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熊野貯水池耐震診断結果の評価及び浸水想定区域図について
熊野貯水池耐震診断結果の評価及び浸水想定区域図について
熊野貯水池耐震診断結果の評価及び浸水想定区域図について
福山市上下水道局が水源として所管する熊野貯水池について,安全性を検証するため耐震診断を行いました。
1 熊野貯水池の概要と耐震診断結果の評価
(1)熊野貯水池の概要
・場 所:広島県福山市熊野町下論田
・形 式:アースダム
・竣 工:1925年度(大正14年度)
・目 的:水道用水として利用(一部農業用水も利用)
(2)耐震診断による健全度評価
耐震診断による健全度評価は,「健全度がやや低い」という結果でした。
※健全度は「健全度が高い」「健全度がやや低い」「健全度が低い」の3段階で評価しています。
◆健全度が高い
震度5強程度の地震に対しては,一定の安定性があるということですが,万が一の場合には避難が必要になることを念頭に避難情報に注意してください。
◆健全度がやや低い
震度5強程度の地震が発生した場合には,影響(ひび割れ,一部崩落等)を受けないとは言えませんので,いつで も避難できるよう準備をしてください。
◆健全度が低い
震度5強程度の地震が発生した場合に,何らかの影響(ひび割れ,一部崩落等)を受ける可能性があるということであり,必ず壊れるというものではありません。大規模な地震が発生した場合には,避難行動を起こすよう心がけてください。
2 浸水想定区域図の概要と目的
大地震などにより,万が一貯水池が決壊した場合に想定される下流への影響範囲などを示した,「浸水想定区域図」の作成を行いました。
この「浸水想定区域図」は,土地利用などを制限するものではなく,市民のみなさまに防災意識を高めていただき,緊急時の避難行動に繋げてもらえるように作成したものです。
なお,「浸水想定区域図」は貯水池が満水状態の時に大地震を受け,堤防が瞬時に決壊するという最も厳しい条件でシミュレーションを行っており,浸水が想定される最大の範囲を示しています。
実際には,貯水池の水位,決壊の過程,土地の利用状況により,浸水する区域に差異があります。