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IoTを活用したデータに基づく害獣対策の実証実験を開始します!
福山市は,2020年(令和2年)10月17日付けで支援決定をした実証実験「IoTを活用した出没検知センサー及びダッシュボードシステムによるデータに基づいた害獣対策」を次のとおり開始しましたので,お知らせします。
実験概要
実施者
時期
2020年(令和3年)1月24日(日)~2021年(令和3年)3月31日(水)
場所
蔵王山周辺地域(蔵王学区)
概要
山中に複数台設置した簡易型の出没検知センサーとダッシュボードシステムを組み合わせ,イノシシ等の生息分布や動きなどを見える化し,箱わな設置や住民への注意喚起などの有害鳥獣対策立案と執行に活用するものです。
実験にあたって(実験実施者によるコメント)
害獣対策に従事されている行政・猟友会・駆除班・農家の皆様にも高齢化の波が押し寄せており,福山市におかれても例外ではないと思います。そして,害獣捕獲に皆様が培ってきた知見・知恵・経験等無形財産の裏には,多大な経費と労力が費やされてきたかと思います。
私たち電信株式会社が行う今回の実証事業では,従来,人の活動によって生成されてきた捕獲成果を,IoTソリューションによって得られたデータを活用することによって効率化するとともに,捕獲数及び率のアップを目指すものです。
まず,害獣目撃情報を一元管理し,地図情報システム上に目撃地点情報等を可視化させます。
更に,クラウドに蓄積された目撃情報からヒートアップ機能により抽出されたピンポイントのエリアに,「害獣出没検知センサー」を8ヶ所設置致します。
そして,設置個所の中から出没検知数の多い場所に罠を仕掛け,効果的な捕獲活動に繋がるか成果を検証して参ります。
電信株式会社では,今回の実証事業を契機に福山市における害獣対策の一助となるべく,全力で取り組んで参ります。
2021年1月29日
電信株式会社
設置の様子
2021年1月24日(日),冷たい雨が降りしきるあいにくの天候でしたが,地元の皆様のご協力を得ながら,蔵王山中に出没検知センサーを設置しました。