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合流式下水道改善事業について

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月27日更新

「合流式下水道改善の取組み」

福山市では,市の中心部578haで合流式下水道を採用しています。合流式下水道は,雨水と汚水を同一の管路で排除する方法で,早くから下水道に着手した都市を中心に採用されてきました。

 しかし,その後の都市化の進展により雨水流出量が増大し,少量の降雨でもたびたび浸水被害が発生していたことに加え,降雨時に汚水処理場の処理能力を上回る下水量になると,下水の一部が未処理のまま放流され,公共用水域の水質などに影響を与えることがありました。

 そこで本市は,早急に浸水被害の軽減と公共用水域の水質保全を図るため,合流式下水道の改善に取り組むことにしました。

1.合流式下水道改善事業の概要について

公共用水域への汚濁負荷を軽減するための中央雨水滞水池の建設並びに浸水対策としての増補管とその流末への中央ポンプ場の建設が事業の概要となります。

合流改善概略図

▲福山市合流式下水道改善事業の概要

 

2.合流式下水道改善事業の全体計画について

事業の全体計画を以下に示します。

合流式下水道改善事業の全体計画
項   目 全   体   計   画           うち施工済
排水面積 578ha -
事業期間 1995年度(平成7年度)~ -
増補管

口径 900mm~4,500mm

延長 7,680m

口径2,800mm~4,500mm

延長5,592m

中央ポンプ場

口径 2,000mm 3台

口径 1,500mm 1台

口径 2,000mm 1台 ※1

口径 1,500mm 1台 ※1

中央雨水滞水池 8,000m3 8,000m3 ※2
高速ろ過施設 78,890m3/日

78,890m3/日 ※2

※1 2011年(平成23年)4月供用開始

※2 2014年(平成26年)4月供用開始

 

3.合流式下水道緊急改善計画について

公共用水域への汚濁負荷量を削減するため,国が示した「合流式下水道改善対策指針(2002年(平成14年)3月)」に基づき,「福山市合流式下水道緊急改善計画」を策定しました。

合流改善目標
合流改善目標 指標 改善前 目標

(1)汚濁負荷の削減

 分流式下水道並みに年間BOD総放流

負荷量を削減する

年間BOD総放流負荷量 412.7t/年 220.2t/年

(2)公衆衛生上の安全確保

 未処理放流回数を対策前より半減させる

未処理放流回数 64回 32回

(3)夾雑物の削減

 吐口において夾雑物を極力防止

スクリーンの設置有無

あり

(達成済)

-

(4)総降雨水量10mm~30mm時に吐口からの

BOD平均水質が40mg/L以下であること

BOD平均放流水質

40mg/L以上

あり

すべて

40mg/L以下

(注)改善前の数値は,合流改善施設がない場合の試算値です。

 

4.合流式下水道緊急改善事業の事後評価について

福山市合流式下水道緊急改善事業について,2013年度(平成25年度)末に事業が完了し,2016年度(平成28年度)に事後評価を行いましたので,その内容を公表します。

福山市合流式下水道緊急改善事業 事業評価シート [PDFファイル/79KB]

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