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平成21年1月臨時市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年3月2日更新
 本日は,臨時市議会を招集いたしましたところ,議員各位には御多用の中を御参集いただきまして,誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2008年度(平成20年度)一般会計補正予算案の御審議をお願いするに当たり,その大要について御説明を申し上げます。
 我が国の経済状況は,現在,100年に一度ともいわれる世界的な金融・経済危機が生じており,この影響を受けて景気は悪化いたしております。とりわけ全国的に非正規労働者を中心に離職が余儀なくされるなど,雇用情勢は急速に悪化しつつあります。本市におきましても,福山商工会議所の12月の景気観測では,景気局面を把握する経済指標であるDIはマイナス48.8ポイントと前月調査より13.9ポイント下降し,1998年(平成10年)の調査開始以来,最も悪化を示す結果となっております。市内企業を取り巻く経営環境は非常に厳しい状況にあるものと受け止めております。先月22日には,厳しい経済・雇用情勢に的確に対応し,経済の活性化と雇用の維持・創出を図るため,「福山市緊急経済・雇用対策本部」を設置いたしました。緊急窓口を開設し,融資支援対策や雇用対策など,迅速で効果的な対応に努めているところであります。今後におきましても,国や県の経済対策と呼応した施策展開を図って参る考えであります。
現在,国においては第2次補正予算案が審議されております。本市といたしましては,現下の深刻な諸情勢を踏まえ,市独自でも取り組むことのできる経済・雇用対策を早急に実施することが喫緊の課題であると考え,今回,一般会計の補正をお願いするものであります。
このたびの補正では,企業活動を下支えするための公共事業等の追加や雇用の確保などに伴う必要な措置を講じております。公共事業等の追加に伴うものといたしましては,国の追加内示により,私立保育所の施設整備への補助を行うとともに,本市独自の緊急対策として,庁舎やコミュニティセンター,小中学校や松永健康スポーツセンターなどの施設整備を始め,道路や水路,農道の維持補修などを進めて参ります。離職者の住宅確保のため市営住宅の改修にも取り組むことといたしております。また,このたび離職を余儀なくされた方を臨時職員として採用するとともに,芦田川緑地や蔵王憩いの森の除草・下刈りなどの業務委託により雇用を促して参ります。このほか,キャリアコンサルタントなどによる労働相談や職業相談も行うことといたしております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,事業費総額3億195万9千円のうち一般財源を予備費で対応した結果,9,642万6千円の追加となりました。
 なお,今回の補正予算には計上いたしてはおりませんが,昨年6月に創設した経営環境変化対応特別資金につきましては,12月24日から融資限度額を拡充したところであり,融資枠につきましても十分に確保できるものと考えております。
 以上が,今回提出いたしております予算案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に
若干の変更があることがあります。