(目的)

第1条　この規程は、市民病院の建物及びその構内(以下「病院等」という。)における秩序の維持並びにその施設及び設備の保全管理に万全を期することにより、業務の正常な運営を確保することを目的とする。

(定義)

第2条　この規程で「施設管理」とは、前条の目的を達成するために行なう警備及び取締りをいう。

(施設管理の所掌)

第3条　病院等の所掌は、次表のとおり掌理する。

(禁止行為)

第4条　何人も、病院等においては、特別の要求を達成する手段として行なう集団示威行為、業務の執行を妨げ若しくは妨げるおそれがある行為又は病院等の本来の用途を阻害し、若しくは阻害するおそれがある行為をしてはならない。

(許可を必要とする行為)

第5条　病院等において、次の各号に掲げる行為をしようとする者は、あらかじめ病院事業管理者(以下「管理者」という。)の許可を受けなければならない。

(許可条件等)

第6条　管理者は、病院等における秩序の維持又は病院等の適正な管理並びに災害の防止に支障がないと認めるときは、前条の許可をすることができる。この場合においては、必要な条件を付し、又は守るべき事項を指示することができる。

(病院等に入ることの制限又は禁止)

第7条　管理者は、次の各号のいずれかに該当する者に対しては病院等に入ることを制限し、若しくは禁止し、又は必要に応じ退去を命ずることができる。

(撤去命令)

第8条　管理者は、次の各号のいずれかに該当するものがある場合においては、その所有者若しくは占有者又は当該各号に掲げる行為をした者(以下「所有者等」という。)にその撤去を命ずることができる。

(面会時間)

第9条　入院患者に対する面会時間は、次のとおりとする。ただし、院長が診療上必要と認めたときは、面会時間を制限し、又は面会を禁止することができる。

(休日等の出入)

第10条　診療及び面会時間以外の時間に、救急・夜間・休日入口から病院に出入りしようとする者は、出入りの際、名前及び行き先等について、受付業務に従事する受託者に届け出なければならない。ただし、急病患者及びその関係者等は、この限りでない。

(病院等の保全)

第11条　職員は、病院の保全に関して、次の各号に定める事項を守らなければならない。

(盗難の防止等)

第12条　職員は、常に物品等の紛失及び盗難の予防に注意しなければならない。

(火災、その他の災害の予防及び防御)

第13条　病院等の内外における火災、その他の災害の予防及び防御に関しては、消防法(昭和23年法律第186号)第8条の規定により防火管理者が定めた消防計画(以下「消防計画」という。)によるものとする。

(終業後の戸締り)

第14条　職員は、終業の際、各自所管に係る書類及び物品を所定の場所に保管し、火気及び戸締りを点検して、異常の有無を確認しなければならない。

(開扉時刻及び閉扉時刻)

第15条　病院の開扉時刻及び閉扉時刻は、次のとおりとする。ただし、特に必要があると認めるときは、変更することができる。

(準用)

第16条　この規程は、診療所の管理に準用する。

(委任)

第17条　この規程に定めるもののほか、必要な事項は、管理者が別に定める。