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2020年度(令和2年度)ふくやま環境大学の第2回講座を開催しました!
2020年度(令和2年度)ふくやま環境大学第2回講座 「食べる営みから考える地球環境問題~食品ロス削減を考える~」
広島県立ふくやま産業交流館(ビッグローズ)において,ふくやま環境大学第2回講座を開催しました。
第1回に引き続き,株式会社ハローズ本社の商品管理室長 太田光一様より講義をいただきました。
1時限目は,「食品ロスが出ない買い物の仕方」について,賞味期限・消費期限の正しい知識や,スーパーでの割引販売のタイミング,賢い商品選びのアドバイスをいただきました。そして,家庭でできる食品ロスの減らし方について,冷蔵保存のコツや,鮮度の落ちた食品の復活法など,どれも家庭で実践したくなる内容が盛りだくさんでした。
少し紹介いたしますと・・・
〇買い物の心得3ヵ条について
- 余分なものは買わない(メニューなど買うものを決めて買い物に行くこと)
- 食べきれる量を買う(安いからと買いすぎると食べきれない)
- 長期保存のまとめ買いに注意(長持ちするからと買っても忘れてしまう)
〇冷蔵庫の整理と管理について
・一定の日を決めて「冷蔵庫内一掃の日」を作り,冷蔵庫の整理や管理をする。
・冷蔵庫内は,ジャンルごとに収納し,食品の在庫状況が一目でわかりやすくする。
・野菜は畑で生えていたように立てて保存すると持ちがよい。
〇食品ロスを減らす取組について
・野菜の皮・茎・葉は捨てないで,工夫して食材として取り入れる。
・残ったおかずは,卵焼きやチーズ巻きなどにプラスして作り直すと豊かなおかずになる。
・残った煮汁は,チャーハンなどに活用するとさらにおいしくなる。
2時限目は,ハローズ御幸店のご協力をいただき,太田様と一緒に店内を見学しました。
いつもの消費者としてではない面持ちで歩く店内では,割引商品はなぜ割引となっているのかを考えたりできました。また,ハローズ独自の商品配列の工夫を感じることができました。太田様のおかげで,特別にバックヤードを見学させていただき,大変貴重な体験となりました。事業所が考える食品ロス削減の方法に触れて,一消費者としてしっかり考えながら食品ロスを減らすための行動がとれるような知恵をいただきました。