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鞆地区道路港湾整備事業事業説明会の概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年7月7日更新

広島県と福山市共同で計画している鞆地区道路港湾整備事業について,事業の概要や期待される整備効果などを住民のみなさんに再度ご説明するための説明会を開催しました。

開催の概要

日時 2007年(平成19年)5月16日 午後7時30分~午後9時30分

場所 鞆小学校体育館

参加者 鞆町住民など約700人

内容

1)事業の経緯について

2)事業概要と整備効果について

3)環境影響評価について

4)今後の手続きについて

配布資料

鞆町のまちづくりの経緯

土地利用計画図

鞆地区道路港湾整備事業~期待される整備効果~ (冊子)

鞆地区道路港湾整備事業に伴う環境への影響について (冊子)

説明会会場風景1

会の経過,意見の要旨等

《市長挨拶》
この事業については、当初計画が作成されてから24年、私が就任してからでも3年近くの年月が経過している。一昨年には、住民の皆さんのご意見を伺うべく、意見交換会を開催し、ホームページも立ち上げた。そうした中で、私が常に感じたことは、住民の皆さんが「鞆は、このままではいけない。」と思われていること、そして「鞆の町の活性化を図るためにはこの事業が絶対に必要なんだ。早期に実現させてほしい。」という熱い思いである。この大多数の皆さんの熱い思いに支えられ、私は、国・県に対しても自信を持って話してこられたし、この度の出願へ向けての作業も進めることができた。
私自身も、この鞆の町に生まれ育ち、ずっとこの町を見てきた。目の前には瀬戸内海の自然豊かな海、背後には熊ヶ峰の山々そして歴史を伝える町並みや寺社、お手火、お弓行事、はっさくの馬出しなど代表的な祭りはもちろん、毎月のようにどこかで祭事が行われている。これらは、この町に住む人々が引き継いできた伝統文化であり、鞆の長い歴史である。
しかし、現在の鞆に住む人々の暮らしはどうであろう。
「町中の狭い道路は、すれ違いにも困難で、いたるところで混雑している。」「その車を避けながら歩かなければならない。」「下水道も未整備。」「台風時は高潮も心配。」「住みにくさから若者は出て行く。」こうした鞆の実情を誰もが心配されていることを十二分に理解している。
確かに近年、鞆は全国的にも注目され、様々なイベントづくりによって観光のニーズは高まっている。しかし、こられた方々は「駐車場はない。」「駐車場を探して町中に入れば身動きができなくなる。」そうした思いをされているのが現状ではないだろうか。
鞆には、誇るべき歴史がある。守るべき伝統文化がある。町並みしかり、歴史的港湾施設ももちろんだ。しかし、それらは、この町に暮らす人々の生活があってこそ守ってこられたものである。
私は、この愛すべき鞆の町を何とかしたいという熱い思いを知事にもお伝えし、国にもこの事業の必要性を訴えてきた。県の方々も私たちと同じ思いで、国との協議を続けてこられた。そして、やっと埋立て免許申請ができる状況となり、本日、皆さんにお集まりいただき、これから進めようとしている事業内容について再認識してもらえる場が持てたものである。ここまで来られたのは,皆さま方のご支援があったからこそできたものであり、改めて感謝を申し上げる。
皆さんご存知のように、先日、この事業の埋立て免許についての訴訟が起こされた。
一部の住民の方、事業に反対する様々な団体の方々に、この事業をご理解いただけず、訴訟となったことは非常に残念に思っている。しかし、私たちは、この事業の必要性の認識に何ら変わりはない。先ほど話したように、まちづくりは、そこに住む人々の暮らしがあってのものだと考えているからである。皆さんがこの事業による町の再生と活性化を望まれている限り、それに答えていくことが行政の責務と考えている。
我々は、埋め立て架橋事業が目的ではない。この事業を大きなステップとして歴史と伝統の鞆の町をいかに再生し、活性化していけばよいのかを皆さんと一緒に考えていきたいと思っている。
これから先、手続を進めていく中で、越えなくてはならない山や川がまだまだたくさんあると思う。それを一つずつクリアしていくためには、これまでと同様に事業の推進を求める皆さんの声が大きな後押しとなる。
今日の説明会で事業の主旨を再認識していただき、今後とも事業推進のためにご協力くださるようお願いしたい。

《広島県福山建設局長挨拶》
鞆の浦は、天平2年(730年),歌人大伴旅人(おおとものたびと)らにより詠まれた歌が、「万葉集」に残されるなど,古くから潮待ちの港として栄えてきた。また,江戸時代には、朝鮮通信使が寄港し、国内ばかりでなく遠く大陸からの賓客をももてなす迎賓都市であった。その後,鞆の長い歴史の中で,それぞれの時代に生活していた人々は,鞆の発展のために,港の整備はもちろん,埋立てや道路の整備を行ってきた。
しかしながら,現在の鞆のまちは、歴史的なまち並みが残る一方で、慢性的な交通渋滞、高潮による浸水、下水道の未整備など様々な課題を抱えている。
鞆地区道路港湾整備事業の計画は、それらの諸問題に対応するために、1983年(昭和58年)から検討を行っており、山側トンネル案などを合わせて検討する中で、鞆地区が抱える様々な問題を抜本的に改善できる計画として策定したものである。
この事業は、鞆地区の地域防災の向上や生活環境の改善を図るとともに、歴史的町並みの景観形成や文化財の保護を実現し、さらには広域観光ルートの形成を図る観点から、県としても、必要な事業と考えている。
この事業については,これまでも全体説明会や福山市が開催した意見交換会,HPによる情報公開など,説明に努めてきたところであるが,今後,埋立免許申請などの手続きを進めるにあたり,再度、地元住民の皆さんに対し,福山市と共同で,事業に関する説明会を開催することとしたものである。
地元住民の皆さんには,この事業の整備効果や環境への影響,今後の進め方についての説明を聞いていただき,この事業に対する理解を深めていただくとともに,事業の推進に向けてご協力をお願いしたい。
説明会会場風景2
《内容説明》・・・・・・・・・・・・

《質疑応答》
(太字が参加者からの質問・意見です。)

排水の不同意通知書について、市が認識した21人の排水権者のうち、同意を撤回した人がいたか確認したか?
1名いることを確認している。

排水権とは「直接海に排水する権利」と市は認識していると答弁があった。現在21件中5件が不同意であるが、どれくらい不同意が増えれば、得られる利益と失われる利益のバランスが変わるのか?
代替の排水路を設けて対応する(機能回復する)ので、件数に左右されるものではなく,基本的に排水権は失われる利益に該当しないと考えている。

窒素酸化物の排出について、先ほどの説明で基準以下ということであるが、福山市には光化学スモッグという問題がある。(この事業実施に伴い環境への負荷が予測されるなかで)福山市は、どのように考えているのか?
現状は、確かに市内4箇所で光化学オキシダントが環境基準値を超えている。この件に対する対応策として、工事中は、機械、船舶などからの排出が集中しないよう工事を平準化したり,排出の少ない機械を使用する等、対策をとることとしている。供用後の状況は、先ほどの説明のとおりである。

埋立架橋ができなければ、下水道整備はできないのか?下水道整備は、埋立て架橋後、どれくらいでできるか?
現在鉄鋼団地までが事業化区域であり、今年度、鞆支所あたりまで認可予定。埋立て架橋後早急に整備する予定。現道では通行止めが生じるため、代替道路ができてからとなる。

訴訟で、裁判沙汰となった場合、計画は延期されるのか?道路が狭い、駐車場が無い。だから鞆でイベントをやっても(施設)状況が悪く人が来ない。県は訴訟への対応をどのように考えているのか?
訴状が広島県に届いていないので、分からないが、基本的には、事業と同時並行で対応できると考えている。ただし,状況次第で変わるかもしれないし,訴状の内容を確認していないのでわからないところがある。

鞆のための熱い想いを市長から聞いた。これから鞆をつくっていくという姿勢に感謝しており、十分満足している。早急に着手してほしい。マスコミの主張は、埋立架橋のみを取り上げている。道路が狭く、子供らは雨の日は傘を差して通学できない、自転車にも乗れない、車椅子や老人の歩行器(電動車椅子のこと?)や押し車の通行も難しい。みんなが、快く生活できるようにしてもらいたい。

説明会の案内の封書が市から来たと50名が家に来た。雨も降るし説明会には行けない人から封書を持っていってくれと頼まれた。あなたにまかせているといわれている。皆に推進してくれと頼まれており、1日も早くしてほしい。

道路の幅の狭いところに住んでいるので、毎日排気ガスでいっぱいの中にいる。県・市の案に賛成し、推進の努力をしている。鞆は住みにくい町と考えており、1日も早く実現させて欲しい。

今日の話は、分かりやすい話である。事業を何とか推進させようと六法全書を読んでいると血圧が上がってくる。排水同意の解決策を聞いたが、六法全書を持ってこなくてもよかった。港に20箇所排水しているということだが、夏は異臭がする。地域によっては家の中まで入ってくる。できるだけ早く願いたい。本日はありがとうございました。

排水権がどうして偉そうにしないといけないのか?埋立て橋梁案、トンネル案比較で理解した。埋立しても排水ができるので、どうして排水権が問題なのか理解できない。人権の方が大事。

説明していただいて計画を理解した。インターネットのヤフーで鞆 世界遺産 で検索すると、イコモスの日本の委員会で指定のために要する費用は250億円かかると試算されている。一方で港の整備は50億円でできる。石見銀山はお金をかけて整備したが、却下された。鞆は(250億円よりはるかに小額な)50億円かけて、埋立て橋梁を整備してほしい。訴訟では「排水」「漁業」「景観」が取り上げられると思うが、一日も早く架橋を進めてほしい。声なき声という文言がある。今日出席した人もほとんどは発言せずに帰る。「声なき声」を示すため、一日も早く計画を進めたいという方、拍手をしてください。
       会場全体で大きな拍手あり
一日も早く着工することを望みます。

羽田市長に質問します。今回の説明で当初工事期間が12年が10年になったと認識した。しかしながら10年でも長い。予算確保など、今少し早くなる方法はないか。生活道路なので、早くしてほしい。目のさめるような方法を考えてほしい。
工期10年は長い。計画から24年が経ち、架橋を待ち望んで亡くなった人もある。早くしてほしいという気持ちは十分受け止めている。なるべく早く、皆さんが橋を渡れるように考えている。

《副市長閉会挨拶》
今日ご出席いただいた方には,この事業についてご理解を深めていただけたのではないかと思う。今後の進みぐあいなど様々な情報については,「鞆のまちづくりホームページ」などによって広くお伝えしていく予定である。
なお,先ほど県の方から説明があったように,本事業の埋立免許申請について1週間後を目途に出願する予定である。事業を待ち望まれてきた皆さんには,「やっとのこの時が来た」と事業の推進に向け,意を新たにされたことと思う。しかし,この事業に着手するための免許を得るまでには,国の承認を始め,克服しなくてはならない課題がまだ多くある。私たちも,県の方々と連携しながら着実に事業を進めていきたいと考えている。こうした折に,鞆の町で日々の生活を営んでおられる皆さんの切なる思い,熱き思いが最も大きな後押しとなる。今後とも皆さんのご支援をよろしくお願いしたい。