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両備軽便鉄道を巡る 深水川のコンクリート橋

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月1日更新

井原鉄道湯野駅から東に少し進んだ先にある深水川には、軽便鉄道
のコンクリート橋が今もひっそりと残っています。
1922年に両備軽便鉄道の支線として開業した神辺駅から高屋
駅間の路線は、開業以来地域住民の交通手段だけでなく、紡績業を
中心とした地域経済を支える路線として、明治時代以降の近代化の
象徴でした。

 両備軽便鉄道の備後福山駅から府中駅間は1933年に国有化さ
れ、現在の福塩線となりますが、神辺駅から高屋駅間は国有化の対象
から外れたため、神高鉄道に譲渡され営業は続きました。しかし、経営
悪化が続いたため、1940年に井原駅から笠岡駅間の軽便鉄道を運
営していた井原笠岡軽便鉄道(現井原鉄道株式会社)に譲渡されま
した。戦後、ディーゼルカーを導入し沿線のライバルである乗合自
動車に対抗していましたが、利用客の減少が続き、1967年に神
辺駅から高屋駅間の軽便鉄道はついに廃止となりました。
軽便鉄道の路線上には橋梁跡や線路跡が随所に残っており、当時の
線路の面影を感じることができます。

文化振興課
084-928-1278

手話通訳/要約筆記の有無: