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平成27年6月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年6月15日更新

 本日は,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 
 初めに,社会経済情勢についてであります。1月から3月期の国内総生産(GDP)の実質成長率が企業の設備投資の増加などにより,年率換算で3.9%増となりました。日本経済は企業収益の改善に支えられる中で,回復基調にあるものと受け止めております。しかしながら,景気のけん引役として期待される個人消費は低迷が続いており,懸念されるところであります。こうした中,国においては,地方創生の一環として,交付金による消費喚起などの取組を促進しており,全国各地でお得な商品券・旅行券などが発行されております。本市におきましても,8月に20%のプレミアムが付いた「福の山プレミアム商品券」を販売する予定であり,来月から予約販売の受付を開始いたします。景気回復が実感しにくい中,個人消費を喚起し,地域経済の活性化につなげて参る考えであります。

 次に,都市ブランド戦略の推進についてであります。今月5日,第1回福山ブランドとして,5つの認定品と6つのまちづくり活動を決定いたしました。くわい・鯛など地域の特産品を使ったものや全国に誇れる地域活動など,認定されたブランドは,どれも福山らしさが感じられ,多くの人の共感・支持が得られるとともに,定住促進や市外からの人を呼び込む魅力にもなるものと考えております。今後,首都圏等の展示会への出品や各種パンフレットなどの作成を通じて,認定品等の販路拡大・知名度向上に向け,積極的に支援して参ります。また,こうしたブランド戦略の推進により,地方の魅力を高め,市民の皆様のふるさと福山への愛着と誇りを深める中で,創造性あふれるまちづくりを進めて参りたいと考えております。
 なお,認定品は,ばらのまち福山応援寄附金の記念品へ追加し,市内外に向けて積極的にPRして参ります。
 次に,市制施行100周年記念事業についてであります。本市出身の本格ミステリー作家島田荘司さんが,初めてここ福山を舞台に書き下ろされた「星籠の海 探偵ミタライの事件簿」が市制施行100周年を記念して映画化されます。撮影は,これまで数々の映画やドラマの舞台となっている鞆の浦を始め,市内各地で行われ,100周年を飾るにふさわしいスケールの大きい作品として,福山の魅力を全国に発信できるものと大いに期待いたしております。
 また,本市の次代を担う子どもたちの夢を応援する「夢・未来プロジェクト」も動き出しました。今月末まで,市内の中学生を対象に実現したい夢を募集し,8月の最終選考を経て,応援する夢を決定する予定です。100周年が子どもたちの夢の実現に向けての架け橋となるとともに,子どもたちには,夢に向かって努力する大切さ,素晴らしさを実感していただきたいと考えております。
 次に,ばらのまちづくりについてであります。市制施行100周年記念事業であるローズロードの整備につきましては,福山駅を起点に,宮通り・久松通り・中央公園・ばら公園を結ぶルートで,今年度中の完成を目指し,現在,プランターの設置や案内表示等の検討を進めているところであります。訪れた人が,ばらのまちを実感し,多くの人が集い,ばらを楽しみながら散策していただけるよう整備して参ります。
 一つのことを深く掘り下げることで,新たな発見がある「深は新なり」という言葉がありますが,本市のばらのまちづくりは,正にこの言葉を体現しているものと考えております。戦後復興の希望をばらに託し,1本1本大切に育ててきた市民の輪が,ローズマインドをはぐくみ,そして,100万本のばらのまちづくりとして大きく広がっております。今では,約93万本のばらが家庭や地域,公共施設,企業等で栽培され,市内各所でばらに触れ合え,子どもの頃からばらに親しめる環境にあります。このような取組を通じて,戦後復興のシンボルである市の花「ばら」を,心豊かな暮らしを支え,人と人とのつながりを深める大切な市民の絆として未来へつないで参りたいと考えております。
 次に,協働のまちづくりの推進についてであります。来月,福山市松永はきもの資料館「あしあとスクエア」が,従来の履物等の展示に加え,松永地域の歴史・文化が学べるコーナーを設けるなど,展示内容を充実してリニューアルオープンいたします。地元9学区で構成するまちづくり推進委員会連絡協議会が運営主体となる,地域資源を住民自らが活用し,地域活性化に結びつける新しい協働の形であると受け止めております。各学区で策定している地域まちづくり計画を基本に,今後も地域の特色を生かした,地域主体のまちづくりの取組が全市的に広がるよう進めて参ります。
 次に,戦後70周年の取組についてであります。このたびの核拡散防止条約(NPT)再検討会議は,最終文書を採択できずに先月閉幕いたしました。被爆・福山空襲70周年の節目の年に,核兵器廃絶に向けた一歩を踏み出せず残念な思いがいたしております。平和の尊さや戦争の悲惨さを次世代に継承していくためには,戦争体験者の証言を語り継ぐことが喫緊の課題となっております。こうした中,本市では,今年度,新たにふくやまピース・ラボとして若い世代を対象とした平和研究事業に取り組むほか,原爆・福山空襲体験の伝承事業などを実施することといたしております。一つ一つは小さな取組ですが,着実に推進することで,戦争のない平和な社会の実現に向け,恒久平和を希求する人の輪を広げて参りたいと考えております。
 次に,学校教育の充実についてであります。地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき,今月2日,これまで以上に教育委員会との連携を深め,教育行政を推進することを目的に設置した福山市総合教育会議の初会合を開催いたしました。会議での協議を基に,既存の教育振興基本計画を本市の教育施策の大綱とすることを決定したところであります。
 また,本市では,このたび,ふるさと福山に愛着と誇りを持ち,変化の激しい社会をたくましく生きる子どもの育成を目的として,「福山市小中一貫教育と学校教育環境に関する基本方針」を策定いたしました。方針では,小中一貫教育の推進に向け,9年間を前期4年,中期3年,後期2年の3区分とし,特に中期に重点を置いた指導を行うことや,教育効果をより高めていくための学校規模など教育環境について,具体的な方向性を打ち出しております。今後は,本市の子どもたちの将来を見据える中で,市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら,方針に沿って学校の適正配置に取り組むなど,教育環境の向上に努めて参る考えであります。
 次に,生活困窮者の自立支援についてであります。経済的な面で生活に困っている方を対象に,ハローワークなど関係機関と連携しながらサポートを行う生活困窮者自立支援センター「すまいる・ねっと・ワーク福山」を4月に開設いたしました。全国的に生活保護率が増加している中,本市では,これまでの就労支援の取組などにより,過去3年連続で減少している状況であります。引き続き,自立支援センターが軸となって,こうした流れを更に加速させ,生活困窮者が一人でも多く自立し,貧困の連鎖を防止する取組となるよう支援して参ります。
 次に,広域行政の推進についてであります。近年,全国的に自然災害が多発する中,地域住民がより一層安心・安全に暮らせるよう,先月11日,備後圏域と中海・宍道湖・大山圏域との間で,災害時の相互応援に関する協定を締結いたしました。中国横断自動車道尾道松江線の全線開通により,今後,山陰地方とは,防災以外の取組も視野に,連携について研究して参りたいと考えております。
 連携中枢都市圏構想につきましては,今月3日,第一次産業の活性化に向け,行政や大学などで構成する6次産業化ネットワーク会議を立ち上げたところであります。今後,専門的な助言・評価を受ける中で,農林水産業における新たな付加価値の創出に取り組んで参ります。また,今月から地域経済の産業構造を明らかにする圏域版の産業連関表の作成にも着手いたします。更には,超高齢社会における地域包括ケアシステムの構築にも圏域で協力して取り組むことといたしております。産学金官民で連携して,こうした取組を一つ一つ着実に推進することで,圏域が一体となって発展する仕組みを確立し,効果的な経済政策の実施や安心して暮らせる地域社会を実現して参りたいと考えております。
 次に,上下水道事業についてであります。効率的・効果的な事業経営や顧客サービスの向上を目指し,本年度から実施している検針・収納業務等の包括的な民間委託や水道修繕業務の委託範囲の拡大につきましては,順調に業務が遂行されているところであります。こうした中,節水機器の普及や人口減少等を背景に,事業収益の増加が見込めないなど,今後も厳しい経営環境になると予測いたしております。老朽化した施設の更新や耐震化などへの対応も求められており,更なる経営改善が必要な状況であります。このため,将来の上下水道事業のあるべき姿を議論していただく経営審議会を8月に立ち上げる予定です。審議会での議論を踏まえる中で,経営基盤の強化に努めて参ります。

 次に,今回提出いたしております議案について御説明申し上げます。
 条例案として,「福山市国民健康保険条例の一部改正について」を1件,その他の議案として,「山陽本線大門・東福山間大門架道橋改築工事委託契約締結について」など4件を提出いたしております。
 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に
 若干の変更があることがあります。