県や福岡県で子どもが被害者となる事件が相次いで発生し,痛ましい事件が後を絶ちません。子どもの安全対策につきましては市民の皆様の御協力の下,特に重点を置いて取り組んで参りましたが,今回の事案を受けて更に万全を期すため,学校や幼稚園,保育所における安全対策の徹底や地域への見守り活動の協力要請などを行ったところであります。さらに,民間団体や企業などとの協働により「福山市こども110番事業ネットワーク会議」を新たに設立し,11月26日に開催した第1回目の会議では当面取り組むべき事項などについて協議したところであります。引き続き,子どもが安心して安全に暮らせる社会の実現に向けて,総合的な危機管理体制の確立に鋭意取り組んで参る考えであります。
次に,福山市民病院についてであります。1977年(昭和52年)蔵王町に開院以来,本年8月で30周年を迎えることができ10月には記念式典を行ったところであります。これまで病院機能の充実拡大に努め,2005年(平成17年)4月には県東部で初めての救命救急センターの運営を開始いたしました。災害拠点病院や地域がん診療連携拠点病院としての指定も受け,地域医療の充実に取り組んでいるところであります。産婦人科医師の確保につきましては,全国的な医師不足の中で大変厳しい状況にありますが,引き続き課題解決に努め,市民の皆様の安心・安全を守る病院として,また,地域医療の中核病院として,その役割を十分に果たし,より質の高い医療の提供に取り組んで参ります。
 次に,ツネイシホールディングス株式会社の無願埋立地についてであります。当該土地は,8月に国土交通省名義の所有権保存登記が行われ,現在は財務省へ所有権を移されております。本市が来年度から課税を行うためには今年中に所有権移転の手続が終了することが必要でありますが,現在,財務省中国財務局は年内売却の方向で検討されていると伺っております。
 次に,本市の新年度の財政見通しについてであります。歳入につきましては,景気回復などによる法人市民税の増加などから,市税全体では増加が見込まれるものの,地方交付税などは減少が予測され,主要な一般財源は本年度を下回る見込みであり,厳しい財政状況になるものと受け止めております。一方,歳出は,扶助費や保険会計への繰出金等社会保障関係費の増加が見込まれる中で,四年制大学の設置や福山駅前広場整備に向けた取組など今後も行政需要は増大するものと考えております。こうした中,新年度の予算編成では行財政改革の一層の推進に取り組むとともに,引き続き,7つのキーワードに基づく施策の選択と重点化を図り,第四次福山市総合計画を着実に実施することにより健康でいきいきと安心して暮らせるまちづくりを推進して参ります。
 次に,今回の補正予算について御説明申し上げます。このたびは,一般会計及び病院事業会計の補正をお願いいたしております。
 まず,一般会計では,制度上補正を必要とするもののほか公共工事等の追加に伴うものや篤志家からの寄附などについて必要な措置をいたしております。制度上補正を必要とするものといたしまして,生活保護扶助費や障害者支援にかかる扶助費などについて対象者数や件数などの増加に対する所要額を計上するとともに,新市町下戸手町内会など7か所の地域集会所の整備に対する補助などについて対応いたしております。財政調整基金につきましては,前年度決算剰余金の2分の1相当額を積み立てることとしております。また,公共工事等の追加に伴うものといたしましては,市民生活にかかわりの深い道路・水路などの維持補修を進めるとともに,篤志家からの寄附につきましては,(仮称)中央図書館の図書の充実など御寄附の趣旨に沿ったものといたしております。そのほか,住民参加型まちづくり助成金を協働のまちづくり基金へ積み立てるとともに,四年制大学設置に向けて準備委員会を設立することといたしております。
病院事業会計においては,高度な医療を要する患者数の増加などに対応するために薬品費や診療材料費を措置するとともに,院内保育施設運営業務の委託契約に係る債務負担行為について必要な措置を講じております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で33億1,813万4千円の追加となり,2会計の補正予算額は36億5,413万4千円の追加となりました。
 予算以外の議案では,条例案として,中央公園地区へ(仮称)中央図書館と併せ市民の学習活動の支援,文化活動の振興などを図るため整備しておりました生涯学習を推進する施設について新たに生涯学習プラザと位置付ける,福山市生涯学習プラザ条例の制定など16件を提出いたしており,その他の議案といたしましては,損害賠償の額を定めることについてなど16件を提出いたしております。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。