ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 担当部署で探す > 企画政策課 > 平成22年6月定例市議会市長説明要旨

平成22年6月定例市議会市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月2日更新
 本日は,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,我が国の経済情勢についてであります。1月から3月期の実質国内総生産(GDP)は,速報値で前期比年率5.0%増となり,日本経済は,一昨年の世界的な経済・金融危機後の急激な落ち込みを脱し,回復基調にあります。しかしながら,4月の完全失業率は5.1%と高い水準で推移しており,景気は依然として厳しい状況にあるものと受け止めております。また,ギリシャに端を発した欧州の経済不安が,世界経済に再び動揺を与えております。今月8日,新内閣が発足いたしました。新体制の下,国民の信頼に応える政権運営が行われるとともに,安定的な経済成長を実現し,景気回復を確実なものとする政策が早期に実施されることを念願するものであります。
 先月,核拡散防止条約(NPT)再検討会議は,「核兵器なき世界」実現を決意し,最終文書を全会一致で採択しました。福山からも参加しておられると仄聞しておりますが,折りしも,戦後65周年を迎える節目の年に,核兵器廃絶に向け,前進することができたことは非常に意義のあることであると考えております。本市におきましては,これまでも平和行政の推進に取り組んできたところであります。引き続き,世界の恒久平和や核兵器のない世界の実現に向けて,鋭意取り組んで参りたいと考えております。
 急速な少子高齢化や人口減少社会への移行,グローバル化への対応など,我が国の社会構造は大きな転換期にあり,まさに,先行きの見えない状況にあります。こうした予測困難な時代を乗り切っていくためには,社会情勢の変化に的確に対応していかなければならないと考えております。そのため,諸施策について原点に立ち返り,ゼロベースで再検討を行っているところであります。将来都市像の実現に向け,職員が一丸となり,知恵を出し合いながら,持続可能な自主自立のまちづくりを目指して取り組んで参る考えであります。
 こうした中,本市におきましては,シャープ株式会社が,新たに電子デバイス事業の技術力強化に向け,今年度中に福山工場内にセンタービルを建設されることとなりました。また,第二工場を再整備して,LED事業の拡大にも着手されるとのことであり,本市といたしましては,できる限りの協力・支援をして参りたいと考えております。JFEスチール株式会社西日本製鉄所におかれましても,福山地区の第3高炉について,来年中にも操業を再開されるとお聞きいたしておりますが,これらが実現すれば,地元経済の活性化に大いに寄与するものと期待いたしております。
 次に,鞆地区の再生と活性化についてであります。鞆に暮らす方々が,直面している道路問題や人口減少,高齢化などの課題解決に向けた取組は,待ったなしの状況にあります。私は,こうした様々な課題を抜本的・総合的に解決していくためのまちづくりを,スピード感をもって進めて参りたいと強く考えております。現在,県により,埋立架橋計画を巡り地元住民の協議の場が設けられ,話し合いが行われております。鞆のまちづくりにつきましては,27年という歴史的な経過や住民の皆様の切実な思いもあります。県知事の適切な判断が,できるだけ早い時期に示されることを切に願うものであります。
 大河ドラマ「龍馬伝」の影響もあり,坂本龍馬ゆかりの地として,多くの観光客の方々に鞆を訪れていただき,大変嬉しく思っております。10月には「21世紀の朝鮮通信使日韓トップ囲碁対局・鞆」の開催を予定いたしております。対潮楼などを舞台に行われる,両国共通の文化である囲碁を通じて交流を深めるとともに,いろは丸事件の舞台となった鞆の浦を全国に発信して参る考えであります。
 次に,温暖化対策事業についてであります。今年度も,6月1日から「エコでえ~ことキャンペーン」を開始いたしております。この取組も4年目を迎え,身近に取り組める環境活動として定着しつつあるものと受け止めております。また,「ふくやまエコファミリー」の取組も始まったところであります。家庭でのライフスタルを見直すきっかけとなるよう,積極的な参加をお願いいたします。こうした取組に加えて,4月から月に1回,職員によるエコ通勤も実施しているところであります。一つ一つの積み重ねが,成果に大きく結びつくものと考えております。市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
次に,地産地消の推進についてであります。学校給食につきましては,農家から学校への直接納入など,地場産農林水産物の積極的な使用に努めているところであります。さらに,今年度は米飯給食を週4日へ拡大するとともに,地場産物を使用した児童の考案による給食を実施するなど食育と連携した取組も進めております。7月1日の市制施行記念日には,地場産物を100%使用した学校給食を提供することといたしております。耕作放棄地再生活用モデル地区においても「地産地消モデル地区」を設定するなど,地産地消を全市的に推進して参りたいと考えております。
 次に,ばらのまちづくりについてであります。「100万本のばらのまち福山」の実現に向けて,今年度から,ばらのアクションプランに基づき,精力的に取り組んでいくことといたしております。先月26日には,市内各地域における「ばらづくりのリーダー」の養成を目的とした「福山ばら大学」を開講いたしました。受講生の皆様方には各地域での取組を,是非とも盛り上げていただきたいと考えております。また,現在,ばらのイメージキャラクターの選考も行っており,「ばらのまち福山」を更にアピールして参りたいと考えております。
 次に,ばら祭についてであります。43回目となる今回は,新たな福山名物として「福山ぶちうまグランプリ」の開催,恒例のローズパレードやローズウエディングなど,市内各所で多彩な催しが行われ,80万人という多くの人出でにぎわいました。好天にも恵まれ,色とりどりのばらの中で,それぞれに楽しい時間を過ごしていただけたものと考えております。また,福山ミステリー文学新人賞優秀作「少女たちの羅針盤」の映画出演者の発表では,主要キャストの登壇もあり,大いに盛り上がりを見せました。6月末からは,福山での撮影も開始される予定と伺っております。来年の公開が今から非常に楽しみであり,福山の知名度と魅力を高める絶好の機会になるものと期待いたしております。
 次に,(仮称)福山市立大学についてであります。3月に提出した大学設置認可申請につきましては,文部科学省の大学設置分科会による第1次審査意見の伝達を受け,現在,申請内容の説明・修正を行っているところであります。今後,8月の第2次審査意見への対応や実地調査などを経て,10月末には設置認可を受けられるものと考えております。また,認可後の学生募集に備えた広報活動として,入学者選抜要項の作成や広域での進学相談会への参加,大学説明会の開催など,情報提供に積極的に取り組んでいるほか,キャンパスの整備も進めているところであります。市民の皆様に親しまれ,魅力ある大学となるよう,来年4月の開学に向け,鋭意取り組んで参る考えであります。
 次に,福山駅周辺整備についてであります。駅前広場の地下送迎場につきましては,今年度末の完成,来年7月の供用開始を目指し,鋭意取り組んでいるところであります。駅前広場全体の完成は,地下送迎場の完成後概ね1年を要するものと考えております。現在,福山を訪れる多くの方々に「ばらのまち福山」を感じていただける駅前となるよう検討しているところであります。市街地再開発事業につきましては,東桜町地区について,計画通り来年の1月末には建物が完成し,再開発ビルのオープンは4月の予定と伺っております。広場南側の地下連絡通路と再開発ビルを接続し,駅前周辺の回遊性の更なる向上につなげて参りたいと考えております。伏見町地区については,準備組合において,今年度,新たに事業の推進役であるコーディネーターを決定し,新体制で事業化に向けて取り組むこととされており,引き続き,効果的な支援を行って参りたいと考えております。市制施行95周年を迎える来年度は,4月に(仮称)福山市立大学も開学する予定であり,50万都市にふさわしい都市機能の充実が図られる節目の年になるものと考えております。
 次に,家畜伝染病の口蹄疫についてであります。宮崎県で被害が広がっている口蹄疫の問題を受け,本市におきましては,感染を未然に防ぐため,県や福山市農協と連携して牛や豚などを飼育している農家や施設に対し,消毒用消石灰の配布や食肉センターにおける搬入車両への消毒などを実施いたしております。一日も早い終息を願うとともに,畜産農家の方々には,予防に努めていただきますよう,御協力をお願い申し上げます。
次に,市民病院の増床計画についてであります。市民病院では,急性期医療とがん診療を中心に高度で良質な医療の提供に努めているところであります。患者数や手術件数は年々増加傾向にあり,地域の中核病院としての役割を果たすため,県に対し106床の増床許可申請を行っているところであります。引き続き,市民の医療に対する安心・安全の確保を図るため,一層の機能の充実に努めて参る考えであります。
 次に,今回提出いたしております議案について御説明申し上げます。
 条例案として,「福山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」など6件,その他の議案として,「平成22・23年度都市計画道路3・5・614号津之郷奈良津線山手橋架替工事(芦田川山手橋下部工事)委託契約締結について」など7件を提出いたしております。
 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げます。