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広報ふくやま2020年1月特集1「枝広市長新春インタビュー」

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月3日更新

枝広市長 新春インタビュー 備後の拠点都市としての役割と新たな時代のまちづくり

インタビューの様子の写真

福寿会館

2020年の年頭にあたり、枝広市長にこれまでの振り返りと今後の市政運営について聞きました。インタビュアーは、福山出身で広報テレビ番組「びんご姫のふくやま“福”さがし」でもおなじみの広島テレビ放送の糸永直美さんです。

昨年を振り返って

糸永

明けましておめでとうございます。
市長が就任されて3年がたちました。これまでの感想と当初掲げられた5つの挑戦について、実績と課題を教えてください。

市長

明けましておめでとうございます。市民の皆さまにご理解をいただきながら市政運営を進めてきた、あっという間の3年間でした。

5つの挑戦をスタートさせた1年目は「実行の年」、2年目は「加速の年」、そして3年目となった昨年は、その取り組みをさらに深めていく「深化の年」として市政運営を進めてきました。市民の皆さまにも「市政が動き出したな」という変化を感じ取っていただけた3年間と思っています。

昨年1年間は多くの出来事がありました。1月には就任以来進めてきた車座トークを全学区(町)で終了することができました。それから私が皆さまとの約束で1番に掲げてきた「福山駅前のにぎわい再生」も動き出した年です。その他にも福山道路の着工、福山港ふ頭再編改良事業、そして神辺町の土地区画整理事業が始まり、都市の構造が大きく変わり始めた1年でした。

糸永

ハード面も随分変わってきていますが、子育て支援などソフト面でもいろいろと動きがありましたよね。


市長の写真
市長

そうですね。子育て支援ナンバーワンの都市をめざして子どもを大切にする市政に努めてきました。福山ネウボラでは妊娠から出産、子育て期まで子育て世代に温かく寄り添える相談窓口を市内12カ所に開設しました。また医療費の負担を訴える子育て世帯の声に応えて医療費の助成を拡充しました。さらに学校での空調設備の整備なども進めています。

新しいまちづくりへの挑戦

糸永

福山ならではの新しいまちづくりの取り組みも実践してこられましたよね。

市長

はい。昨年10月に2回目となるばらのまち福山国際音楽祭を開催しました。街中が美しい、そして世界で活躍するアーティストらによる本物の音で満ち溢れたそんな期間でしたね。小学5年生全員を招待し、次世代の育成のためのコンサートも実施しました。市民1万6千人が参加し、全国に誇れる音楽祭になりつつあります。

糸永

コンサートホールはもちろんですが、駅前などでも音楽が溢れていた時間はとても気持ちが良いものでした。

市長

「まちなかつながるコンサート」では中高大学生そして本市出身のアーティストが各地で自慢の音をプレゼントしてくれて、心と心がつながる4日間だったと思います。

糸永

市民の皆さんの反応や手応えはいかがでしたか。

市長

「すばらしい音楽祭でした」「この音楽祭を次も、またその後もずっと続けてほしい」という声をよく聞き、手応えを感じています。

今後取り組む3つの備え

糸永さんの写真
糸永

今後の取り組みについてお聞かせください。

市長

5つの挑戦を深めていく3つの備えを約束してきました。「頻発する自然災害への備え」「本格化する人口減少への備え」そして「備後の拠点都市としての備え」を進めていきたいと思っています。

特に浸水対策です。一昨年、大変な水害や浸水被害に見舞われました。「二度と床上浸水被害は起こさない」という強い決意で昨年から5年間をかけての浸水対策を強力に進めています。国・県にも協力を仰ぎながら河川・ため池の整備、そして河川から水を吐き出すポンプの増強などに取り組もうとしています。

糸永

人口減少対策についても取り組まれるということですね。

市長

はい。47万人を超えていた本市の人口も減少局面に入りました。20年後の2040年頃には今から2万5千 人近く人口が減るという予測もあります。全国的にも同じような状況です。しかし活力を失うような都市にしたくあ りません。そういう意味で人口減少対策は我々が取り組むべき重要な課題だと思っています。福山ネウボラで子育て 世帯を支えて子どもを育てやすい、そんな社会を作っていきたいと思っています。

それから「フレイル(虚弱)」という言葉がありますが、高齢者の健康増進にも十分な配慮が必要です。高齢にな り知らないうちに筋力が衰え、いつの間にか介護が必要な状況になってしまうといった段階をいち早く私たち自身が 自覚し、フレイルになることを防ぐ・遅らせる取り組みとして若い頃からしていく「フレイル対策」を本格的に導入 したいと思っています。健康な高齢者を数多く生む、生き甲斐がある社会にしていきたいと思っています。

皆さんへメッセージ

糸永

最後に皆さんにメッセージをお願いします。

市長

私は市長就任以来「スピード感・情報発信・連携」の3つを大切にしてきました。これからもスピード感を忘 れることなく、活力と輝きに満ちたそんな福山を作っていきたいと思っています。そして備後圏域の各市町と一緒に なって、誇りと発展可能性に満ちた地域にしていき、その中で福山がリーダー役を務めていく市政運営を続けたいと 思っています。これからも市民の皆さまと共に市政を担っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

2019年を振り返る
こんなことがあった1年でした

1月

13日
成人式、新成人4,912人
19日
市長と車座トーク全学区(町)終了(2016年11月~開始)
1月のできごとの写真

2月

1日
県が鞆トンネルのルート案を提示
7日
福山市名誉市民 小丸法之さん逝去
25日
川南地区まちづくり新ビジョンを策定

3月

9日
福山港ふ頭再編改良事業着工式典
17日
ふくやまマラソン
29日
福山駅北口広場整備基本方針を策定

4月

1日
子どもの医療費助成を中学生まで拡充
4日
市立大学の大学歌 完成披露
9日
本市初の義務教育学校「鞆の浦学園」開校式
19日
全国初 グリーンスローモビリティのタクシー事業が鞆町で運行開始
25日
旧キャスパの再生事業者から事業計画概要が発表される
4月のできごとの写真

5月

11日
戦没者追悼式
15日
東京オリンピックに向けたメキシコチーム事前合宿開始(5月フェンシング・バドミントン、7月ボート・スポーツクライミング、9月飛込)
18日
福山ばら祭(~19日)
23日
松永はきもの資料館が日本経営協会主催の「協働まちづくり表彰」で優秀賞を受賞
24日
市総合体育館の呼称が「エフピコアリーナふくやま」に決定

6月

4日
中央公園で公募設置管理制度(Park-PFI)の実証実験を実施(~7月29日)
5日
福山市MICE誘致ディレクター委嘱式
18日
地産地消の拠点「食と農の交流館」がオープン
6月のできごとの写真

7月

1日
市制施行103周年
4日
川南地区都市計画変更・川南土地区画整理事業事業計画変更が認可される
8日
JR西日本と「福山駅北口広場の整備等に関する協定」を締結
11日
市政懇談会(~26日)
20日
第90回都市対抗野球大会でJFE西日本がベスト8進出
27日
中国地方初 「電動キックボード」の実証実験を中央公園で実施
28日
6月19日に誕生したアミメキリンの赤ちゃんの愛称が「はっさく」に決定
29日
第72回全日本9人制バレーボール実業団男子選手権大会でJFE西日本が優勝

8月

2日
カープナンバー1万枚到達記念セレモニー
8日
市民平和のつどい・第65回市民平和大会
8日
原爆・福山戦災死没者慰霊式
26日
「芦田川水害タイムライン」完成式

※14・15日の福山夏まつりは台風接近に伴い中止

8月のできごとの写真

9月

1日
平成30年7月豪雨の水防活動などの功績に対して福山市消防団が内閣総理大臣表彰を受賞
2日
2019年度内に全ての市立小中学校に設置予定としている空調設備(エアコン)の一部を運用開始
20日
国土交通省に「福山市手城川流域における床上浸水被害解消プラン」を「100mm/h安心プラン」として申請したものが登録される
21日
初代藩主水野勝成入封400年記念 備後入封400年祭(~23日)
※22・23日は台風接近に伴い中止
30日
福山駅北口・南口の愛称使用開始(北口は「福山城口」、南口は「ばら公園口」)
9月のできごとの写真

10月

1日
幼児教育・保育の無償化がスタート
1日
服部地区で路線バスに代わる新たな交通手段「服部ピッカリ乗合タクシー」運行開始
4日
初代藩主水野勝成入封400年記念 水野勝成 神辺城入城400年祭(~11月17日)
10日
ばらのまち福山国際音楽祭(~13日)
29日
県内初 第70回全国漁港漁場大会を開催

11月

3日
男性の子育て参加を促進する「子育てパパ活躍ウィーク」を実施(~9日)
17日
一般国道2号福山道路起工式
24日
福山市総合防災訓練(全市一斉)を実施
29日
明治安田生命保険相互会社と「健康増進に関する連携協定」を締結

12月

1日
ルクシアタふくやま(~25日)
4日
緑町公園屋内競技場の呼称が「福山通運ローズアリーナ」に決定
竹ケ端運動公園野球場の呼称が「エブリイ福山市民球場」に決定
竹ケ端運動公園陸上競技場の呼称が「福山通運ローズスタジアム」に決定