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4月定例市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月5日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2018年(平成30年)4月13日(金曜日)

報告事項

・福山駅前の再生について

・福山城400年記念事業について

・福山城天守閣等の耐震診断結果について

 

会議録

市長

 まず1点目は,福山駅前の再生についてであります。このたび本市は,国から地方再生のモデル都市として全国32都市の一つに選定をされました。

 国土交通省は,内閣府と連携してこれまで全国の地方都市の再生を強力に推進してこられましたが,本市の駅前再生ビジョン実現に向けた取組や,立地適正化計画の策定に向けた取組が評価されたものです。モデル都市に対しては,社会資本整備総合交付金や内閣府の地方創生推進交付金など,ハード・ソフトに対する国からの支援が,今後3年間,集中的に受けられることとなります。

 また,国土交通省,内閣府,UR都市機構の職員が,地方再生パートナーとして任命され,本市といわば,伴走する形で個別にアドバイスをしていただける,或いは,現地にもきていただくという支援も可能となってきます。

 私は就任以来,福山駅前が人口減少,少子高齢化社会における地方都市のモデルとなる,モデルにしたいという思いを掲げて,再生ビジョンの策定や,リノベーションまちづくりによる取組を集中的に進めてまいりました。このような取組が,国に認めていただいたものと考えています。

 今年度は,昨年の再生ビジョンの策定からそれを実践する段階へとスピードアップ・ステップアップしていきます。このため,福山駅前デザイン会議を立ち上げると申し上げてまいりましたが,5月には,第1回の会議を開催いたします。モデル都市の選定を受けたことで,これからの福山駅前の再生に向けた取組が,国の総合的かつ集中的な支援を受けながら加速していくものと,大変心強く喜んでおります。

 この他に,これまで,本市及び備後圏域にとって必要なインフラ整備について,社会資本のストック効果が最大限発揮されるよう,国や県に対して議会,経済界とともに強力に要請をして参りました。この結果について,改めて主な点について報告をいたします。

 まず,福山港ですが,輸出量の増加や船舶の大型化に対応するため,「福山港ふ頭再編改良事業」が新規の直轄事業として,今年度予算化されることとなりました。その事業費が142億円であります。

 また,にぎわいある水辺空間の形成を図る「芦田川千代田地区かわまちづくり」の新規事業化が決まった事は,既にご報告した通りです。

 更に今回,競馬場跡地の公園整備については,昨年(平成29年度)の約9倍もの国費が措置されることになりました。この結果,新総合体育館,そして芦田川との一体的な整備を計画通りに進めていけるという環境が整ったと受け止めています。

 また,一般国道2号福山道路の整備促進については,平成29年度の事業費の約7倍の事業費が確保されることになりました。3月末に供用開始されました福山サービスエリアスマートインターチェンジに続き,国道2号の渋滞解消に向けた取組が着実に歩みを進めることになります。引き続き,本市の拠点機能を強化するためのインフラ整備の促進について,国や県に働きかけをしていきたいと思っています。

 2点目ですが,福山城400年記念事業についてであります。

 福山城400年記念事業実行委員会をお手元の資料にある通り,4月20日にエフピコRiMで開催します。私の思いでありますが,プレ事業の2年目となる2018年度,よみがえる福山城,こうした思いを待って福山城及びその周辺の整備について着実に事業を進めていきたいと思っています。そういう思いをしっかりと実行委員会とも共有しながら,築城400年に向けて進んでいきたいと思っています。

 いくつかについてご紹介いたします。まず「福山城顕彰事業」でありますが,昨年度策定しました史跡福山城跡保存活用計画に基づいて,将来にわたってこれを適切に保存・活用していくために,今年度は,整備基本計画を策定する予定としています。

 また,国重要文化財であります伏見櫓・筋鉄御門の国宝化に向けた調査を今年度開始いたします。現在試行的にライトアップを実施している伏見櫓等の本格的なライトアップ事業に向けて基本計画,そして実施設計を策定してまいります。福山城公園内の樹木整備を行うとともに,電気やガス,水道等ライフラインの整備計画を取りまとめてまいります。

 また,福山城の周辺に関する整備では,6月9日(土)・10日(日)の両日,昨年度に引き続き,福山城南側市道を「二ノ丸お散歩エリア」として歩行者天国の実験を行います。

 また,JR福山駅北口広場整備の基本方針を策定するとともに,福山城周辺の建築物等の高さ制限を行うための景観計画の見直しにも取り組んでまいります。

 次に「歴史・文化事業」でありますが,今月に引き続き10月には「福山名所(などころ)コンサート」を神辺本陣で開催いたします。そして以降は,築城400年まで年2回程度,各地で,各地とは福山城にゆかりのある史跡や名所を舞台に「名所コンサート」を開催していきます。今年1月に開催した「福山とんど祭り」については,福山の伝統行事復活に向けて検討を進めてまいります。

 昨年度制作いたしました鞆の浦のVRアプリを4月28日から公開いたします。また,当日は,福山工業高校電子機械科の生徒の皆さんに協力いただき,福山城を題材としたVR体験も実施いたします。エフピコRiMで行います。

 今年度は更に,福山城のコンピュータグラフィックスの制作や神辺の歴史的町並みを題材にしたVRの制作などにも取り組んでまいります。

 藩主ゆかりの自治体との交流事業でありますが,5月19日,20日の両日,福山ばら祭が予定されていますが,その機会に,愛知県刈谷市,これは水野家ゆかりの都市ですが,また岡崎市,そして3月に協定を締結した阿部家ゆかりの東京都文京区をお招きし,イベントを開催したいと思っています。

 次に「入封400年プロジェクト」でありますが,来年の入封400年に向けて,神辺・新市・沼隈・内海,鞆,各地域の歴史文化資源を生かした取組を進めてまいります。今年度は,水野勝成公ゆかりの史跡等をテーマにした(仮称)歴史文化フォーラムを開催予定です。入封400年を機に,歴史文化を生かしたまちづくりや地域の活性化につながるような歴史観光ツアーのコースの組成なども検討されております。

 この他に,お手元にありますように「交流事業」「市民企画事業」などそれぞれプレ事業の企画案を議論し,実施していくと,この様になっております。

 3点目でありますが,福山城天守閣等の耐震診断結果についてご報告いたします。

 現在の福山城天守閣,鏡櫓,月見櫓及び湯殿は,1966年(昭和41年)から1973年(昭和48年)までにそれぞれ再建された新耐震基準以前の基準で設計された建築物であります。したがって,現況を把握する必要があるため,昨年度,耐震診断を実施いたしました。

 その結果,お手元の資料にもありますように,いずれの建物も「震度6強から7程度の地震の震動及び衝撃に対して倒壊し,又は崩壊する危険性が高い」との評価を受けました。

 これまで同様の耐震診断を実施した他市の事例,他市の城郭の耐震診断を踏まえた取組事例を見ますと,直ちに同様に危険性が高いと評価された城郭にあっても,直ちに入場制限を行う必要はないと考えておりますが,早急に本市としては有識者会議を開き,或いはヒアリングを行い,今後の対応,適切な対応の在り方について取りまとめを行いたいと思っております。

 また,診断の結果,いずれの建物も耐震補強は可能とされました。したがって,補強工事を行うことによって,現在の耐震基準を満たすことができるということであります。補強内容等の具体的な整備方針については,専門家の意見を聞きながら,今年度策定する整備基本計画に取りまとめていきたいと考えております。

 なお,当面の対応としては,観光客や市民の皆様に,そうした状況にあるということをしっかり周知をするという事で対応していきたいと思っております。

 以上で私の説明を終わります。

質疑応答

記者

 先日以来,各職員への辞令交付が行われ,新年度が本格的にスタートしました。特に若い方ですが,今後長く市役所で勤務することになると思います。新人職員に,どのようなことを学び,どのような姿勢を身につけていってほしいと市長ご自身は思われているのか,そしてまた,経営戦略監や戦略推進マネージャーら外部人材が入られておりますが,そういった方々が直接,新人・若手職員に指導・助言するような機会は設けられるということはありますでしょうか。

市長

 新採用職員に対して,私の方からいくつか申し上げましたが,1つは,気付きを大切にして欲しいということを申し上げました。地域の小さな事にも気付くことが,市民の皆様の思いと共にあろうとする謙虚な姿勢に繋がると考えるからであります。

 また,できない理由を説明するのではなく,どうすれば市民の皆様の思いに応える事が出来るのか,少しでも,一人一人が自分なりの工夫をする,そんな職員であって欲しい,そういう姿勢を持って欲しいという事をお願いいたしました。

 また,「全体の奉仕者」という公務員の本分を忘れないでほしいという事も申し上げました。公務を民主的かつ能率的に行い,公正に職務を行う中で,市民の皆様の思いを共有する行政を実現してほしいという事です。

 また,私の掲げる「5つの挑戦」についてその内容を理解していただき,1日も早く戦力としてその実践に参加してほしいと,この様にもお願いをしました。以上のような事を申し上げながら,改めて「スピード感・情報発信・連携」の大切さ,そして「現場主義」の徹底をお願いしました。

 次に,経営戦略監の動き方をご質問いただきました。今月から澤経営戦略監と5人の戦略推進マネージャーの体制が整いました。まずは,市政の状況をしっかりと勉強していただきたいと,こういう事で今,ヒヤリングを精力的に行っております。

 両副市長のもとで,担当部署と十分に意思疎通をはかりながら,民間ならではの視点で企画や立案の助言役を担ってほしいと希望しております。

 今月以降,定期的に両副市長のもとで経営戦略監チームを交えて,そうした会をしっかりと重ねることによって,私たちが持っている地元を熟知した上に立った企画政策能力と外部の新しい新鮮な目とがうまく融合していくという事を期待したいと思います。

記者

 先になるとは思いますが,若手の方に何か直接指導するような機会は,澤さんにはありますか。

市長

 私からこうして欲しい,ああして欲しい事は,当面は控えたいと思っております。私の経営戦略監に対する期待は,先ほど申し上げたとおりです。そうした事を踏まえて,経営戦略監は市民の皆さん方の期待に応えてくれる動きをしてくれると思います。

 すでにインタビューにも答えて,報道によれば,福山の発展に貢献したいという事もおっしゃられたようです。私は直接聞いておりませんが。そういう事で,澤さんには思う存分持てる力を戦略推進マネージャーと発揮して欲しいと,期待をしたいと思っております。

記者

 福山城の耐震診断の関係で,3点ほどお尋ねをしたいと思います。

 築城400年の節目が迫る中で,こうした結果になってしまったのですが,結果をご覧になって率直に市長の受け止めを伺いたいのと,今後の方向性についてお話がありましたけれども,耐震工事・補強も可能というお話でしたが,今後の方向性としては耐震補強をしていくという事でよろしいのでしょうか。

 最後は,詳しい事は整備基本計画の方で決めていくと思うのですが,スケジュール的には,築城2022年までをめどに耐震補強というのは,終えられるという方向性なのか,の3点をお願いします。

市長

 築城400年の節目でこうした結果が出た事についての思いについてのご質問がありました。

 私はよかったと思っております。よかったというのは,後ほど説明しますが,そもそも築城400年事業を構想し,立ち上げたときから,その中で昭和41年以降,長い年月が経っている福山城と関連の城郭施設の耐震補強をして,万全の態勢で全国からの観光客をお迎えするのは,当然の責務だと思っていました。

 終わった後,実はあの時耐震補強がなかったというようなことはむしろ,段取りを失していると思い,今回耐震補強をしていただく事にしました。したがって,今後しっかりとどういう形が適切なのかという事を考えていきたいと思いますし,先ほど申し上げましたように,耐震補強が可能だということであれば,一つの選択肢,大きな選択肢の一つになろうかと思います。耐震補強に合わせて,どうした,どのような取組ができるのかという事も併せて考えていきたいなと思っています。

 これも,有識者のご意見を聞きながら判断をしていくことになると思いますが,端的に言うと,400年までに耐震補強工事が完成するのかどうなのかという事だと思います。今の庁内の専門家の話を聞くと,調査を行い,設計を行い,耐震工事を終えることは,十分400年の年までには,可能ではないかというふうに聞いております。そういう意味では今後,迅速な対応をしていきたいと,そうすることで,よりいい,安心な築城400年の年を迎える事が出来ると思います。

記者

 今お話になった事に,もう1件追加なのですが,耐震補強と併せてどんな取組ができるか考えていくという事ですが,例えば具体的にお話しできる事があればと思うのですが。外観を築城当時に近いものに近付けるとか,そういったようなお考えはないでしょうか。

市長

 今,具体的には申し上げませんが,耐震補強工事の在り方を仮に,耐震補強で対応する事になればそうした議論の中で,いろいろな専門家からのご意見も出てくるかもしれません。そういうものも,可能な限り取り入れることでより良い400年の節目に繋げていくこともあるだろうと思っています。

記者

 福山城関連でお聞きします。今年度の取組の中で福山駅北口広場整備方針というのがございます。北口広場ですから,当然,福山城跡の整備基本計画との整合性を取らないといけないのかなとも思うのですが,市長としては,これから基本方針の内容を詰めていくにしても,北口広場をどの様に整備したいかイメージがなにかございましたらお伺いしたいと思います。

市長

 福山城と隣接している地域であります。文化ゾーンに隣接した地域でありますね。そうした雰囲気を可能な限り受け止めたような整備方針というのはありうるかと思います。と,同時に福山駅を通じて多くの方々が出入りする,活気に満ちた地域でもあります。

 また,交通が輻湊(ふくそう)しているという課題も抱えている地域ですね。そうした事をどのように調和させていくのか,そういう観点から専門家の議論を聞きながら整備の方向性を定め,市民の皆様に説明していきたいと思っております。

 今,具体的に更にイメージを述べる,そこまでイメージを固めているわけではありません。

記者

 新たに基本方針を策定するにあたって,新たな会議みたいなものを立ち上げるという事でしょうか。

市長

 今,都市再生協議会というのがありますので,それに専門家などを加えるかというところも,検討してまいります。

記者

 策定は,今年度中にするということでしょうか。

市長

 今年度中でいいですか。

都市部長

 はい。

記者

 地方再生モデル都市に選ばれた事で,市長これまで20年後の福山の姿をずっとイメージされたような取組をされていると思うのですが,20年後という期間は,短くなるとお考えになるのか,個人的な感想でよろしいので教えていただきたい。

 それと,国の方から職員ハンズオン支援を受けるという事なのですが,この人数を何人ぐらい見込まれているのかと,3点目として交付金による集中的な財政支援があるのですが,この支援とはどれくらいのお金の規模を思われているのか,この3点をお伺いします。

市長

 再生ビジョンではですね,今,お話があったように3年後まで,そして10年後まで,そして最終的には20年後には,こうしたマイルストンをはっきりと意識しながら計画的に取り組んでいこうというふうに考えています。概ね20年後でありまして,国の支援によって結果的に20年が縮むことがあるかもしれませんが,今回の事業は,当面3年間の支援を視野に入れた集中的な支援ですね。その後の国との連携の在り方にもこの事業計画の伸び縮みが関わってくると思います。

 いずれにしましても,しっかりとした進行管理,道のりを市民の皆様に示しながら,民と官が一体となって着実に進めていくというのが都市づくりの基本だと考えています。

 それから,国やURから人的支援をいただけるという事でありますが,具体的にはまだ,国の方では具体的なやり方・ルールについては現在検討中だというふうに聞いております。もう少ししたら,あり方が届くと思います。

 それから金額でありますが,これも駅前再生に関わるいろんな関係者の合意があって初めて事業に繋がっていく,そしてその事業の規模が決まり,必要な国の支援が決まっていくと,こういう順番になりますから,今の時点でいくらぐらいの規模の支援を期待しているか,これは白紙です。

 今後,具体化していきます。そういうふうに我々が具体化して国にそうしたイメージを届ければ,国がそれにしっかりと応えてくれるという体制が今回できたという事です。

記者

 追加でもう一つ。駅の北口広場に限って言えば,市営駐車場とバスの乗降場とタクシー乗り場と,後は朝夕のマイカーの送迎で非常に混雑している状況が見受けられると思うのですが,これについて本年度から,広場の整備・具体的なビジョン,例えば市営駐車場を立体化するとかそういうようなビジョンはお持ちなんでしょうか。

市長

 具体的なビジョンは,今後です。ただ,今おっしゃったような課題についての意識は明確に持っています。それをしっかりと制御するという事が駅前再生に大きな意味を持ってくるとも思っています。

 駅前という言葉ですけども,駅の南と北と一体となって再生していくという事ですね。

記者

 駅前再生に関連して,この事業が市民にとって動き始めたのが見えてくるような時期と,どんな所からそれが見えてくるのか,イメージがありましたら教えていただきたいのと,この事業を進めていくうえでの今の現状での課題みたいなもののお考えがあれば教えてください。

市長

 例えば伏見町で言えば,あるいは伏見町を中心としたエリア・中心市街地のエリアで言えば,昨年度実施したリノベーションスクールで,4つの構想が出てきた。そして広島銀行が,長期間で運転資金も設備資金も上限2,000万円までという「にぎわい」という金融商品をつくっていただき,これは全国にもおそらく例がないと思います。こういう事業者ファーストの融資制度をつくっていただいたのは,そういうものと,事業コンサル機能を持つフクビズとが連携して,今年度はいつのタイミングで事業化に繋がるか,これは一つの見える,見える化ですね。そしてそういうものが,一つ,二つ,三つと連なって繋がっていくことによって,点が線になり,線が面になっていくと,より機運を高めることに繋がると。この前,発表されましたようにキャスパの建て替えというものも現実なものになってまいりました。耐震調査が終わり,建物が壊されるという事になればまた,近い将来の期待が膨らむと思います。

 そして,例えば中央公園にPark-PFIの手法を通じて公園がもっともっとにぎわい機能を高めていくという動きが,先程もご質問が出ております北口広場で,既に一部変わり始めておりますが,そうした動きが少しずつ重なっていく,そうすることによって市民の皆様方の期待が高まっていく,見える化に繋がっていく,この様に期待したいと思います。

 それから課題は,その裏返しですね。リノベーションまちづくりが本当に順調に進むように関係者が一緒になって取り組んでいかないといけないと,そういう事だと思いますし,スピード感を忘れることなく,その取組状況を市民の皆さんに分かりやすい形で伝えていくことができるかどうか,「今年はこれをやります」「来年はこれをやります」と,そういう事をしっかりと行っていくことができるかどうか,課題としてしっかりと受け止めて,今意識しておかないと思っています。

記者

 先程,キャスパの話も出たので南口の再開発のことについてお伺いします。

 先程,景観計画の改定で高さ制限の話がありました。その話,キャスパの再開発の話でも出たのですが,この解体調査に1年,全体の完成までおよそ5年の目途という話がありました。そうすると高さ制限,どういったものをつくるか,どういった街にするかというような話に密接に関わってくると思うのですが,この景観計画の改定,急がないといけないと思いますが,大体どれくらいを目途に策定をされて,中心市街地や市民の方に公表されるのでしょうか。お願いします。

市長

 ちょっと整理をしておきたいのですが,景観計画の改定によって高さ制限が見直される。その対象のエリアは,駅の北側です。そういうことでよろしいですか。

都市部長

 南も含めて検討してまいります。福山城を中心にエリアを,半径をどうしていくのかという事も具体化していきます。

市長

 ちょっと訂正をいたします。南も含めて景観の在り方を議論していくという事でありますが,北と南の高さ制限の強さはどうですか。

都市部長

 違うと思います。

市長

 違う。そういう意味では北と南のそれぞれの街の役割の違いを意識した景観計画の改定というふうな事を考えていきたいと思っています。それから,都市部長,景観計画の策定のスケジュールについて補足してください。

都市部長

 スケジュールにつきましては,今年度基礎調査をして参ります。そうした中で具体を検討していきたいと思っておりますけれども,スケジュールについては今後の中で検討していきたいと思います。まずは基礎調査をして,景観計画の今の改定ですが,いろんな手法がありますので,そうしたふさわしい手法についても見極める中で,スケジュールを検討していきたいと思っております。

 以上。