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福山城の歴史

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年6月1日更新

 福山城は1622(元和8)年に初代藩主水野勝成によって築かれ、江戸時代を通して藩のシンボルであり続けました。
 1873(明治6)年に廃城令が出されましたが、町民の建白により福山町の管轄となります。後に広島県の管轄となるも、天守は荒廃してしまいます。それを見かねた町民は1895(明治28)年に、県に対して福山城公園の移管を上申し、許可を得ることで福山町で管理することとなります。再び町民の下に戻ってきた福山城への意識は高く、
寄付金で天守や伏見櫓やぐらなどの修理も行われています。
 1945(昭和20)年8月8日、福山空襲により天守は焼失してしまいます。それでも1966(昭和41)年に市民や企業からの寄付金を基に、天守台を利用して再建されたのが現在の天守です。まさに市民により支えられてきた城といえます。築城400年である2022(令和4)年に向けて今年の8月からいよいよ福山城はリニューアル工事を行います。こうした歴史を踏まえた上で、皆さんと一緒に400年を盛り上げていきたいです。

 

明治30年天守閣修理の様子
明治30年天守閣修理の様子

福山城博物館
922-2117

手話通訳/要約筆記の有無: