広報ID:373894印刷用ページを表示する 掲載日:2025年9月1日更新

第33回特別展「福山藩と儒学者・菅茶山」
菅茶山は江戸時代後期に漢詩人として全国的に名を馳せました。この噂を聞きつけた福山藩阿部家第4代藩主・阿部正倫は、茶山をすぐさま登用しました。
以後、茶山は私塾での教育に軸足を置きつつ、福山藩阿部家に仕える儒学者として藩校・弘道館での経書の講義や作詩の指導、地誌・「福山志料」の編纂、幕府からの依頼を受けた「風俗御問状答書」の作成など、様々な藩の命令に応えていきました。
本展では茶山を重用した福山藩阿部家第5代藩主・正精が描き、茶山が着賛した「蘭竹図」をはじめ、茶山を登用した4代藩主・正倫が描いた「鍾馗図」、福山藩家老・内藤角右衛門との交流がうかがえる「雨日邀東門大夫即事」などの作品や資料を通して、茶山が儒学者として福山藩に残した足跡や、藩主や福山藩士との交流などを紹介しています(同展は10月13日(月・祝)まで開催しています)。
手話通訳/要約筆記の有無:
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ふくやま美術館
電話084-932-2345
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