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水痘(みずぼうそう)について
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月8日更新
水痘(みずぼうそう)とは
水痘帯状疱疹ウイルスによる発疹性の感染症です。
主に小児がかかる感染症で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。
例年、10月下旬頃から患者数の増加が始まり、年末にピークを迎えます。その後は減少していきますが、7月中旬頃までは患者の発生が見られます。
症状
潜伏期間は2週間程度と言われています。
典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、丘疹(紅斑が盛り上がってくること)、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱のこと)を経て痂皮化(かさぶたになること)します。急性期には、紅斑、丘疹、水疱、膿疱、痂皮が混在します。発疹は全身に現れます。
その他の症状として、倦怠感、かゆみ、発熱が見られることがありますが、一般的には予後は良好とされています。
成人での水痘も稀に見られます。成人が水痘を発症した場合、重症化しやすいと言われています。
感染経路
空気感染、飛沫感染、接触感染により感染します。
なお、患者からのウイルスの排出期間は、発疹出現から水疱が現れている期間とされています。
予防方法
- 流水とせっけんによる「手洗い」と「うがい」をしましょう。
- 患者との接触を避けましょう。
- 水痘の予防には、予防接種が効果的です。なお、生後12か月から36か月に至るまでの小児については、水痘の予防接種が定期接種化されています。詳しくはをこちらをご覧ください。福山市乳幼児等定期予防接種について