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平成23年1月臨時市議会市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月26日更新
 本日は,臨時市議会を招集いたしましたところ,議員各位には御多用の中を御参集いただきまして,誠にありがとうございます。
ただ今御上程になりました議案の御審議をお願いするに当たり,まず始めに,競馬事業について御説明を申し上げます。
競馬事業につきましては,今年度におきましても,他場との連携強化を始めとする振興策や賞典奨励費を始めとする経費縮減策に取り組んでおりますが,第3四半期までの1日当たりの入場者数及び売得金は,それぞれ対前年同期比で89.8%,95.6%と,引き続き大変厳しい状況にあります。現在,第3四半期決算については整理中でありますが,予算の範囲内での基金繰入により,単年度収支は確保できるものと考えております。今後の方向性についてでありますが,福山市営競馬検討委員会の答申における最も重要な事業継続の基準は「実質単年度収支の確保」であります。私は,これまで検討委員会の答申を最大限尊重する中で,「実質単年度収支の確保」という視点から,今年度の収支状況や新年度予算編成作業の状況などを踏まえ,事業運営全般について総合的に検討・検証を行って参りました。この間,競馬関係者の意向確認を含め広島県調騎会を窓口に進めて参りました賞典奨励費の削減について,大筋で協議が整ったことに加え,その他の経費縮減策や開催日程の調整などにより,「実質単年度収支の確保」を始めとする新年度の事業運営が可能であると判断いたしました。こうした状況から,新年度は事業継続することといたしました。しかしながら,このことは競馬事業を取り巻く経営環境が改善したことを意味するものではなく,賞典奨励費の削減による競馬関係者の痛みも含め,本市競馬事業はこれまでで最も厳しい局面にあります。新年度において「実質単年度収支の確保」が困難な状況となった場合には,検討委員会答申の本旨である「事業廃止」も決断せざるを得ないという覚悟をもって,主催者と競馬関係者が一丸となって事業運営を行って参りたいと考えております。皆様方の御理解を賜りたいと存じます。なお,これら新年度予算編成の具体については,次回定例市議会において御審議いただきたいと考えております。
次に,補正予算について御説明申し上げます。このたびは,一般会計ほか2会計の補正をお願いいたしております。
現下の厳しい経済・雇用情勢の中,国においては,昨年11月に景気回復を確かなものとする「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を盛り込んだ補正予算が成立いたしました。本市におきましても,こうした国の動きに呼応し,市民の皆様が安心して安全に暮らせ,地元の企業活動が安定し活性化するよう,補正予算を編成したところであります。今後,現在編成中の新年度予算と併せて切れ目のない経済対策を効果的に実施して参る考えであります。
まず,一般会計についてであります。国庫補助事業の追加等に伴うものや国の地域活性化交付金を活用した事業などについて必要な措置をいたしております。国庫補助事業の追加等に伴うものといたしましては,小中学校の屋内運動場の耐震改修工事や私立保育所の施設整備への補助などを実施することとしております。また,子宮頸がん予防ワクチンやヒブワクチン,小児用肺炎球菌ワクチンの3種類の予防接種につきましては,接種費用を公費助成することとし,医師会の協力を得る中で,今月21日から無料接種を始めることといたしております。地域活性化交付金を活用した事業といたしましては,きめ細かな交付金事業として,公共施設の環境整備のため,庁舎などの空調設備の改修や光寿園の設備整備,市立保育所・幼稚園の改修などを実施するとともに,福山地方卸売市場駐車場の上屋整備や市民生活に関わりの深い道路・水路の維持補修などにも取り組むこととしております。住民生活に光をそそぐ交付金事業としては,知の地域づくりを進めるため,福山市立大学の図書整備などを行うほか,ひきこもりがちな青少年の社会参画を促す青少年自立支援事業や,消費者対策などにも取り組むこととしております。このほか,下水道事業特別会計では鞆幹線下水道築造工事などを,工業用水道事業会計では箕沖町の配水管整備を,それぞれ行うことといたしております。
以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で19億7,844万3千円の追加,全会計での補正予算額は,21億5,844万3千円の追加となりました。なお,今回の補正予算の財源といたしましては,国・県からの補助金や地方交付税の追加交付だけでなく,緊急対応として予備費を活用するなど,可能な限り財源を確保して参る考えであります。
以上が今回提出いたしております予算案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に
若干の変更があることがあります。