世界バラ会議福山大会
先人たちから受け継がれてきたばらのまちを未来へ
1945年8月8日、福山は空襲によって市街地の8割を焼失し、多くの尊い命を失いました。
それから間もない1949年、横浜市で開催された日本貿易博覧会を訪れた中村 金二さんが‘ピース’という品種のばらを福山市に持ち帰り、自宅の庭に植え付けました。
また、当時珍しかったばらの魅力に惹かれて、後に福山ばら会会長となる小林 幹弥さんを始め、ばらを愛し育てる市民の輪が広がりました。
まだ戦争の傷が癒えない福山に「荒廃したまちに潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう。」という機運が醸成されていきました。
1950年代半ば、当時の徳永 豊市長は、ばら愛好家を始めとする市民と協力して、約1,000本のばらを現在のばら公園に植えました。そして、福山市での国際ばら展の開催と国際的なばらの都市の実現を願いました。
その後も、ばらは戦後復興と平和の象徴として福山市民の心の拠りどころとなり、約70年の時を経てアジアで2回目となる世界バラ会議とRose Expoの開催へとつながりました。
今に生きる私たちは、先人たちが育んできたばらのまちづくりを更に発展させ、未来へと引き継いでいきます。


世界バラ会議福山大会・Rose Expo FUKUYAMA 2025の記録
世界バラ会議とは
世界バラ会連合が開催する3年に1度の世界会議。ばらの講義や庭園ツアー、優秀庭園賞の決定、栄誉の殿堂入りのばらの審査・決定などを行い、各国からの参加者・ばら愛好会と交流を深めます。
世界バラ会連合とは
現在約40か国が加盟。3年に1度の世界会議のほか、地域大会やヘリテージローズ会議を実施し、加盟国間のばら愛好家の親善や情報交換、知識の共有、研究の促進、ばらの分類、審査基準の標準化などに取り組んでいます。
大会名称
第20回世界バラ会議福山大会2025
テーマ
Roses for the Future 〜福山からはじまる、新しい未来〜
コンセプト
みんなで創る みんなで盛り上げる みんなで輝く
開催期間
| 本会議 | 2025年(令和7年) 5月18日(日曜日)~24日(土曜日) |
|---|---|
| プレツアー | 2025年(令和7年) 5月12日(月曜日) ~17日(土曜日) |
| ポストツアー | 2025年(令和7年) 5月25日(日曜日)~30日(金曜日) |

福山大会実施計画等
- 第20回世界バラ会議福山大会2025実施計画(改訂版) [PDFファイル/8.5MB](2021年3月策定、2023年3月改訂)








