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平成21年9月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年3月2日更新
 本日は,9月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,先ほどは,サンピア福山の取得に関する決議をしていただきまして誠にありがとうございます。ただ今の決議を受けて,市としてサンピア福山の取得に向けて,入札に参加していく決意を新たにいたしたところであります。もとより,民間事業者と競合する一般競争入札であることから,容易に取得できるとは考えておりませんが,市民の皆様の御要望や市議会の御意向に沿えるよう,9月29日の入札へ向け,取り組んで参る考えであります。
 次に,8月30日に衆議院議員総選挙が実施され,民主党を中心とした政権運営がなされることとなりました。今後政局は大きく転換するものと受け止めておりますが,新たな体制の下,国民の不安や痛みを和らげ,一人一人が安心して暮らすことができるよう,国民ニーズに応え得る,きめ細やかな政策が実施されることを念願いたしております。本市におきましても,国の動向をみながら,市民の皆様が将来にわたって展望が持てるよう,引き続き「人間重視」「環境重視」の行政運営に全力を傾注して取り組んで参る考えであります。
 次に,新型インフルエンザについてであります。全国的に患者が急増する中,厚生労働省から本格的な流行が始まったとの認識が示されました。感染拡大を防止するために最も効果的なことは,市民の皆様一人一人が,感染予防対策を自ら実践していただくことであると考えております。手洗いやうがいの励行,症状が出た場合の早期受診などに努めていただきますよう,御理解と御協力をお願い申し上げます。本市といたしましても,国や県,医師会と緊密な連携を図りながら,市民の皆様の安心・安全に万全を期して参ります。
 なお,昨日9月1日は「防災の日」でありました。7月・8月には山口県や兵庫県などで集中豪雨による被害が発生するなど,改めて災害の恐ろしさを認識いたしたところであり,市民の皆様との協働により,災害に強いまちづくりに計画的に取り組んで参りたいと考えております。
 次に,旧市民図書館跡地の一部処分についてであります。当該跡地の利活用につきましては様々な角度から検討を行っているところでありますが,このたび広島弁護士会へ福山会館建設用地として,約660平方メートルを売却することといたしました。同会館が市民の皆様に対する法的サービス提供の拠点となることで,市民サービスの向上につながるものと考えております。なお,跡地の残り部分につきましては,引き続き,本市の将来を見据える中で,公共施設としての利活用を含め,検討して参りたいと考えております。
 次に,四年制大学についてであります。現在,大阪教育大学前学長であり,奈良先端科学技術大学院大学監事の稲垣卓(たかし)先生を新たな学長予定者としてお迎えし,力強いリーダーシップのもと,諸準備に取り組んでいるところであります。なお,大学の名称につきましては,多くの市民の皆様から御意見を頂きましたが,寄せられた意見の中で最も件数が多く,地域に密着した大学であることを端的に表す「福山市立大学」に決定したいと考えております。今後,大学の名称を広くPRする中で,2011年(平成23年)4月の開学を目指して参ります。
 次に,「子ども議会」についてであります。将来を担う子どもたちが市政に対する意見を提案することにより,社会・地域への関心や市民としての自覚を高めることを目的として,10月31日に子ども議会の開催を予定いたしております。現在,応募者402名の中から46名を選出し,市の仕事や議会の仕組みなどについて事前学習を行っているところであります。子どもの視点から,自分たちの住むまちへの希望や期待,自分たちのできることなど,積極的に質問や提案をいただきたいと考えております。子ども議員の皆さんから出された提案につきましては,実現可能なものは具体化して参る考えであります。
 次に,福山らしさの創出と発信についてであります。2010年(平成22年)NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映に先駆けて,いろは丸事件の舞台となった鞆の浦を全国に発信するため,平成いろは丸を建造しているところであり,夏まつり2009では,いろは丸YOSAKOI(よさこい)踊りを初めて披露し好評を得たところであります。各種団体などと連携して,「龍馬伝」を応援する会「福援隊」も設立したところであります。多くの方々に注目を浴びるこの機会に,全国へ向けて鞆の浦の情報発信を行うことにより,本市の知名度向上につなげて参りたいと考えております。
 次に地産地消推進運動の取組についてであります。7月に消費・流通・生産などの関係団体との連携の下,福山市地産地消推進協議会を設立し,全市的な推進体制を整えたところであります。11月初旬には東桜町緑地で市内の産直市を一堂に集めたイベントを開催する予定といたしており,多くの皆様においでいただきたいと考えております。今後とも,食の安心・安全の観点から,市内の食料自給率を高める取組として,福山発の地産地消に積極的に取り組んで参ります。
 次に,鞆地区のまちづくりについてであります。これまで福山市鞆地区まちづくり推進調整会議において十分議論を重ね,方針案を取りまとめたところであり,8月27日には鞆学区まちづくり推進委員会への説明会を開催しました。今後,単位町内会を基本として,きめ細やかな説明を行いながら御意見を伺っていく予定であります。出された御意見を踏まえる中で,今年度中を目途に鞆地区の再生と活性化のためのグランドデザインとなる整備方針の策定に向けて,鋭意取り組んで参りたいと考えております。
 次に,福山駅周辺整備についてであります。8月13日に広場東側から地下道へ連絡するエレベーターの供用を開始いたしました。昨年9月には西側エレベーターを整備しており,これにより,利便性と回遊性が高まったものと考えております。なお,JR大門駅においても,8月末からエレベーターの供用を開始いたしたところであります。今後とも高齢者や障がいのある方を始め,すべての方々が利用しやすいよう,バリアフリーに配慮した施設整備に取り組んで参ります。市街地再開発事業は,伏見町地区において,事業パートナーの1社から準備組合に対して,本年度末で辞退する旨の申入れがあり,残る事業パートナーと協議しながら,今後の進め方を検討すると伺っております。本市といたしましては,引き続き事業の状況に応じた効果的な支援を実施して参りたいと考えております。
 次に競馬事業についてであります。昨年末の福山地方競馬健全化対策推進委員会の意見具申を踏まえ,他場との連携強化や馬資源確保対策を行うとともに,60周年記念事業など各種振興策に取り組んでいるところであります。しかしながら,現下の経済社会情勢などから,売得金は1割を超える減少傾向で,第1四半期の収支は2,500万円余りの赤字となりました。売得金が今後も同様の推移をした場合,単年度収支の均衡が困難になるものと予測しております。今後,競馬事業継続の基本である単年度収支の均衡に向け,関係者や競馬ファンの御理解と御協力もいただく中で,売上回復と開催経費の更なる縮減や各種振興策に全力で取り組んで参ります。
 次に,2008年度(平成20年度)普通会計の決算見込みについてであります。財政の主要な指標である経常収支比率は,減収補てん債や普通交付税など歳入の増加が,後期高齢者医療事業会計への繰出金など歳出の増加を上回ったことから,88.2%と前年度に比べ0.3ポイント改善しました。また,昨年度から算出することになった健全化判断比率と資金不足比率につきましては,実質赤字比率や資金不足比率は前年度同様算出されませんでした。実質公債費比率は8.6%と前年度に比べ0.6ポイント改善し,将来負担比率も地方債現在高の減少などから71.9%と9.8ポイント改善しました。いずれの指標も早期健全化基準及び経営健全化基準を下回る結果であり,本市の財政状況はおおむね健全な状況にあるものと受け止めております。市税や地方交付税など一般財源の確保が不透明感を強める中で,今後も扶助費や公債費などの義務的経費は高水準で推移するものと見込んでおります。財政状況は一層厳しさを増すものと考えておりますが,引き続き,行財政改革を着実に推進し,健全で安定した財政運営に努めて参ります。
 次に,今回提出いたしております2008年度(平成20年度)の企業会計の決算につきまして,その大要を御説明申し上げます。
 まず,病院事業会計についてであります。市民病院では,腫瘍内科,病理診断科等の開設や医療機器の整備などにより,病院機能の充実を図るとともに,医師の負担軽減や医療従事者の勤務環境の改善などに努めました。こうした中で収支状況は,患者の増加などにより,総収益が総費用を上回り,6年ぶりに3,030万3千円の純利益を計上することができました。また,先月には,かかりつけ医などを支援する機能を備えた地域医療支援病院の承認を受けたところであります。今後とも,より一層,経営の効率化や健全化に努めるとともに,医療体制の充実や診療内容の質的向上,将来を見据えた増床などの施設整備にも着実に取り組み,地域の中核病院としての機能を更に強化して参ります。
水道事業会計では,安全で良質な水道水の安定供給を図るため,配水管の整備などに取り組んで参りました。配水量が前年度を下回り,収益は減少しましたが,経費の節減など効率的な事業運営に努め,5億9,941万5千円の純利益を計上することができました。工業用水道事業会計では,純利益として3億3,117万9千円を計上いたしており,引き続き産業基盤としての企業活動を支える役割を担って参る考えであります。水道事業,工業用水道事業とも中長期的な視点に立った健全な事業運営に努めて参ります。なお,この度の渇水では,市民の皆様には節水に御協力いただいておりましたが,7月末のまとまった降雨により,ダムの貯水量も回復いたしました。これまでの御協力に対し,心よりお礼を申し上げます。
 次に,補正予算について御説明申し上げます。このたびは,6月補正に続き,国の経済対策に呼応して取り組むものと,通常の補正とに大きく2つに分けて対応しており,一般会計ほか5会計の補正をお願いいたしております。
 経済危機対策事業として,約28億円を措置することとしており,これまでの経済危機対策にかかわる補正予算と当初予算も含めると,全体で130億円余りの規模となりました。まず,一般会計につきましては,地域活性化・公共投資臨時交付金事業として,中学校の太陽光発電設備の設置などを行うこととしております。地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業につきましては,教育環境の整備・充実として,小中学校などへ電子黒板や理科教育備品などを整備するとともに,少子化対策として,服部南保育所の改築のほか,不妊治療費に対する扶助を現行10万円から15万円へ拡充することといたします。このほかにも,福山市地産地消推進協議会の実施事業に対する助成などに取り組みます。その他として,該当する年齢の方に対する子宮がん・乳がん検診の無料化などを実施することといたしております。このほか病院事業会計で医療器械器具の整備や,水道事業会計で配水管の整備などを実施することといたしております。
 経済危機対策事業以外の補正といたしましては,公共事業の追加等に伴うものとして,四年制大学の学内情報システムの整備や国の追加内示に伴う放課後児童クラブの増築工事などを実施することといたしております。篤志家からの寄附につきましては,協働のまちづくり基金への積み立てなど,それぞれの趣旨に沿ったものといたしております。制度上補正を必要とするものとして,医師確保のため産科医や救急勤務医に支給された手当に対する助成を行うこととしております。
以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で32億2,563万8千円の追加となり,全会計の補正予算額は,39億6,911万5千円の追加となりました。
 決算及び予算以外の議案といたしましては,条例案として,福山市農業委員会の選挙による委員の定数,選挙区の設定及び選挙区において選挙すべき委員の定数に関する条例等の一部改正についてなど5件,その他の議案として,損害賠償の額を定めること及び和解についてなど3件を提出いたしております。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,
表現その他に若干の変更があることがあります。