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広報ふくやま2020年5月特集「中学生の夢へのチャレンジ 応援します」

次代を担う子どもたちの夢の実現に向けたチャレンジを応援する「夢・未来プロジェクト」。6回目を迎える2020年度も中学生の夢やチャレンジを募集中です。今回はこれまでのプロジェクトで支援者のサポートを受けた3人の学生に、支援当時の様子やその後の取り組み、これからの夢について聞きました。
- 問い合わせ
- 青少年・女性活躍推進課(084-928-1046)
- 記事ID番号
- 184269
今までの支援について詳しくはこちら


香川 依里佳さん夢・未来プロジェクト2016年度支援
福山を中心に活動するガールズバンド「RoseAngel」のメンバーとしてイベントなどで演奏。今年4月からは東京の音楽専門学校でさらなる上達をめざしています。

神保さんのアドバイスで、香川さんの演奏はみるみる力強くなりました

小学校でドラムの楽しさを知り、中学生の時はレッスンにも通っていた香川さん。プレゼンテーション審査では「たくさんの人に良い音楽を届けられるドラマーになりたい」という思いを演奏とともに披露しました。

世界的ドラマーの神保彰さんによる
レッスンとライブセッション
どんな支援でしたか?
当日はずっと憧れだった神保さんのドラム指導があり、その後は「RoseAngel」のメンバーと一緒にライブセッション。緊張していたせいか、レッスンやライブはあっという間でしたが、夢のような時間を過ごせました。

ライブでは福山ばら祭のテーマ曲「心に咲く花」など全4曲を披露
特に印象に残ったことは?
セッション中、隣でたたく神保さんの音はとても力強く、体の芯まで響くようで、一流の演奏を間近で感じることができました。また実演を交えながら、普段の練習方法などもたくさんアドバイスをしていただきました。
気付きや成長したことは?
ドラムのソロプレイだけで観客を魅了する神保さんのレッスンを通し、自分が表現したい思いを音に込めることの大切さを学びました。曲を深く理解し、音の強弱を意識するなど、表現力にも磨きを掛けるようになりました。
夢が実現したとき福山でしてみたいことは?
「RoseAngel」のメンバーと一緒にたくさんの人の前で演奏したいですね。ジャンルにこだわらず、幅広い音楽性と技術を身に付け、音楽の楽しさを届けたいと思います。


吉原 颯太さん夢・未来プロジェクト2018年度支援
初舞台は小学5年生。以来、さまざまなイベントや施設・公園などでパフォーマンスを実施。西日本最大級の大道芸イベント「ふくやま大道芸」にも最年少で参加しました。


ジャグリングの一種、ディアボロも吉原さんの得意な芸の一つ
小学3年生の時にジャグリングを初体験。以来、練習を重ね「大道芸人S4」としてパフォーマンスを行うまでになった吉原さん。「いつか世界へ」という大きな夢が支援につながりました。

プロジャグラーの酒田しんごさんと
成人式記念行事でコラボレーション
どんな支援でしたか?
「7ボールジャグリング」で公式日本記録を樹立した酒田さんは海外を拠点に活躍されており、ずっと憧れでした。そんな酒田さんに直接指導していただき、翌日には成人式の記念行事で一緒にパフォーマンスをしました。
特に印象に残ったことは?
ジャグリング技術はもちろんですが、「ミスをしても慌てずに堂々と演技すること」など、舞台に立つときの心構えを教わりました。また、記念行事当日は本番用のメイクを初めて体験するなど、プロフェッショナルの舞台裏も経験できました。

「酒田さんは夜遅くまで練習に付き合ってくださいました」と吉原さん

記念行事では酒田さんとミスなくパフォーマンスを披露。新成人から盛大な拍手をもらいました
気付きや成長したことは?
ミスをしたときでも演技を続けられるようスペアを用意しておくなど、酒田さんの具体的なアドバイスを実践しています。ジャグリングの本場は海外だからこそ「プロになるなら世界を意識して」という酒田さんの言葉を胸に、日々の練習に励んでいます。
これからの目標は?
国内にあるジャグリングの専門学校をめざすのもいいですし、少しでも早く海外でパフォーマンスしてみたいという思いもあります。いろいろな場所での経験を自信につなげたいですね。


島谷 憲史郎さん夢・未来プロジェクト2019年度支援
近畿大学附属広島中学校福山校2年生。福島先生からのアドバイスを聞いてからは、脳や医学に関するニュースにもさらに関心をもつようになりました。


愛読している福島先生の著書には直筆サインが
生まれつき脳に障がいのあるお姉さんがきっかけで、小学5年生頃から脳の病気や医師の仕事について調べ、脳神経外科医になる夢をもつように。患者とその家族の笑顔を増やしたいという思いをプレゼンテーション審査で語りました。

脳神経外科の世界的権威 福島孝徳先生と対面

手術室の見学は貴重な経験。医療の最前線の様子を肌で感じました
どんな支援でしたか?
「世界一の脳神経外科医」として賞賛され、「神の手を持つ男」と呼ばれている福島先生の著書は何冊も読みました。そんな先生がアメリカから来日。対談をはじめ、診察の様子や手術の見学などを通し、脳神経外科医としての心構えを学びました。
特に印象に残ったことは?
診察では先生が患者一人ひとりの状況や家族の思いに寄り添い、最適な治療を提案されていました。医師として欠かすことのできない患者を第一に考える姿勢を学べたと思います。また、オペではメス一つそろえるにも細心の準備や確認を行うなど、人の命を左右するものだからこそ責任感をもって臨んでいることが分かり、先生みたいになりたいと思いました。

先生と過ごした一日は「金色の一日でした」と島谷さん。医師に必要な心構えなどを対談で聞きました
気付きや成長したことは?
福島先生の「脳神経外科医をめざすなら、まずはしっかりと勉強を」というアドバイスもあり、何より医師としてのステージに立つための努力と勉強が大切であることを改めて学びました。夢への思いがさらに強くなり、以前に比べて勉強時間も増えました。
これからの目標は?
もちろん、脳神経外科医になることです。「学校で一番になれるくらい努力しなさい」という福島先生の言葉の通り、目標をもって勉強に励み、一歩ずつ夢に近付いていきたいと思います。
プレゼンテーションの発表や支援を通して
何事にも挑戦するようになりました!

酒見 知花さん夢・未来プロジェクト2017年度支援
夢は「書道で人の心を動かすような作品を書きたい!」。支援ではデザイン書家・高田優子さんの指導を受けました。
夢・未来プロジェクトはあなたにとってどんな力になっていますか?
何事にも挑戦する力、やりたいことをやりたいと言える力、書道を自分の特技と自信をもって言えるようになりました。人の前で話す力も身に付きました。
夢・未来プロジェクトを通して学んだことは何ですか?
プレゼンテーションの仕方や挑戦することの大切さ、個性を発揮する方法など、たくさんのことを学びました。
現在は国際交流事業に参加
以前の私なら絶対挑戦していなかった国際派遣事業やプロジェクトに挑戦している他、ユニタール青少年大使としてワークショップに参加。夢・未来プロジェクトを通して「どんなことにも挑戦してみよう」という気持ちが生まれました。


子どもたちの「未来を創る力」を育むことを目的に実施している同プロジェクト。夢を実現するために努力する大切さや達成感を味わうことができます。2020年度の夢・チャレンジに応募してみませんか。
まずは応募!(4月〜5月)

書類審査(6月〜7月)
実行委員会による1次審査を経て、最終審査へ進む10件程度を決定

プレゼンテーション審査(最終審査)(8月)
1次審査を通過した中学生自身が、夢実現に向けたチャレンジ内容を審査員や観客に伝え、審査を実施。支援対象4件程度を決定

チャレンジ(9月〜来年3月)
審査を通過した中学生のチャレンジを支援。審査を通過しなかった中学生にも「夢の番外編」としてできる支援を実施
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、スケジュールなどを変更する場合があります。


【募集要項】
- 対象
- 市内に在住・在学の中学生
- 申し込み
- 問い合わせ
(応募用紙配布場所)6月14日(日曜日)(消印有効)までに、所定の応募用紙を、青少年・女性活躍推進課
(084-928-1146)へ ※募集期間が5月31日(日曜日)から6月14日(日曜日)へ期間延長しました
たくさんの「いいね」を待っています
Facebookで配信中
2019年10月から「福山市夢・未来プロジェクト」の公式Facebookを開設し、中学生が夢に向かって頑張っている様子などを発信しています。
中学生の夢を一緒に応援しませんか
市民審査員制度
書類審査を通過した10件から支援対象4件を決める最終審査「語ろう!夢を未来を!プレゼン大会」での市民審査員を募集します。 募集開始は8月頃を予定しています。※詳しくは市ホームページなどに掲載
- とき
- 8月29日(土曜日)13:00〜
- ところ
- 県民文化センターふくやま
- 対象
-
18歳以上(高校生を除く)
※発表者の家族は不可
- 定員
- 20人※抽選
市民審査員の声
- 中学生のしっかりとした将来への思いにビックリしました。現代社会の中でしっかりと自分の思いをもつことの素晴らしさ、本当に感動です。日本に、いや福山にもこんな子どもたちがたくさんいることに喜びを感じます。しっかり応援したいです。
- 子どもたちの夢を語る姿に感動しました。笑いあり、涙ありで、良い機会になりました。
- 市民審査員として参加させてもらい、子どもたちの熱い思いにじかにふれたことで、改めて未来への展望を抱くことの大切さを感じました。「福山の未来は明るい!」
支援者としてサポート
生徒たちと一緒に活動したり、活動場所を提供したりするなど、中学生たちの夢やチャレンジをサポートする人や企業を募集します。皆さんのスキル・ノウハウが中学生の夢を後押しします。
支援例
自動車の設計がしたい
…自動車が動く仕組みの講義と実習
歌手になりたい
…ライブコンサートでのゲストボーカル出演
- 申し込み
- 問い合わせ
青少年・女性活躍推進課(084-928-1046)
支援者からのメッセージ

大窪シゲキさん
(広島FM9ジラジDJ)
僕はこのプロジェクトに長年携わり、学生たちを応援していますが、気付いたら逆に元気をもらっています。真剣に向き合っていると自分の若い頃を思い出して力がみなぎる。一生忘れない青春時代。中学生の夢を、未来を、一緒に支えませんか。
中学生の夢への熱い思いが詰まったプレゼンテーションを聞いてみませんか