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鞆町まちづくりホームページ報告会結果

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年7月7日更新

「鞆町のまちづくりホームページ」にお寄せいただいたご意見等について,鞆町の各種団体のみなさんを対象に報告会を開催しました。その結果をご報告します。

報告会のようす

開催の概要

日  時:2006年(平成18年)2月6日19時30分~21時20分

場  所:鞆公民館 3階 講堂

参 加 者:鞆町で活動する39団体(案内は52団体)の代表者104名(ほか傍聴者29名)

内  容:

1)『鞆町まちづくりホームページ』の開設について

2)ホームページに寄せられたご意見・ご質問について

3)主な意見に対する道路・港湾事業者の考え方

4)質疑応答
会の経過,意見の要旨等(太字が参加者からの意見・質問です)

内   容

《開会挨拶》
この報告会を開催することになった経緯だが,昨年8月に,この鞆公民館で「鞆町まちづくり意見交換会」を開催し,地元の皆様方から直接,多くのご意見をお聞かせいただいた。その後,10月には,鞆町まちづくりホームページを作成し,鞆町のまちづくりに関する様々な情報を掲載するとともに,この1月31日まで,広く意見を募集してきた。この中で,「埋立て架橋の早期実現の要望」や「歴史的な鞆港の景観保存の要望」等,地元鞆町だけでなく,全国からも300件を超える様々な意見や質問が寄せられた。
  このため,前回8月30日の意見交換会にご案内した鞆町で活動されている52の各種団体の代表者の方々にお集まりいただき,ホームページに寄せられた意見や内容等を報告するとともに,鞆町のまちづくりに対する福山市の考え方を報告させていただくため,本日の報告会を計画したものである。

まちづくりは,行政と住民の皆様と協働で取り組んでいくものである。古い歴史を有する鞆町においては,文化遺産保存と住民の利便性向上の問題,生活環境改善の問題等,まちづくりに100%の同意を得ることは困難であると思うが,できるだけ多くの皆様の理解をいただく努力をしながら,大多数の住民の皆様の要望の実現を目指していくことが,行政の役割であると考えている。

後程,鞆町のまちづくりに対する市の考え方を説明させていただきたい。

《説明~『鞆町まちづくりホームページ』の開設について》

《説明~ホームページに寄せられたご意見・ご質問について

《説明~主な意見に対する道路・港湾事業者の考え方
報告会のようす3報告会のようす2

質疑に入る前に進行について願いがある。ホームページ報告会なので,それに係わる内容にしてほしい。例えば予算の話や説明会など,そんな枝葉に触れないで議事進行を守ってほしい。

世界遺産の関係について,説明いただいた内容とは視点を変えて話をしたい。何時だったか,世界遺産の関係者が,福山市や広島県に出向かれて,新聞にも載ったことがあった。その中で「自分達のチームには専門家もたくさんいるので時間をかけてゆっくり協議しましょう。」と言うコメントも載っていた。説明にもあったように,福山市でも鞆地区マスタープランや景観検討委員会で,その時その時に学識経験者や専門家を入れた検討委員会が開かれ方向性が出されてきたものと思っている。専門家がいる全国的な,ということは,福山市がないがしろにされている,と受け止められる。努力を重ねてくれた委員の人権も冒涜していると思う。地方分権が叫ばれている中で,福山市ももっと声をあげて反論すべきだと思う。一生のうちに鞆に一度来るか来ないかのような人の机上の空論で,その地に生活している人を無視するのは変だ。今日の報告会が今後のステップになるよう期待して要望としたい。

ホームページ報告会なので,それに関する意見,質問としてほしい。

HPを見ると,埋め立て架橋,特に橋についての意見が多い。これはマスタープランが具体性に欠けていること,県の説明も不十分だったという証拠だ。橋についても,出入り口の付近の暮らしの安全性はどう保障されるのか,埋め立てについても,元町は変わってしまうが暮らしの安全性はどう保障されるのか,ホームページにもその内容が責任を持って書かれたものは無い。

活性化,安全・安心とよく言うが,この中身について行政はどれだけ真剣に考えているのか疑問だ。例えば,原地区は福山市と合併して50年になるが,台風の度に浸水しているが何の保障もない。埋め立てたら元町も浸水するのではないか。今日回答をもらおうとは思わないが,機会をみて聞いてみたい。

ホームページの資料を見ると,色々な意見が出されているが,反対意見を言っているのは住んでいない人ばかりだ。そういう人が一過性で意見をいうことは無責任だ。現実を知らない。私の家内も「あの人たちを家に連れてきて泊まってもらったらよい」と言う。そうすれば現実というのがよく分かるだろう。私の家の前をどれだけの車が通るか,医王寺のところの狭い道がどれだけ渋滞しているか,一日に何度もだ。数十年そうなのだ。救急車も一日に何度も通るが,そこは渋滞している。

台風被害はずっと変わらないというが,昔は波が道路まで来ていたが,沖合いに大きな堤防ができてそれもなくなった。漁船も待避しなくて済むようになった。埋め立ての効果は分からないが,今よりはもっと楽になると思う。

私は70歳になるが,車が面倒なので自転車で動こうとすると車が来て避けなければならない。今は車優先の社会だ。鞆が好きだから住んでいるが,その現実を行政も見極めて,2030年先のことを考えてほしい。住民のことを考えもっと早くしてほしい。早くしないと子供達は逃げていってしまう。このままでは人口がもっと減っていって町そのものが衰退してしまう。計画が残っても町が衰退してしまったらどうしようもない。トンネルがどうこうというのではなくどうしたら活性化していくか,それを考えていかなければならない。

国は埋め立て架橋に許可を出していない。県は,どのような名目であろうが,許可も無いのに実績作りとして予算を計上している。私達は鞆をよくしようと話し合おうとしているのにルール破りだ。

道路は道越のあたりで高くなり,台風が来れば波が越えてきて浸水被害が出る。

1日7千台以上の車が走ると,交通事故,排気ガス被害が起きる。沼隈町の造船所目指して鉄鋼団地からトレーラーも通りだして夜も眠れないだろう。埋め立て案では予算を小さく見せるために,石井浜に港を作る予定なのに隠している。工期についても埋め立ては12年かかるのに10年,トンネルは3年で済むのに5年と書いている。埋め立て架橋ありきで私達の意見は無視されている。工事中は元町地区の漁船はどこに停泊できるのか,漁師に聞いても知らない。橋が完成して沼隈周回道路が開通すれば,たで場のあたりからバス停までの民家が多い中,大型車がどんどん走るようになる。環境悪化も甚だしい。トンネル案であれば環境悪化も無く世界遺産の価値のあるものも残せる。要はトンネルで3年,埋め立て架橋で10数年以上交通渋滞を我慢するのかと言うことだ。ホームページで大渋滞と言っているのに,橋が出来るまでは10数年かかるのだ。それをほおっておくと市長ははっきり言った。去年2月市長に会ったとき,「道路は今つつかない。埋め立て架橋をやる。」と言った。こんなことではいけない。トンネルなら大丈夫だ。鞆は合併以来ほったらかしにされている。支所の人員はどんどん削減され火葬場も無くなる。このたび初めてしてくれるから喜んでいるのだ。トンネルにしてもらいたい。

橋の入口についての意見があったが,例えば水呑に橋(新芦田川大橋)ができたが,その周辺の人の環境は大幅に悪化したと思うか。そんなことはない。反対されている団体は,既存の道路が架橋から1m低くなるとチラシに絵で示されている。どうして1mも低くなるのか,台風による被害はどうなのか,この場で具体的に示してもらえばよいではないか。台風による被害は今よりは少なくなるのではないか。また,トレーラーが通りだすといったが,むしろトレーラーも通れない道路自体が問題なのだ。そうした道路を造ることが,鞆の活性化につながるのだ。そうでないというなら説明してほしい。

道越のところで1m高くなる言われた件だが,橋梁への取り付けの関係上護岸位置で既存道路から1m上がる。橋桁が海水に浸からないようハイウオーターレベルより高く計画しており,道越自体も昨年の台風被害で70~80センチ浸水している状況から護岸を高くして防潮効果を兼ねた整備も必要と考えている。交差点に近い民家については,駐車場への出入りなどに支障がでるところもある。事業段階で現地を精査し,住民の意向を聞きながら適切な施工方法を考えていきたいと考えている。

今日の報告会だが,広く意見を求め1月31日で締めて,それから1週間経たないという状況の中で,こうしたまとめ方,報告会をもたれるということについて,十分な検討・吟味されているのか。事業者の考え方の説明があったが,今日の説明は昨年8月30日の意見交換会で市長はじめ行政側が説明した内容とほとんど変わっていない。つまり,半年に及ぶ期間が経過したが,これだけ多くの意見が出されているのに,なぜ行政内部で分析や検討されないのか。強く要望したい。

2月の市長の定例記者会見で,事業推進を前提にした予算要求を県にされたと言っていた。議論している最中に前に進めるというのはどういうことか。県の空港港湾局の室長にも市にも説明を求めた。市民の納めた税金3800万も予算要求されるということだ。今の力関係からするとこのまま計上されるだろう。みんな大変な中で税金を払っているのだ。まじめに考えてほしい。

だから,今日のこの場に市長,県の方からも事業主管の空港港湾局からではなく,知事が来られるかどうか分からないが,せめて副知事がこの場に来てそういう問題について,つぶさに皆の意見を聞いてもらう必要があると思う。以上,報告会の前提となる問題を2点挙げさせてもらった。

事業計画の説明として作成された詳しいパンフがあるが,HPの説明は耳障りのいい,埋め立て事業をすれば全部がよくなるということを強調している。例えば,ホームページでは道路・橋の幅員は14mとなっているが,設計図面を見ると19.6m,入口では26mになっている。これをどう説明するのか。ホームページは何にも言っていない。よくなることばかり説明して意見を集約するというのは不当なやり方だ。

それから,今日初めて手にしたが,「11月末までにはがきで行政に意見を上げるように」というマニュアルのプリントが配られているようだ。これが今日どうまとめられているかと思ったら,資料に同じことが数行に渡って盛り込んである。「こういうはがきを書け」と皆にメモを配って,そのメモを市に上げさせるというやり方が行われている。事業推進のためには何でもするのか,行政サイドでされているのか,そうした不信感を持たざるを得ない。「11月末までに」というメモの内容のものが5件くらい入っている。そういうやり方をやってとにかく事業を推進するというのはフェアでない。8月にも言ったが,住民の中で十分な時間をとった議論をして,意見の違いは置いておいて,議論を継続する,意見が一致するところもたくさんあるはずだ。町中の電柱を埋設するとか,離合場所を設けるとか,一方通行に信号機を設けるとか,下水道を整備するとか,出来るところからどうして着手しないのか。この場を借りて,声を大にして言いたい。先ほど明日の鞆を考える会の人の意見も聞いたが,出来ることを一緒にやる,お弓神事やひなまつりなど住民が力をあわせてやっているのだ。将来に遺恨・感情対立を残さぬよう,住民が力を合わせてやれるようなまちづくりこそ行政は音頭をとってほしい。

1点だけ説明させてほしい。県道の道路幅員について,14m~26mあると指摘があったが,標準は車道7m歩道3.5m×2の14mであり,先ほど言われたのは,右折車線など交差点処理に伴う1車線付加のところであり,また,橋梁の歩道の羽だしの形状で19mになるところがある。

私はマスタープランに基づいて22年間どっぷりと考えてきたことだ。最近鞆に住みだした人の意見に皆が共感できるだろうか。

ホームページに寄せられた意見323件は,報告されたとおり,賛成239件,反対31件,その他は別にしても大多数の意見が賛成ということだ。

マスタープランは,先人達が思いに思って,行政にもお願いして作り上げたものである。

皆さんは知らないかもしれないが世界遺産にしようと思ったら200億~250億円以上必要なのだ。今,行政にお願いしているのは,まちづくりと港湾整備事業,産業の育成だ。鞆は鉄鋼もあって成り立っている。5千人を切るようなまちづくりは成り立たない。早く推進してほしい。何も考えずにやるといっているのではない。世界遺産の話もあるが,迎賓都市,迎賓港鞆の浦,そうした世界遺産にも匹敵するようなまちづくりをマスタープランにも取り入れているのだ。

ホームページで情報を知るということは今最もいい方法だということはよく分かる。しかしその方法で情報を得られない人も多くいる。使えない人はおそらく新聞で情報を仕入れているのが現状である。反対している人は,世界遺産登録を謳い文句に広報活動をしているが,賛成している人はそういうことを全くしていない。ましてやマスコミの人たちは,反対派のことは書くが,推進派のことは書かない。反対の人は守るほうだから書くのはわかるが,92%の人が賛成しているのだ。日本は民主国家である。92%が賛成しているということは出来るのが当たり前だ。反対しているのはみな2~3人ほどの団体だ。全員合わせても10人足らずなのだ。そうした少数には負けたくない。市の方も92%というバックアップがあるのだから,大いに宣伝してほしい。ホームページに出ているいいことをもっと宣伝してくれたら反対する人も減ると思う。

反対している人のほとんどは鞆以外の人なのだ。私達は何十年もここに住んでいるのだ。そういう人とは感じ方が違うのだ。観光客に埋め立て架橋について尋ねられることがある。その時はこう説明している。鞆の町の現状を説明してあげる,400年前福島正則が町の区割りを全部行った。その時ついた道が原型としてみな残っている。そんなところを県道として使っているところが日本にあるか。困るのは当たり前だ。これまで行政は考えていなかったということだ。どうしても幹線が1本必要なのだ。幹線はトンネル案では効果は半分しかない。ホームページにあるとおり,埋め立て架橋で造れば色々な効果が出てくるのだ。ましてや,鞆の町並みはいつまでもあるわけではない。どんどん古い家は潰れかけている。一日でも早くしないといけないのだ。反対している人はそれが分かっているのか。

市は大いに宣伝してほしい。何をするにしても反対するものは出てくるのだ。

《まとめ~市の考え方・まちづくりの方針》

昨年8月の意見交換会で市長が市の姿勢を説明した。そしてそれを受けてホームページを開設し,説明会に来られていない鞆の住民,福山市民の方,そして全国の方からも広く意見をいただくということで情報を発信した。そして3万6千件のアクセスがあった。そして,鞆の住民の多くはホームページを利用していないという実態も分かった。そうした中で,是非ともホームページを中心により理解を深めてほしいということでこの報告会を開催させてもらった。先ほどの意見にもあったが,埋め立て架橋の問題と重伝建の課題は一体のものであり,是非とも埋め立て架橋を進めていきたいというのが市の姿勢である。
ホームページに寄せられた意見についても,私はすべての意見を拝見させて頂いた。鞆町の住民の皆様からも,多くの意見をいただいた。ここで改めてお礼申し上げたい。内容については,先程,市から説明させていただいたとおりだが,鞆町の交通渋滞の問題,生活環境や安全性の問題,歴史的な町並み保存や景観の問題,若者の流出と町の活性化の問題等,様々な分野にわたる鞆町の切実な問題と,その解決のための埋立て架橋の早期実現の要望をお聞かせいただき,これが鞆町に暮らしておられる大多数の住民の皆さんの率直なご意見であることを実感するとともに,胸を打たれるものがあった。本当に貴重なご意見をありがとうございました。

この多くの住民の皆様の声は,ホームページ等をとおして,国や県,鞆町に関心のある全国の人に伝わっていると思うが,本日の報告会終了後,今週中にも,広島県知事に,鞆地区道路港湾整備事業の推進について,正式に市長から要請に参る予定である。

また,予算要求の段階だが,来年度から,埋立て免許の取得に向けて,広島県と協力して事務手続きを進めて参りたいと考えている。

繰り返して申し上げるが,まちづくりは住民の皆様と行政が協働で取り組むものである。行政が取り組んでいる道路港湾整備事業は一歩前進とも受け止めており,住民の皆さまも一歩進んだ連携と協力をお願いして,鞆町まちづくりに対する市の考え方の説明とさせていただく。