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広報ふくやま2020年4月特集2「福山駅周辺デザイン計画4つのポイント」

居心地よく、歩きたくなるウォーカブルなまちへ
福山駅前再生ビジョンに掲げる「働く・住む・にぎわいが一体となった福山駅前」の実現に向けた基本計画となる福山駅周辺デザイン計画を2020年3月に策定しました。官民が連携してこの計画を進め、備後圏域の玄関口にふさわしい駅前として再生を実現していきます。
- 問い合わせ
- 福山駅前再生推進室(084-928-1094)
4つのエリアビジョンの実現に向け官民連携によるさまざまな事業を実施

ポイント1
人を中心としたウォーカブルエリア 安心して快適に歩ける空間を創出
福山城、中央公園・中央図書館、福山駅、RiM、旧キャスパ等跡地、伏見町の6カ所を人が集まる拠点に設定。
拠点周辺や拠点間をつなぐ道路などを含む範囲を「ウォーカブルエリア」とし、道路や公園、広場などの公共空間の整備や民間建物の路面階を歩道と一体的に使えるようにするなど、誰もが安心でき、居心地よく歩きたくなる空間をめざします。
ポイント2
4つのエリアビジョン それぞれのエリアの特性を生かした将来像
駅周辺を4つのエリアに分け、将来像(エリアビジョン)を示します。このエリアビジョンに沿った魅力的なコンテンツを呼び込むことで、それぞれのエリアの特性を生かした魅力と特徴があるエリアを形成し、人々の目的に応じた行き先の選択肢を増やします。
ポイント3
良質な民間投資を呼び込む エリア価値を高める経済循環の再構築

デザイン計画を官民が連携して着実に進めることで、さらなる良質な民間投資を呼び込み、エリア価値を高めていく経済循環を再構築します
ポイント4
周辺地域も含めた一体的な発展 福山駅前が、備後圏域さらに中四国の拠点に

駅前と周辺地域のヒト・モノ・カネ・情報がつながることで相互に経済の好循環を生み出し、市域全体の一体的な発展をめざします
4つのエリアで駅前再生に向けた取り組みが進んでいます
福山城がもつ歴史・文化・景観などを保存・発信 よみがえる 福山城の魅力
2022年に迎える福山城築城400年を記念し、西国鎮衛として城郭史上価値ある福山城の魅力を今によみがえらせ、その価値を後世に伝えるための事業に取り組みます。
福山城天守外観復元
福山城天守などの耐震改修に合わせ、全国の城で「唯一」といわれる天守北側鉄板張りなどの外観復元をめざします。
福山城博物館展示リニューアル
1966 年の開館以来「初」となる福山城博物館の展示リニューアルを行い、福山の歴史をしっかりと後世に語り継いでいきます。また、身体への負担が少なく快適に見学できるようにエレベーターも設置します。
福山城公園周遊グリーンスローモビリティ
グリーンスローモビリティを活用することにより、高齢者や障がい者など、誰もが福山城へ行きやすい環境の整備を行います。

史跡福山城跡の保存・整備
1873 年の廃城令後に失われた二之丸西側の石垣復元や櫓(やぐら)の修理・復元するなど史跡福山城跡の保存・整備を行います。
夜間照明(ライトアップ)整備
照明デザイナー石井幹子さん監修によるライトアップ整備により、魅力ある夜間景観や夜のにぎわいを創出して福山城と周辺エリアの魅力を高めます。
広島大学名誉教授 三浦正幸先生解説による福山城CG 解説動画「よみがえる福山城」はこちら

官民連携でにぎわいを創出 RiMの再生
駅前再生の計画が進む中、2020年8月末のRiMの閉館でこの動きを止めてしまわないよう、早期の再生をめざします。
当面の間、1階部分のみを活用します
他の階は閉鎖し、状況に応じて段階的に更新していきます
メリット
- 当初設備費と運営費の抑制
- 駅前の流れを止めない(1〜2年で改修完了)
- 次の展開の選択肢が生まれる

リノベーションを継続し、にぎわいと交流を生む場所へ せとうちツーリズムの玄関口
ゲストハウスやクラフトビール醸造所など、新しい業態の店舗の出店が、まちに活気をもたらすリノベーションまちづくりを継続。周遊性が高い自転車ツーリズムを実現するレンタサイクル事業などにも取り組み、玄関口にふさわしい機能と空間を形成します。

Park-PFIを導入し、民間事業者のノウハウを活用 公園の新しい使い方
カフェなどの運営やマルシェの開催など、周辺エリアと連携し、日常の暮らしをより豊かにする公園を形成。中央図書館を人や情報の交流の場とし、公園と図書館の相乗効果が生み出す居心地のよさと、周辺への回遊性を生み出します。
