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平成14年12月定例市議会市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2006年3月6日更新
 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております平成14年度補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,市政の当面する状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,我が国の経済情勢についてであります。政府の去る11月の発表によれば,景気は,「持ち直しに向けた動きが見られるものの,そのテンポは更に緩やかになっている」と,昨年11月以来1年ぶりに景気判断の下方修正を行っております。さらに,アメリカ経済等への先行き懸念や我が国の株価の低迷などの懸念材料もあり,経済環境は厳しさを増してきております。政府は,去る10月に「改革加速のための総合対応策」を決定し,金融システム改革,税制改革,規制改革,歳出改革の4本柱の構造改革を加速し,デフレを克服しながら民需主導の自律的な経済成長を目指すとしており,今後とも国の経済政策や補正予算の動向を見極めながら必要な対応を行って参る考えであります。
 次に,公共工事を巡る一連の事件についてであります。不正入札防止に向けては,入札・契約制度改善に取り組むとともに,警察を始め関係機関等との連携をより一層徹底し,暴力団と業界との癒着や談合などの不正には,厳しく対応して参る考えであります。また,先月,福山地区建設業協会へ業界の綱紀粛正に関する申入れを行ったところであり,今後とも業界の体質改善に向けた働き掛けを行うなど,公正な競争の確保に努めて参ります。
 次に,沼隈郡内海町及び芦品郡新市町との合併につきましては,去る11月11日に合併に関する諸議案を御可決いただき,同日,広島県に対し合併の申請を行ったところであります。今後,12月県議会の議決を経て総務省へ届出が行われるものと考えており,現在,電算システムの統合や各種事務事業の調整など,円滑な合併に向けて鋭意取り組んでいるところであります。今議会においては,合併に伴う条例案を始め数多くの議案の御審議をいただくことといたしております。今後も,両町や関係団体などとの連携を密にし,来年2月3日の円滑な合併に向けて万全を期して参ります。
 次に,中心市街地活性化についてであります。まず,東桜町地区市街地再開発事業につきましては,去る10月に地権者などを対象とした都市計画案の説明会を開催したところであり,今後,年度内に予定しております都市計画決定を経て,事業の早期着手に取り組む考えであり,伏見町,延広町地区につきましても進捗に応じた支援を行って参ります。福山市商業施設につきましては,テナントの入居も順調に進展していると伺っており,先月,建築改修工事に着手したところであります。また,北浜通りシンボルロードにつきましても去る11月に着工したところであり,今後,駅周辺地区整備,市街地再開発,中央公園地区整備など,複合的な取組を推進し,土地の高度利用や都市機能の充実を図る中で,にぎわいと活気のある中心市街地を形成して参りたいと考えております。
 次に,福山道路を始めとする幹線道路網の整備についてであります。第1期整備に関係する9小学校区のうち,事業説明会が終了した地区では測量調査を終え,現在,国・県において詳細設計が進められているところであり,年度内には設計協議に入れるものと考えております。他の地区につきましても,国・県と連携しつつ地元住民に理解を求める中で,事業の円滑な推進に取り組んで参ります。
 次に,緑のまちづくりについてであります。去る2000年(平成12年)11月に策定した「緑の基本計画」に基づき,市民,事業者,行政が一体となって緑豊かなまちづくりを行い,良好な生活環境を維持・向上させるため,その基本となる条例案を今回提出いたしております。今後,公共・民間施設の緑化基準を作成するなど,緑の保全や緑化の推進などを図り,人と自然が共生するまちづくりに取り組んで参りたいと考えております。
 次に,競馬事業についてであります。かねてより募集をいたしておりました場外馬券発売所開設につきましては,現在,南松永町への設置実現へ向け,地元の合意を得るべく鋭意取り組んでいるところであります。また,新たに3社から県内外への設置申請書が提出されており,市民の理解を得る中で,早期の判断と取組を行って参る考えであります。 次に,教育委員会においては,中高一貫教育についての調査・研究に取り組んで参りましたが,今回,福山市立高校を更に発展させ,市民の期待にこたえる学校としていくため,2004年(平成16年)4月から中高一貫教育校に移行することとしたところであります。今後一段の特色づくりを目指し,6年間のカリキュラムの具体化等に向けて取り組むこととしており,今後とも新たな時代の要請や市民のニーズに的確にこたえる教育行政を推進し,公教育に対する市民の信頼を更に培っていかなければならないと考えております。
 次に,本市の水事情についてであります。梅雨時期からの少雨傾向のため,芦田川上流の八田原ダムと三川ダムの貯水量が低下し,去る11月25日から農業用水と工業用水の20%の取水制限を実施するとともに,同日,国土交通省中国地方整備局へ渇水対策本部が設置され,本市においても水道局へ渇水対策本部を設置したところであります。上水道につきましては当面取水制限は行っておりませんが,これから雨量の少ない季節を迎えることから,市民の皆様の節水への御協力をお願いいたします。
 次に,本市の新年度の財政見通しについてであります。歳入では,景気動向や評価替えなどから個人市民税や固定資産税の減少が見込まれます。また,地方交付税制度の見直しによる減少などから一般財源は大幅に減少することが確実な情勢にあります。一方,歳出では,義務的経費が高水準にある中で,継続事業への対応など行政需要の増加が見込まれます。このような状況の中,新年度の予算編成はかつてない困難な予算編成となるため,全庁一体となり英知を結集し,市民サービスの維持・向上を図るとともに,内海町及び新市町との一体的なまちづくりに向けて取り組んで参ります。
 こうした中,本市におきましては,将来にわたる持続的発展を図るため,新たな行財政改革大綱の策定に取り組んで参りましたが,策定作業が終了いたしました。いずれ,早い時期に議会へ御報告して参ります。今後は,新たな大綱の下に自治体改革に向け,経営感覚や成果を重視する新しい視点に立った行財政改革に取り組んで参る考えであります。
 次に,今回の補正予算について御説明いたします。このたびは,一般会計ほか6会計の補正をお願いいたしております。
 まず,一般会計では,合併準備に係るもの,公共事業の追加に伴うもの,篤志家からの寄附,緊急雇用創出事業や制度上補正を必要とするものなどについて措置をいたしております。
 合併準備に係るものといたしましては,内海支所・新市支所の開庁記念式や市議会議員の増員選挙に係る経費,議場の改修などの所要額を計上いたしております。公共事業につきましては,県補助事業の追加に伴い,老朽化した金江町の岡本池の整備を実施することといたしております。単独事業といたしましては,市道中島江良線の用地取得や小・中学校屋内運動場の耐震診断などについて措置いたしております。このほか,道水路や小・中学校の維持補修などについても措置いたしております。篤志家からの寄附につきましては,老人福祉施設に係る備品購入や美術品の購入資金へとそれぞれ御寄附の主旨に沿って措置いたしております。緊急雇用創出事業といたしましては,駐輪場の整理指導や市道3区間の道路交通騒音測定の追加などに係る所要額について措置いたしております。次に,制度上補正を必要とするものといたしまして,私立保育所委託料や児童手当,高齢者等訪問介護特別対策事業費や就学援護費など,それぞれ運営費や対象者数の増加に対し措置するとともに,国の事務処理情報化推進事業に伴う生活保護システムの改造経費や障害者支援費制度の施行に伴う審査・支払システム開発に係る負担金,また南本庄町内会など5か所の地域集会所の改築等に対する補助や在宅介護支援センターの開所に伴う運営費の補助,太陽光発電システムの設置件数の増加に伴う補助などについて計上いたしております。また,財政調整基金につきましては,財政環境を踏まえ,前年度決算剰余金の2分の1程度を積み立てることとしております。このほか,福山城博物館収蔵庫の空調設備の改修などについて措置いたしております。
 農業集落排水事業会計では,農業集落排水事業と漁業集落排水事業の一体的な管理を行うため,使用料の電算システム開発に要する経費について措置をいたしております。国民健康保険会計では,失業者等に対する国民健康保険税減免制度拡充の財源として基金を積み立てるほか,合併準備や法改正に伴う所要の経費を計上いたしております。介護保険会計では,介護給付費準備基金への積立てのほか,事務処理変更に伴う電算システム改造等について措置いたしております。老人保健会計では,受給者証の交付など合併準備に伴う所要の措置をいたしております。
 水道事業会計につきましては,水道管の漏水に伴う損害賠償について措置いたしております。病院事業会計では,高度医療の実施に伴う材料費の増加への対応のほか,地域医療機関との連携や医療情報システム開発に伴う施設改修費などについて計上いたしております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で21億2,726万7千円となり,補正後の予算総額は1,281億2,100万4千円となっております。また,全会計の補正予算額は31億404万1千円となり,補正後の予算総額は2,707億7,152万9千円となりました。
 予算以外の議案では,条例案として,福山市手数料条例の一部改正など80件を提出いたしており,このうち,福山市表彰条例の一部改正など76件が内海町及び新市町との合併に伴う条例案であります。その他の議案といたしましては,岩成幹線下水道築造工事請負契約締結の変更についてなど19件を提出いたしており,このうち,福山市・内海町合併協議会の廃止についてなど11件が合併に伴う議案であります。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。