鐘櫓【福山市重要文化財】
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年1月1日更新
福山市重要文化財指定の、2階建ての福山城の鐘櫓。
当時は鐘を吊り、太鼓を懸け、時の鐘と半時(1時間)の太鼓をうっていたといわれており、
時を告げる以外にも緊急時に武士を招集する役割などもあった。
鐘は儒学者山室如斎、菅茶山の銘を刻んだものもあったが、現在は無銘である。
明治時代以降たびたび補修を繰り返していたが原形を留めないほど荒廃が激しかったため、
昭和54年(1979年)板葺きで修復。現在は鐘のみではあるが今でも1日に4回、時の鐘をついている。