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修了式

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年8月6日更新

第48期 修了式

亥の 大群迫り 譲る戌    老大学長  高橋 和男

1年で弱る心境

去年,6回目の年男だった私は,老大ニュース(修了式特集号)に,「風に立つライオン」(さだまさし)に思いを馳せ,「風に向かって立つ老犬でありたい」と 

書いた。

しかし,今年の元旦は,「団塊世代」筆頭の亥生まれに年男・年女の座を明け渡し,「亥の大群迫り 譲

る戌」との心境に。賀状にも「後,どのくらい元気で過ごせるか,なお何が為せるかを自問する年初め」

と記した。

1年で体力の減少

私の健康法「千メートルを週4回泳ぐ」は,「五百メートルを週2回,」に落ちた。「弱る心境」の裏に

あるのは,「体力の減少」。「加齢」とは,「老い」を誤魔化す言い換えだと悟る。

老大生は,「元気な高齢者」の代表だが,その裏で,「体調不良による欠席・入院による長欠」は多い。

妻の賀状には,「昨日は私が鍵を,今日は主人がスマホを探す」と。老大事務室の電話は「朝は欠席連絡,夕は忘れ物問合せ」が目立つ。

分かり合う高齢者

10年前の私は,「今の自分」を想像できなかった。「老いるとはこんなものかと老いて知る」だ。

だが,同世代は,生きてきた時代と経験を共有し,互いの体力や心境が分かり合える。老人大学の良

さは,「同世代が分かり合いながら学べる」ことだ。「明日の自分」を多く見聞きできることだ。

「老人・高齢者・シニア」のいずれの用語を使おうと,「年を重ねた者の状況に大差はない」と自覚し,

「健康と安全が1番」に取り組むことが肝要だと思うのだが。

第47期 修了式

風に向かって立つ老犬でありたい       

 老大学長  高橋 和男

若き日々を振り返る

私は,戌年生れで,今年6回目の年男。「児童会長を務めた両親の愛犬・やっと

仕事に有り付いた野良犬・仕事を漁りまわる猟犬・館の庭掃除する番犬・旋風に立

ち向かう闘犬」と歩んできた。紆余曲折・波瀾万丈というべき半生だった。

年老いた犬となった

今,老大学長6年目を終えようとしている。多彩で優秀な職員・自覚的な学生会役員・意欲ある老大

生に支えられ,お陰で遣り甲斐のある日々を過ごさせてもらっている。しかし,古希を境に少し体力が

落ち,年老いた犬となった。

学ぶべき闘志と行動

30年前,青年海外協力隊でアフリカに出向いた医師の志を歌った「風に立つライオン」(さだ まさし)

は,「空を切り裂いて落下する滝のように僕はよどみない生命を生きたい 風に向かって立つライオンで

ありたい」と叫んでいる。

非力を補う気構えを

ひ弱な身体と浅薄な知力の私が,多くの修羅場を潜り抜け得たのは,闘争心と行動力のお陰だ。「弱さ

は強さで補う」が私の人生訓。この世に生ある限りよどみない生命を生きたい。ライオンは無理だが,

「風に向かって立つ老犬でありたい」と自分に言い聞かせる日々である。