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特集2「防災を考える」

11/25の全市一斉防災訓練を機に
「平成30年7月豪雨」では本市にも甚大な被害が出るなど、今年は全国的にも災害が多い1年となりました。現在、国や県、地域の皆さんと防災について話し合いを重ねる中で、防災に関する知識や日頃の備えの重要性が指摘されています。今回は災害への備えとともに、防災に取り組む地域のリーダーの声を紹介します。

突然やってくる災害への備えとして今すぐできる対策や準備があります。 災害時の行動や情報入手の方法など5つのポイントを紹介します。
1 災害時の行動を確認しよう
避難に関する3つの情報
災害レベルに応じ、市がテレビ・ラジオ・携帯電話(スマートフォン)などを使って情報を発信します。
避難準備・自主避難の目安に !
避難準備・高齢者等避難開始
避難行動に時間を要する人が避難行動を開始しなければならない段階です
これが出たら避難を開始!
避難勧告
通常の避難行動ができる人が避難行動を開始しなければならない段階です
危険です!今すぐ避難完了を!!
避難指示(緊急)
人的被害の発生する危険性が非常に高い、または発生した状況です。ただちに避難を完了するなど、身を守る最大限の行動をしなければならない段階です
避難にまつわるワードをチェック
避難場所
切迫した災害の危険から命を守るため、緊急的に避難する場所
※災害種類(土砂・洪水・地震・津波)ごとに指定。避難するときは飲料水などを各自持参しましょう
避難勧告などの発令時は、指定避難場所の中から必要な施設を開設し、緊急速報メールやテレビ・ラジオなどで知らせます。避難のときは開設状況を確認してください(全ての避難場所が開設されるわけではありません)。
避難所
災害により住宅を失った人が一定期間避難生活をする場所
水平避難
安全な場所に移動する避難方法(立ち退き避難)
垂直避難
家の2階など、できるだけ高い場所や山と反対側の部屋にとどまる避難方法
危険が切迫している場合は家の中の安全な場所にとどまることも1つの避難方法です。周囲の状況に応じて避難方法を考えましょう。
避難場所
切迫した災害の危険から命を守るため、緊急的に避難する場所
※災害種類(土砂・洪水・地震・津波)ごとに指定。避難するときは飲料水などを各自持参しましょう
避難勧告などの発令時は、指定避難場所の中から必要な施設を開設し、緊急速報メールやテレビ・ラジオなどで知らせます。避難のときは開設状況を確認してください(全ての避難場所が開設されるわけではありません)。
避難所
災害により住宅を失った人が一定期間避難生活をする場所
水平避難
安全な場所に移動する避難方法(立ち退き避難)
垂直避難
家の2階など、できるだけ高い場所や山と反対側の部屋にとどまる避難方法
危険が切迫している場合は家の中の安全な場所にとどまることも1つの避難方法です。周囲の状況に応じて避難方法を考えましょう。
2 身近な人と防災の話をしよう
役割分担
- 日常の防災対策と災害発生時の役割分担を決めておく
- 高齢者や乳幼児、妊婦などがいる家庭では支援する人を決める
連絡方法の確認
- 家族が離れ離れになったときの安否確認方法や集合場所を決めておく
- 災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板サービスの使い方を確認
避難経路の確認
- ハザードマップで地域の危険な場所や安全な避難場所を確認。経路は複数決めておく
- 家族で避難経路を下見する
3 情報の入手方法を確認しよう
福山市メール配信サービス
本市から防災情報や安心・安全情報、その他の生活に関する情報を配信するサービスです。
登録はこちらから
広島県防災情報メール通知サービス
県から大雨などの気象情報や土砂災害発生の危険性などの情報を配信するサービスです。指定した市町の災害情報が通知されます。
登録はこちらから
緊急速報メール
国や地方公共団体が災害・避難情報などを特定のエリア内の携帯電話などに一斉に配信するものです。受信できる設定になっているか確認しましょう。
確認方法はこちらに掲載しています。
福山市防災ガイドブック
防災に関するガイドブックを今年3月、市内全戸に配布しています。災害時の備えや対策、避難場所・避難所のリスト、災害種類別ハザードマップなど、いざというときに役立つ情報を掲載しています。

いつでも取り出せる場所に保管!
避難場所情報は防災アプリを活用
近くの避難場所までの経路を検索できる防災情報アプリ「全国避難所ガイド」が利用できます。避難情報や気象情報を通知します。
アプリダウンロードは次から
4 防災グッズや食料のストックを用意しよう
非常持ち出し品の準備
飲料水や食料品・衣料品・貴重品・ラジオ・懐中電灯など、非常持ち出し品は家族構成を考えて必要な分だけ用意し、避難時にすぐ取り出せるようにしましょう。
携帯電話・スマートフォンの予備 バッテリー・充電器をあらかじめ用 意しておきましょう

非常備蓄品の準備
電気・水道・ガスなどライフラインが復旧するまでの生活を支えるために、飲料水や食料品などの非常備蓄品を用意しましょう。備蓄した食品を定期的に食べ、食べた分を買い足すローリングストック法がおすすめです。
・1日に必要なストックの目安(1人分)
水約2ℓ+食料3食
※現在は1週間以上の家庭備蓄が望ましいとされています
5 自主防災組織の活動に参加しよう
災害発生時、一人でできることに限りはありますが、地域で協力すれば大きな力になります。日頃からの地域活動や自主防災組織などへの参加が、自分の家族や家を守ることにつながります。
自主防災組織の役割
- 災害時の活動
- 情報収集・伝達
- 初期消火活動
- 避難誘導
- 救出・救助
- 避難所の運営協力
- 避難者の人数や安否の確認
- 要配慮者への避難支援
- 平常時の活動
- 防災知識の普及・啓発
- 防災訓練の実施
- 地域内の防災環境の確認
- 防災用資器材の整備点検
防災意識を高める学び合いの場を
福山防災大学の修了者やNPO法人日本防災士機構が認定した防災士の資格をもつ人を福山防災リーダーとして登録しています。地域の防災に関する研修会や訓練実施のときは福山防災リーダーを紹介しています。
※詳しくはこちら
「平成30年7月豪雨」被害の現場から
〜地域ぐるみで高めたい防災意識〜

山手学区町内会 連合会会長 杉原 均さん
日頃の防災意識が 現場で一番大切でした
私たち山手学区は、「平成30年7月豪雨」の大雨により、住宅・工場・病院・店舗・公民館・福祉施設・農地・公園・道路などに多大な被害が出ました。それでも2017年に防災計画を作成・全戸配布して避難訓練を実施していたため、住民への避難指示やサポート、物品搬送などで、住民同士が協力し合うことができました。だからこそ、日頃の地域内コミュニケーションや継続的に防災意識を高めるための取り組みを通じ、災害時に支え合える環境をつくっておくことが、被害を抑えるために欠かせないと考えています。
