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2020年度(令和2年度)ふくやま環境大学の第3回講座を開催しました!
2020年度(令和2年度)ふくやま環境大学第3回講座 「食べる営みから考える地球環境問題~食品ロス削減を考える~」
ふくやま環境大学第3回講座を開催しました。
講師として,呉市から環境カウンセラーの青山範子様をお迎えして,ご講義いただきました。
1時限目,~食品ロス削減を考える~と題してはじまり,日本の食品ロスは年間612万トン(2017年度)で,1人あたり毎日おむすび1個の量が廃棄されている現状や,家庭ごみの約1/4が食品ごみで,その2割が食品ロス(まだ食べられるのに手つかずで捨てられた食品)であることや,これらの食品ごみを廃棄処理するためのコストが,年間2兆円(全国)かかっている現状が分かりました。
本当にもったいない話です。
国は,2001年に「食品リサイクル法」の法律を制定し,主に企業が努力する法律でした。そして,2019年に「食品ロス削減推進法」の法律が制定されました。この法律は,市民の活発な活動により食品ロスの削減を推進するよう求められている,私たちみんなの日々の努力が必要になってくるものだと分かりました。
いつやるか,今でしょ!「買いすぎ」「作りすぎ」「注文しすぎ」をやめて,食べ残しを減らし,フードバンク活動・エコクッキング・フードドライブ・フードサルベージパーティー・フードシェア・3010運動,どこからでも自分ができるところからやっていきましょう。一人から身近な人に声をかけて,そして地域や行政を巻き込んで繋がっていく事が大切だと教えていただきました。
2時限目は,5班に分かれて食品ロス削減につながる活動のテーマを決めるワークショップです。今,私たちにできる活動を考え,中身を掘り下げて話し合いながら,まとめて発表しました。
話し合う中で受講生同志が,地域とつながるいろんな立場や,いろんな考えを知り,折り合って繋がって活動していく事の大切さをさらに勉強しました。
ふくやま環境大学修了式の様子
今回で最終回となった,ふくやま環境大学は,やる気のある受講生達とやる気にしてくれた講師の方々のおかげで充実し,今後の福山市が市民の活動等で未来に向けて,より良い方向ヘ進むことを願っています。ありがとうございました。