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平成27年12月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月1日更新

 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2015年度(平成27年度)補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明を申し上げます。

 初めに,市制施行100周年に向けた取組についてであります。今月12日から「ルクシアタふくやま2015」を開催いたします。今年は,100周年に向け,99個のばらのオブジェを中央公園の水面に浮かべるとともに,来年の100個目のオブジェをローズコムのロビーに展示いたします。そのほか,灯りで演出する様々な催しも予定しており,冬の中心市街地の魅力創出と100周年に向け機運を高めて参りたいと考えております。そして,いよいよ100周年という大きな節目を迎える1月からは,「スタート100-福山とんど祭り-」や「第35回ふくやまマラソン」等の大きなイベントが続くなど,100周年記念事業が本市の新年のスタートを盛り上げます。
 とんど祭りにつきましては,来月17日に市営競馬場跡地で開催いたします。初代福山藩主水野勝成に由来する伝統行事であり,当日は100周年を記念し,とんどの展示・紹介に加え,火入れも行いますので,多くの方に御覧いただきたいと考えております。2月に開催する第35回ふくやまマラソンは,コースの一つに鞆の浦を設定するとともに,100周年の記念行事なども予定しており,市内外から多くの参加者が見込まれます。この機を捉えて,100周年を大いにPRして参ります。「福の山百選」につきましては,2,000件を超える多くの応募があり,市民の皆様の福山への愛着の高さを改めて感じたところであります。今後,公共施設等で市民投票を行い,3月下旬には100の福山の誇りを選定し,市民の皆様と共有する中で,大切に未来につないで参りたいと考えております。
 また,本格ミステリー作家島田荘司さんの原作で,100周年を記念して映画化された「星籠の海 探偵ミタライの事件簿」につきましては,来年6月に全国公開の予定であると伺っております。作品の舞台は福山であり,撮影も市内各所で行われたことから,映画を通して全国に「福山」を発信することができ,知名度向上等につながるものと大いに期待いたしております。こうした取組を通じて,全国の福山ゆかりの方々にも,100周年を共に喜び祝っていただきたいと考えております。
 次に,観光振興についてであります。ジャパン・フィルムコミッションの第1回JFCアワードにおいて,ふくやまフィルムコミッションがテレビドラマ「流星ワゴン」で優秀賞を受賞いたしました。この賞は,映像作品を活用して地域活性化に貢献した優れた取組に贈られるもので,地域住民の皆様と行政が協力して行ったおもてなしの成果であり,ドラマ放送終了後,本市が再び注目される機会にもなるため,大変嬉しく思っております。こうした取組は,地方ロケのモデルになるものと考えており,引き続き,積極的に映画やドラマのロケを誘致するとともに,その成果を観光振興にもつなげて参ります。
 次に,子育て支援環境の充実についてであります。子どもを生み育てやすい社会の実現に向け,10月に大学や民間企業,NPO団体等に所属する女性で構成した「ふくやま女性テラス」を立ち上げ,女性ならではの視点で活発な意見交換を行っていただいております。こうした中,本市では,現在,来年4月の稼働を目指し,この女性テラスの意見なども参考にしながら,スマートフォンにも対応した新たな子育て情報サービスを検討しているところであります。子どもの年齢などに応じて,イベントや公園など遊べるスポット,保育所,幼稚園,予防接種等の情報が入手でき,便利で利用しやすいものとなる予定です。子育て家庭を中心に育児などに役立てていただきたいと考えております。
 次に,地域福祉の充実についてであります。国の推計では,2025年(平成37年)には認知症高齢者が約700万人,高齢者の約5人に1人となることが予測され,適切な治療等が受けられる支援体制の構築が全国的な課題となっております。こうした中,本市では,医師,看護師,介護福祉士等の専門職で支援チームを組み,早期診断・早期対応に努めるとともに,認知症地域支援推進員の配置や認知症カフェの開設など,地域で支援する仕組みづくりも進めております。
 また,判断能力が十分でない認知症や障がいのある人を支援する市民後見人の養成講座も実施いたしております。このたび,講座修了者の中から1人,家庭裁判所から後見人に選任されました。親族や専門職以外では県内で初めてのことであり,成果が表れつつあるものと受け止めております。今後,備後圏域を対象に金融機関と連携した高齢者等の見守りサービスなども実施する予定であり,地域での支え合いは着実に広がりを見せております。引き続き,行政や医療機関,民間企業等の多様な主体が連携して,だれもが住み慣れた地域で自分らしく暮らせるまちづくりを進めて参る考えであります。
 次に,安心・安全なまちづくりについてであります。このたび,緊急時における高い安全性と信頼性を確保するため,消防救急デジタル無線設備を整備いたしました。現在,来年4月の本稼働に向け試験運用を行っております。また,消防団へも携帯用無線機等を配備し,災害時の情報共有や連携強化にも取り組んでいるところであります。
 市民病院につきましては,中国四国地方では2台目となる最高水準の性能を持つ次世代型放射線治療装置を導入し,先月から治療を開始いたしました。新人医師の臨床研修内定者も10人の定員に対し,全てを確保することができるなど,より高度で良質な医療が提供できるものと考えております。こうした取組を通じて,市民の皆様が安心して安全に暮らせるまちづくりを進めて参ります。
 次に,マイナンバー制度についてであります。10月からマイナンバーを記した通知カードの配達が始まっており,来月からは,希望者に対し,個人番号カードの交付を行います。こうした中,全国の消費生活センターには,マイナンバーに便乗した不審な電話などの相談や通報が多く寄せられております。本市におきましては,コールセンターを設置し,適切に対応しており,引き続き,制度の周知・啓発を行い,市民の皆様が安心して利用できる環境を整えて参ります。
 次に,地方創生についてであります。大都市圏等への若者の流出など,今,人口減少は地方共通の課題であります。こうした中,本市では,人口減少社会の到来や成熟社会への移行を見据え,「ものの豊かさ」から「心の豊かさ」を追求する新たな行政運営方針を打ち出し,この実現に向け,連携中枢都市圏構想などを推進しているところであります。10月末には,まち・ひと・しごと創生法に基づき,若者の地元定着の促進などに取り組む地方版の総合戦略も策定いたしました。今後,新たなまちづくりの指針である第五次福山市総合計画の策定作業が本格化しますが,これらの計画等と整合性を図りながら,議会の御意見を伺う中で,鋭意取り組んで参る考えであります。
 次に,我が国の社会経済情勢についてであります。景気は2四半期連続でマイナス成長と足踏み状態が続いており,地域経済を取り巻く環境も厳しいものと受け止めております。景気の下支えが求められる中,国においては,今後,経済再生を掲げ,一億総活躍社会の実現に向けた対策などを盛り込んだ補正予算案を年内にまとめる予定であると伺っております。景気回復策が地方にも波及するよう,着実な対策の実施に努めていただきたいと考えております。
 こうした中,本市の新年度の財政見通しは,中国経済の動向など不透明な要因はあるものの,歳入では,個人所得の増加による市税の増加や地方交付税の増加が見込まれ,一般財源の総額は今年度を若干上回る見通しであります。一方,歳出は,人件費などは減少するものの,扶助費や介護,後期高齢者医療などの保険会計への繰出金など,社会保障関係費が引き続き増加することから,全体では7億円程度の財源不足が見込まれる厳しい財政環境となると受け止めております。人口減少や少子化・高齢化も進行する中,現在,小中一貫教育や公共施設サービスの再構築,連携中枢都市圏構想の推進など,新たな時代のニーズに対応した取組を着実に進めております。引き続き,知恵を絞り,創意工夫を凝らす中で,人口減少を抑制しつつ「心の豊かさを実感できるまち」の実現に向け,取り組んで参りたいと考えております。

 次に,今回の補正予算についてご説明を申し上げます。このたびは,一般会計ほか4会計の補正をお願いいたしております。
 まず,一般会計では,企業収益の回復などを受け,法人市民税が予定を上回る見込みとなったことから,この財源を活用し,当面の課題であります公共施設の外壁改修等の長寿命化対策や,道路,水路などの維持補修,小中学校のトイレの洋式化など,公共事業を追加することといたしております。その他,篤志家からの寄附を受け,新たな修学支援制度の創設に向け,青少年修学応援基金への積み立てを行うほか,増加する障害福祉サービス事業への対応や,未給水地における飲料水供給事業費の助成,今後の財政運営の財源確保として財政調整基金への積み立てを行って参ります。また,公の施設の指定管理料にかかる債務負担行為として,中央斎場や動物園など,全体で11件を計上しております。
 また,国民健康保険特別会計では,国庫負担金等の精算による返還金などについて所要の措置を講じております。病院事業会計では,薬品費の増などに係る経費を計上するとともに,下水道事業会計では,産業廃棄物の大量保管事案に対する訴訟費用などについて所要の措置を講じております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で43億8,703万円の追加となり,5会計の補正予算額は,51億7,828万7千円の追加となりました。

 予算以外の議案といたしましては,「福山市支所設置条例及び福山市市民交流センター条例の一部改正について」など10件を,その他の議案といたしましては,「福山市深津住宅3号棟(27・高耐)建設工事請負契約締結について」など21件を提出いたしております。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。 
 
 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。