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公園を「庭先」のように使って多彩なイベントを定期開催 大和屋製パン工場 代表/Niwasaki 運営 塩出喬史さん

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塩出 喬史(しおで たかふみ)さん

塩出さんの写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園を「庭先」のように使って多彩なイベントを定期開催

塩出さんの写真​​塩出さんの写真​​

JR 福山駅から徒歩 15 分ほどの場所にある『中央公園』。「人が集い、憩う場所」という公園本来の役割を生かして、まちの賑わいにつなげたい。そんな思いで 2021 年(令和3年)から始まったのが、公園の芝生広場を「庭先」のように使って多彩な企画を行う『Niwasaki』プロジェクトです。月に1回程度、マーケットやワークショップ、音楽ライブなど、毎回テーマの異なるイベントが開催されています。

給食用パン製造を手掛ける『大和屋製パン工場』の代表を務めながら、『Niwasaki』の運営にも立ち上げ当初から携わるのが、塩出喬史さん。「公園の幅広い活用方法を提案して、地域の交流拠点にしたい」と語ります。

公園で何か始めたい人を『Niwasaki』がサポート

塩出さんの写真

「公園って、利用申請を出せば誰でもイベントや出店ができる。でも初めてだと申請方法や保健所、消防署とのやりとりなども分からないですよね。『Niwasaki』チームがそこを手伝うことで、公園で何か始めることのハードルを下げたいんです」と塩出さん。

実際に『Niwasaki』で出会った人から『中央公園』でマルシェを開催したいと相談を受け、申請や会場の図面作成などをサポート。マルシェには 80 店舗もの出店者が集まり、多くの来場者で賑わいました。

塩出さんは「公園に人々が集うことをきっかけに、周辺の商店街、さらには福山駅前全体…と、活気づくエリアが広がっていくのが理想です」と話します。

 

福山は皆の力を持ち寄ってやりたいことが実現できるまち

塩出さんの写真​​

実家のパン工場を継ぐために、東京から福山市にUターンした塩出さん。2012  年(平成24年)に初めて市内中心部のまちづくり活動に参加した際、「福山には面白い経験やスキルを持つ人がたくさんいる。皆の力を持ち寄れば、一人ではできないことも可能になる」と実感したといいます。それ以降、数々の地域活性化事業に参画してきました。

現在は駅前エリアの商業施設『iti Setouchi』に、家業の新事業としてドーナツ店『Laughter Doughnuts』をオープン。さらに同施設で、子どもや 20~30 代の世代に向けた定期イベントも準備中です。「福山の魅力は、周りの人々の協力によって、一人ひとりのやりたいことが実現できるところ。若い人たちに、そんな地元の良さを伝えていけたら」。塩出さんの挑戦は続きます。

 

2022年(令和4年)12月取材

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