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福山城築城400年・福山城博物館リニューアル記念特別展「水野勝成と徳川四天王ー伸君家康の守護者たちー」

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年10月1日更新
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この甲冑ちゅうは、1600(慶長5)年の関ケ原の戦いの際に、福山藩初代藩主である水野勝成が着用したものです。兜は表面に熊毛を植えた唐形兜と呼ばれる変わった形の兜です。額の装飾である前立には相手を威圧するため
に獅子が歯噛みをしている姿を表現した獅噛と呼ばれる装飾が挿されています。また全体は茶漆塗りで仕上げられており、熊の毛と相まっておどろおどろしい雰囲気が伝わってきます。左の脇下には鉄砲で撃たれた跡があり、あまたの戦場を駆け巡った勝成の武勇を現在に伝える甲冑といえます。
本甲冑は水野家の家宝とされてきました。1964(昭和39)年に水野家から賢忠寺に寄贈され、現在まで大切に
保管されています。福山城築城400年という大きな節目である今年、特別に公開することができました。勝成の
勇ましい姿を想像してみてください。(本史料は同館特別展で展示しています)

革包茶絲威二枚胴具足(広島県重要文化財・賢忠寺蔵)

福山城博物館
Tel:084-922-2117

手話通訳/要約筆記の有無: