
特別展「小林徳三郎 福山が生んだ異才の洋画家、その豊かな軌跡」
ただ少年がぼんやりと金魚を見つめている。鉢の中の金魚は、単純な輪郭線で描かれているだけなのに、ガラスの歪曲のせいで拡大し、確かな実在感を覚える。一見すると上手ではないのだけれど、どこか惹かれて心にいつまでも残る絵というものがあります。小林徳三郎は間違いなくそういった作品を描く稀有な画家のひとりだと思われます。
小林徳三郎は、現在の福山市に生まれ、絵画史に名を残すフューザン会に参加するなど、大正期から昭和期にかけて中央画壇で活躍した洋画家です。林芙美子から「空気の入った、生活の入った何気ない作品」と評されるなど、同時代の多くの文化人に愛されました。本展は、半世紀以上ぶりに公開される代表作《金魚を見る子供》をはじめ、300点を超える作品・資料により画家の豊かな画業を辿る初の大回顧展となります。福山が誇る画家の軌跡を見るまたとない機会、ぜひお見逃しなく。
展覧会名:特別展「小林徳三郎 福山が生んだ異才の洋画家、その豊かな軌跡」
会期:4月11日(土)〜6月7日(日)(前期:5月6日(水・休)まで、後期:5月8日(金)から)
休館日:月曜日 ※5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館
開館時間:9:30~17:00
会場:ふくやま美術館(広島県福山市西町二丁目4番3号)
観覧料:一般1,500円 (1,200円) 高校生以下無料 ※( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金

小林徳三郎《金魚を見る子供》1928年 東京国立近代美術館
手話通訳/要約筆記の有無:
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