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平成28年12月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月1日更新

 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2016年度(平成28年度)補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明を申し上げます。

 初めに,知事とのトップ会談についてであります。先月25日にふくやま美術館において,福山駅前の再生や鞆のまちづくりなど5項目について協議いたしました。特に,福山駅前の再生につきましては,来年度中の(仮称)福山駅前再生ビジョン策定に向け,年内に県と市で協議の場を設け,連携して取り組む方向で一致するなど,前向きな議論ができました。また,鞆のまちづくりにつきましては,知事から山側トンネル案を含めた県の方針について,住民の皆様に御説明する場をできるだけ早期に持たせていただきたいとの話がありました。道路や防災など当面の県事業の着実な進捗を図る中で,然るべき時期には,県の方針を住民の皆様へ改めて説明し,協議を再開していただけるよう,場の設定など地元調整を行っていく考えであります。
 備後地域の中核都市である本市の発展は,県政の発展には欠かせないとの共通認識の下,今後も定期的に会談の機会を設けることで合意いたしました。県との連携を強化する中で,活力と魅力に満ちたまちづくりを進めて参ります。

 さて,私は,就任以来,現場主義の考え方に立ち,市民の皆様との対話を大切にした市政運営に取り組んで参りました。先月から車座トークを開始しましたが,市民の皆様からは防災や教育などに関する地域課題を始め,まちづくり全般に係る意見が出されました。今月は,3学区で開催いたします。引き続き,できるだけ早期に多くの地域で開催し,市民の皆様のまちづくりへの思いなどをしっかりと汲み取り,市民に身近な市政を実現して参ります。
 産業版の現場主義ともいえる「ものづくり福の耳プロジェクト」も先月から開始いたしました。市の職員が市内のものづくり企業全社を訪問するものですが,これまでに100社以上を訪問し,人材確保など企業が抱える課題や支援ニーズの把握に努めているところであります。企業から,市の職員が直接現場へ伺うことへの評価をいただくなど,一定の手応えを感じているところであります。今後とも,企業等の現場の実態を肌で感じ,活躍している方々の考え,思いを実際に見聞きする中で,効果的な産業振興策の立案に生かして参ります。
 次に,市制施行100周年の取組についてであります。今月10日から,灯りの祭典「ルクシアタふくやま」を開催いたします。このたびは,100周年記念として,ばらをイメージし,ローズピンクを基調とする華麗なイルミネーションで中央公園の樹木を飾ります。灯りをテーマとした様々な催しも実施いたしますので,市内外から多くの方に御来場いただきたいと考えております。
 また,来年3月には,本市のばらや,ものづくりの素材力・技術力を全国に発信するため,ばらをモチーフとしたトートバックを展示・販売するイベント「ROSES.CharityArt展覧会」を開催いたします。現在,国内外で活躍中の100人のクリエーターが100種類のトートバックを製作いたしております。トートバックは,多くの市内業者の協力の下,福山が全国に誇るデニム素材やビーズ,縫製技術,刺繍技術などによって作られ,いずれも世界で一つだけの作品となります。この取組を全国誌やWEBサイトなどで積極的に情報発信し,本市の都市ブランド力の向上に努めて参ります。
 私は,本市の魅力を国内外のより多くの人々に伝えるためには,戦略的な情報発信が欠かせないと考えております。本市には,鞆の浦や明王院,福山城,廉塾など全国に誇る歴史・文化資源を始め,備後表や福山琴に代表される伝統産業,日本一の生産量を誇るデニム素材等のオンリーワン・ナンバーワン企業の集積など,優れた地域資源が数多くあります。しかしながら,「その魅力が十分に届いていない」,「地域資源と福山が結びつかない」などの課題があります。魅力的な資源があっても,多くの人に届けることができなければ,その効果は限定的なものとなってしまいます。このため,早急に外部の有識者や専門家を交えた(仮称)情報発信戦略会議を立ち上げ,情報の魅せ方や最適な媒体の選択など戦略的な情報発信の在り方について検討を進めて参る考えであります。
 また,年度内には,100人委員会も立ち上げる予定であります。100人委員会は,基本構想で掲げる将来都市像を具現化するため,市民の皆様が望む,夢と希望あふれる福山の未来図を描き,その実現に向けて協働する場にして参りたいと考えております。そのため,市民の皆様や住民参加型まちづくりの専門家とともに,自由闊達な議論ができるよう,現在,立ち上げに向けた準備を行っているところであります。来年早々には市民を対象とした委員の公募を行うとともに,専門家の選定も進めて参りたいと考えております。これまでの協働のまちづくりを更に深め,市民の皆様のふるさと福山への誇りと愛着を高めることができるよう取り組んで参ります。
 次に,Fuku-Bizの取組についてであります。今月6日,備後圏域の中小企業などの産業支援拠点として,エフピコRiM内にオープンいたします。企業の販売戦略,新商品開発への助言や起業を志す方への支援などを通じて,地域経済の発展に欠かせない中小企業の活力向上等につなげて参りたいと考えております。Fuku-Bizは,全国から注目されている富士市の産業支援拠点施設の手法を取り入れたものであり,中国・四国地方初の取組であります。また,連携中枢都市圏構想に基づく,広域での取組としては全国初となります。広域連携による新たな産業振興のモデルとして,ここ備後圏域から全国へ積極的に発信して参ります。

 次に,本市の新年度の財政見通しについてであります。歳入では,個人所得や家屋の新増築の増加による市税の増加が見込まれるものの,税収の増加に伴い地方交付税が減少することなどから,全体では,一般財源は今年度並みとなる見通しであります。一方,歳出は,退職手当などの人件費や公債費が減少するものの,扶助費や介護,後期高齢者医療等の保険会計への繰出金など,社会保障関係費が引き続き増加するほか,総合体育館建設に向けた整備など投資的経費も増加するものと見込んでおります。新年度においては,人口減少社会の到来が現実味を帯びる中,引き続き,市民の皆様とともに知恵を出し合いながら,活力と魅力に満ちた輝く都市の実現を目指し,「中心市街地の活性化と都市の魅力向上」や「希望の子育てと安心の医療・福祉」など「5つの挑戦」に掲げる施策を力強く推進して参る考えであります。

 最後に,今回の補正予算について御説明を申し上げます。このたびは,国の2次補正予算分として,一億総活躍社会の実現に向けた「未来への投資を実現する経済対策」に対応する臨時福祉給付金や,保育の受け皿として保育所や認定こども園の施設整備などに取り組んで参ります。また,国の2次補正関連以外では,本年6月の大雨災害を受け,急傾斜地崩壊対策事業や老朽ため池の改修事業を加速化させるとともに,国・県等との連携による瀬戸川流域の浸水対策として,流域の浸水状況の調査や第一佐波排水機場のポンプ設備を更新いたします。このほか,地方創生推進交付金を活用した女性の活躍促進に係る拠点整備や,今後の教育環境の整備・充実に向け,県の「未来の地域づくり応援交付金」を活用した教育環境整備基金への積み立てなどを行うことといたしております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で51億4,761万5千円の追加となりました。

 予算以外の議案といたしましては,「福山市職員退職手当支給条例の一部改正について」など7件を,その他の議案といたしましては,「(仮称)福山市立大学附属こども園新築工事請負契約締結について」など5件を提出いたしております。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。