広報ID:389545印刷用ページを表示する 掲載日:2026年3月1日更新

ふくやま書道美術館 冬の所蔵品展2「金石を見つめる―碑学派の人たち」
冬の所蔵品展2「金石を見つめる―碑学派の人たち」
18世紀後半、中国の書の世界に大きな転換期が訪れました。法帖を書の手本とする「帖学」ではなく、オリジナルの字姿を残した青銅器や石碑の文字に書の表現を求める風潮が生まれたのです。彼らは後に「碑学派」と呼ばれるようになりました。
左図の《鐘鼎插花図軸》は、古代中国において煮炊きや祭祀で用いられた鼎の形を立体的に写しとる「全形拓」に、呉昌碩が瑞々しい花々を描き加えた作品です。太古の記憶と生き生きとした花の彩りがひとつの画面で響き合っています。画面真ん中の左側には鼎の中に鋳込まれた文字の拓が見られますが、碑学派の人たちはこのような金石資料から書の表現を模索し、作品として昇華したのです。
本展では「金石」に魅了され、新たな書風を展開した開拓者たちの作品約50点を紹介します。筆跡から滲み出る金石の煌きをご堪能いただければ幸いです。
手話通訳/要約筆記の有無:
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