本文
福山市歴史資料室展示「第12回役場の記録資料展 坪生村の記憶」の開催について
2019年(平成31年)4月から始めて5年、所蔵資料をご紹介する「役場の記録資料展」シリーズも、第12回となりました。今回の主役は「坪生村役場文書」です。市区町村制以降の明治23年(1890)から、福山市と合併する前の昭和36年(1961)までに、坪生村と深安町坪生支所が作成・取得した文書群です。
坪生町は福山市の東端にあり、岡山県笠岡市と隣接しています。現在は西部~南部に住宅団地が立ち並び、中央部には山陽自動車道が走っています。
もとは深安郡坪生村で、山と水田に囲まれたのどかな農村でした。戦後しばらくは、近代化しつつもその風景に変わりはありませんでした。大きな変化のきっかけとなったのは日本鋼管誘致です。住宅団地が造成され始め、人口は増加の一途をたどり、急速に都市化が進みました。さらに山陽自動車道の建設によって、その風景も変わりました。
役場文書に加えて、つぼう郷土史研究会や交流館、中学校など、地域で大切に保存されている資料もご紹介します。それぞれの時代が残した「坪生の記憶」を、ぜひご覧ください。
■ 期 間 2024年(令和6年)9月1日(日曜日)~10月30日(水曜日)
■ 時 間 午前10時~午後6時 入場無料
■ 休館日 月曜日・祝日
■ 場 所 福山市歴史資料室(まなびの館ローズコム 4階)
(720-0812 福山市霞町1-10-1)
電話:084-932-7264
写真:「坪生村役場文書」
写真:昭和28年頃の坪生