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実証実験「商業施設等における過密対策のためのヒートマップ作成」を実施しました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年4月9日更新

 福山市が実証実験まるごとサポート事業「withコロナをスマートに」で支援を決定した実証実験の第1弾として,PSYGIG株式会社による「商業施設等における過密対策のためのヒートマップ作成」の実証実験を,10月27日から11月9日までの14日間実施しました。
 

 今回の実証実験は,AIサーモカメラとクラウドを活用して人の密集度を見える化し,密集対策や施設運営につなげられるかなどについて検証するために実施したものです。

 実験ではまず,天満屋福山店の全面的なご協力のもと,1年ぶりの開催とあって多くの人で賑う北海道物産展の会場に,人数カウント機能などのついたAIサーモカメラを2台設置して来場者の数や密集度を測定し,「今週」「昨日」「今日」「この時間」のフロアごとの来場者数として数値化するとともに,ヒートマップ化していきました。
 そして,来場者が密集を避けて安心して買い物を楽しめるよう,これらの結果をクラウド経由で天満屋福山店の1階正面玄関や8階エスカレーター付近に設置したモニターで随時配信をしたほか,専用QRコードを読み込むことで,スマートフォンなどからリアルタイムで誰でも確認できるようにしました。
 また,入場制限やレイアウト変更などの過密対策に生かせるよう,AIサーモカメラが会場内で定数を超える人数を検知した場合は,AIサーモカメラと連携したクラウド経由で店舗側担当者にアラートを送るなどしました。

 なお,実験期間中は,会場の状況や実際の稼働状況,店舗側担当者などの要望も踏まえながら,カメラ設置位置の検討などから,アラートや人物カウントをなどを行う閾値などの調整,見える化するページの作りこみやヒートマップ化した際の画像処理など,様々な検証とアップデートを日々重ねることができ,来場者の方からも,「わかりやすかった」「(来場判断の)役に立った」などの感想もいただくことができました。
 今後,社会実装に向けた開発の進展だけでなく,今回得られたデータを分析することで,密集度を見える化して公開することでの来場者の心情や行動への効果,施設運営や会場づくりにどのように生かせるかなども期待されます。

 福山市としても,引き続き先端技術の活用した民間企業のチャレンジを支援することで,国が示す「新しい生活様式」に合わせた市民の暮らしの安心・安全の確保や事業者の課題解決につなげていきたいと思います。

実証実験の概要

日時

 2020年(令和2年)10月27日(火)~11月9日(月)
 

場所

 株式会社天満屋福山店 「秋の北海道 物産と観光展」会場
 (広島県福山市元町1-1 7階大催場,8階催場)

 

実施者

 PSYGIG株式会社(東京都品川区)
 

実験にあたって(実験実施者によるコメント)

PSYGIGは,あらゆる移動体からデータをリアルタイムでクラウドに集めることで,人間の目では発見できない危険の早期発見をミッションとしています。

今まではドローンなどから得られたデータの可視化を行なってきましたが,今回の実証実験では,人数データの可視化を行ないます。
密集しやすい場所の過密状況をヒートマップで見える化することで,混雑しやすい曜日・時間帯の特定や,人が密集しやすい場所の特定を可能にし,データにもとづくソーシャルディスタンシングの実現に寄与したいと考えています。

PSYGIGは,サーモカメラだけでなく,監視カメラや点検用ドローン/ロボット搭載カメラの画像解析もクラウド上で行なっていくことで,スマートビルディングやスマートシティのステークホルダーのみなさまとともに,人にとって安心できる環境づくりに取り組んでいきます。

担当者より2020年10月13日
PSYGIG株式会社

実験の様子

物産展会場に設置したカメラなど

海産物やバター,スイーツなどの特産品が並んだ7階会場では,会場全体を見渡せるよう,壁面上部にカメラを設置。
店舗側担当者などが確認できるよう,モニターはバックヤードに設置していました。

一方,スイーツや工芸品などが並ぶ8階会場では,AIサーモカメラとモニターを同じ個所に設置。
来場者の検温を行うと同時に,密集状況などを来場者が確認できるようにしました。

AIサーモカメラカメラ(7階)カメラとモニター(8階)

密集度の見える化

AIサーモカメラが計測したデータは,数値化して時間ごとの詳細な統計データとして整理をするとともに,ヒートマップ化しました。

見える化(数値化)見える化(ヒートマップ)

1階正面玄関に設置したモニターでの配信

見える化した密集度などを配信した正面玄関のモニターの様子。
期間中,現場の意見などをもとに小改良を繰り返したため,画面レイアウトも随時変化しました。
(左側は初日(10月27日)で右側は最終日(11月9日)の様子。)

なお,当該画面で配信していた情報は,天満屋福山店ホームページの特設リンクや専用のQRコードを読み込むことで,スマートフォンなどから誰でも確認することができました。

実証実験の様子(正面玄関のモニタ)配信画面の様子