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平成23年12月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月26日更新
 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2011年度(平成23年度)補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明を申し上げます。
 初めに,我が国の経済情勢についてであります。7月から9月期の実質国内総生産(GDP)は,速報値で前期比1.5%増,年率換算6.0%増と1年ぶりにプラス成長となり,日本経済が東日本大震災から立ち直りつつあることが示されました。しかしながら,欧州の政府債務危機などを背景とした海外経済の減速や歴史的な水準が続く円高,タイの洪水被害など,景気の下押し要因が増えております。特に,円高は,一企業で対応できる水準を超えており,このままでは我が国のものづくりの基盤が崩壊するのではないかと懸念いたしております。本市におきましても,円高やタイの洪水の影響により,市内企業の景況感は悪化してきており,先行きは非常に不透明な状況にあるものと受け止めております。国においては,第3次補正予算を速やかに実行に移されるとともに,円高や海外経済の動向を注視する中で,本格的な景気回復に向け全力をあげて取り組まれることを念願いたしております。
 こうした経済情勢の中,新年度の財政見通しでは,歳入につきましては,主要な一般財源である市税について,東日本大震災や歴史的な円高の影響などによる法人市民税の減少や評価替えによる固定資産税の減少などから,大幅な減少となる見込みであります。一方,歳出では,厳しい経済情勢や高齢化の進行などを背景に,生活保護費等の扶助費や介護保険特別会計等への繰出金などの社会保障関係費の増加が見込まれており,今後も,こうした傾向は続くものと予測いたしております。また,新年度においても,地方交付税の振り替わりである臨時財政対策債を発行せざるを得ない状況であり,市債残高が増加することを懸念いたしております。今後,人口減少や更なる少子化・高齢化に向かう中で,本市を取り巻く財政環境は一段と厳しさを増していくものと危機感を抱いております。
 こうした中,新年度から市制施行100周年に向け,第四次福山市総合計画後期基本計画がスタートいたします。厳しい財政環境の中,将来都市像の実現に向け,拠点性と求心力を備えた持続可能なまちづくりを進めていくためには,社会情勢の変化に的確に対応するとともに,財政規律を踏まえる中で,協働のまちづくりの更なる推進や地域産業の振興,次代を担う人づくりなど,本市が将来にわたって発展を遂げていくための施策を展開していかなければならないと考えております。そのため,昨年度から「再(Re)」の取組を進めているところであり,新年度から着手していくもの,中期的に着手していくものなど,全体像を明らかにして参りたいと考えております。今後とも,「持続可能なまちづくり」をキーワードに,市民の皆様とともに自主・自立のまちづくりを進めて参る考えであります。
 なお,このたびの大阪府知事と大阪市長のダブル選挙は,地方分権のあり方や広域自治体と基礎自治体の役割分担などについて,改めて考える契機となりました。基礎自治体は,安心・安全なまちづくりなど住民に身近な行政を担い,広域自治体は,広域的な施策の実施や基礎自治体を補完する役割があるものと受け止めております。本市といたしましても,基礎自治体としての役割と責任を果たしていかなければならないと考えております。
 鞆のまちづくりにつきましては,先月27日の住民協議会において,仲介者から,今後,鞆地区住民への住民説明会を開催した後,次回の協議会で最終的な取りまとめを行う旨が示されたとのことであります。ようやく一定の区切りを迎えつつあると受け止めておりますが,知事におかれましては,地元自治体の思いや地元の民意を十分忖度されて,早期に適切な判断を示されることを強く望むものであります。
 次に,福山駅周辺地区の中心市街地活性化についてであります。2011年度(平成23年度)の流動客調査によると,福山駅周辺につきましては,まなびの館ローズコムやアイネスフクヤマの完成などにより,人通りが増えている地点はあるものの,全体では減少傾向にあり,にぎわいのある都会的で魅力的な中心市街地となることが必要であると考えております。現在,中心市街地の活性化に向け,福山商工会議所や市立大学との産学官連携による検討委員会を立ち上げ,現状分析や地域特性の抽出などを行っているところであります。今後,各種団体や関係町内会,大学生など広く市民の皆様から意見を聴く懇談会も設置し,中心市街地の活性化に向けた基本方針を策定して参りたいと考えております。
 また,市民の皆様を始め,本市を訪れた人々が公共交通機関を利用しやすいよう,駅前広場の完成にあわせ,行き先や発車時刻などが分かるバス総合案内システムを整備することといたしております。運行状況がリアルタイムで確認できるバス接近表示システムにつきましても,今年度から導入していくことといたしており,生活バス交通の利用促進に積極的に取り組んで参る考えであります。
 次に,ばらのまちづくり推進事業についてであります。本市では,市制施行100周年に向け,市民の皆様との協働により,「100万本のばらのまち福山」の実現を目指し,鋭意取り組んでいるところであります。現在,市立大学や福山商工会議所,福山市商店街振興組合連合会などから選出された委員で構成する懇談会や市内の大学生を中心メンバーとするワーキング会議を設置し,想定されるルートを実際に歩くなど,福山駅からばら公園までばらを楽しみながら散策することができるシンボルロードについて検討いたしております。本市を訪れる人に「ばらのまち福山」がアピールでき,市民の皆様にも親しまれるシンボルロードとなるよう,取り組んで参りたいと考えております。
 次に,協働のまちづくりについてであります。本市では,現在,市制施行100周年に向け,更なる協働の取組を推進し,住民自治を確立するため,新たな行動計画を策定しているところであります。これまでの取組により,市民の皆様のまちづくりへの参加意識は確実に高まってきており,今後は,その意識を定着させていくことが大切であると考えております。本日から計画の素案について,パブリックコメントを実施いたしております。市民の皆様の御意見を伺う中で,年度内には策定する予定といたしております。今後とも,市民一人一人がまちづくりの主役として,いきいきと活躍できるまちづくりに向け,鋭意取り組んで参ります。
 次に,子ども議会についてであります。10月30日に第3回福山市子ども議会を開催いたしました。毎年,多くの児童生徒から応募があり,子どもたちの市政への関心が高まっているものと大変嬉しく思っております。今年の子ども議会では,東日本大震災を踏まえ,新たな防災ガイドブックづくりや地域の絆づくり,高齢者が安心して暮らせるまちづくりなど生活に身近な問題をテーマに子どもの視点での質問や提言が行われました。次代を担う子どもたちの姿に頼もしさを感じたところであります。実現可能な取組につきましては,市政へ反映して参りたいと考えております。
 次に,市立動物園についてであります。今年4月に猛獣舎と小動物舎が完成し,新たな魅力が加わりました。10月19日には4月からの入園者数が26万1,909人に達し,これまでの年間最多入園者数をも超え,現在も記録を更新し続けております。市立動物園は,備後地域で唯一の動物園であるとともに,動物の生態や命の大切さなどが学べる貴重な学習の場でもあります。今後とも,魅力ある動物園として,市内外から多くの方々に訪れていただけるよう,取り組んで参りたいと考えております。
 次に,備後圏域における広域連携についてであります。人口減少や少子化・高齢化の進行,地域経済の低迷など,地方自治体を取り巻く環境は厳しさを増しております。また,国の地域主権改革が進展する中,自治体が果たすべき役割も大きく変わろうとしております。こうした社会情勢の変化に的確に対応し,住民の皆様が安心して住み続けることができるよう,活力と魅力あふれる圏域づくりに取り組むため,県境を越えた6市2町からなる(仮称)備後圏域連携協議会を立ち上げることといたしました。第1回目の開催を今月21日の予定といたしております。今後,備後圏域の一体的発展が可能となるよう,連携して取り組んで参ります。
 次に,市民病院についてであります。井原市民病院が常勤医師の不足により,住民の医療ニーズに対し十分な対応ができていない状況にあることから,井原市から医療連携について依頼がありました。備後圏域における本市の担う役割を果たすため,井原市民病院へ,来月から月2回,医師を派遣し外来診療を支援することといたしました。広域で連携することにより,医療に対する安心・安全を確保して参りたいと考えております。また,患者サービスの向上を図るため,来月から希望者に対し院外処方を開始いたします。病棟の増床など増築工事につきましても,2013年度(平成25年度)の完成に向け,着実に取り組んでいるところであります。引き続き,医療ニーズに的確に応えることにより,地域の中核病院としての役割と責任を果たして参る考えであります。
 次に,今回の補正予算について御説明を申し上げます。このたびは,一般会計ほか6会計の補正をお願いいたしております。
 市民生活の安心・安全の実現に向け,国の3次補正に対応し,小学校3校,中学校2校の屋内運動場の耐震改修工事を前倒しして取り組むほか,下水道管渠の長寿命化や道路法面の防災対策なども行って参りたいと考えております。このほか,ふれあいプラザなどの設備整備等や市民生活にかかわりの深い道路・水路などの維持補修にも取り組むことといたしております。制度上補正を必要とするものとして,障害福祉サービス事業費や児童扶養手当等について,利用件数や対象者の増加などに対応するため,所要額を計上いたしております。財政調整基金につきましては,条例に基づき前年度決算剰余金の2分の1相当額を積み立てることといたしております。
 競馬事業特別会計では,売得金が当初予算を上回る見込みとなったことから,払戻金などに対応するため,所要の措置を講じるものであります。現行水準の発売収入を確保できれば,今年度については収支確保できるものと考えております。病院事業会計では,手術件数や患者数の増加などに対応するため,薬品費や診療材料費について所要額を計上いたしております。また,新たに立体駐車場を整備するため,地質調査を行って参りたいと考えております。
以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で30億5,900万5千円の追加となり,7会計の補正予算額は46億7,276万8千円の追加となりました。
 予算以外の議案といたしましては,条例案として,「福山市農業委員会の選挙による委員の定数、選挙区の設定及び選挙区において選挙すべき委員の定数に関する条例の一部改正について」など5件を,その他の議案及び諮問といたしましては,「山手橋床版工事(都市計画道路3・5・614号津之郷奈良津線)請負契約締結について」など7件を提出いたしております。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に
若干の変更があることがあります。