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第4回【ダイアローグ…仲間をつくる】
12月21日(土)、まなびの館ローズコムまなびの館ローズコム(福山市生涯学習プラザ)にて、第4回 共創塾が行われました。
第1回〜第3回までは、実施メンバーと外部講師・12組の塾生だけのクローズドな場でしたが、第4回は、各プロジェクトで大切にしているテーマについて双方で語り合うオープンなミーティング「対話の広場」を開催しました。
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第4回のテーマは、
『仲間をつくる(対話によるサポーター集め)』
まずは、市民の皆さんに塾生自身が発案したプロジェクトを知ってもらうこと。
そして、各プロジェクトで仲間やサポーターを集めることを目的としました。
これまでの3回のミーティングで、何度も自身のプロジェクトを見つめ直し、根底にある動機や問いを確認し合い「どう人に伝えていくか?」のスキルを磨いてきました。
未来共創塾は、それぞれがうちに秘めていた思いを具現化して、外の場に表現していく塾形式のプロセスですが、今回のミーティング「対話の広場」では、広く市民の人々にその思いと動機を伝えて、双方向でアイデアや意見を出し合っていきました。
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今回は、インターネット中継の取材班(あーてれ A-TERE さん)が、会場での様子をYouTube生中継してくださいました。
生中継の他に、各プロジェクトとのコラボや支援の可能性として、数社の企業さんにもご来場いただきました。
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はじめに、共創塾代表・平岡からこれまでのワークの内容とその経緯についてご案内から。
「誰でもリーダーであり、誰かのフォロワーである」
自立した市民が集って、互いの思いを伝えながら、新しいプロジェクトを起こしていく。
ここにこそ、新しい未来の形があると信じつつ、今日のこの場所が、参加した市民の人にとっても塾生にとっても、よい場となっていくことを願いながら、3分間の動画紹介と合わせて、この回への思いを伝えました。
対話の広場の楽しみ方
冒頭に、対話の広場の楽しみ方として、4つの案内を紹介しました。
1、途中でも出入り自由(移動もOK)
4つの対話を同時進行で進めていくため、気になる他の対話のブースにも参加OKとしました。
2、各プロジェクト運営者と自由にお話できます
対話の前後でも、発案者と直接交流できる場になっています。
3、ツリーに感想や応援メッセージをお願いします
直接意見を伝える以外に、付箋に感想や意見を記して、張り出してあるツリーに飾っていきます。
4、応援したいプロジェクトへのサポーター登録(投函)をお願いします
これからも応援したい・サポートしていきたいプロジェクトに、ハガキ登録制を設けました。
この方法によって、
- 一方的に発案者が語るだけではなく、一対一で話ができるオープンな空間づくり
- その場だけでの意見の交換だけでは終わらずに、他の人の意見をみんなで共有できるコメントツリー
- 直にプロジェクトと関わっていける・仲間になれることで、これまで3回のワークで育て上げてきたプロジェクトがよりスケールアップ
等々、より大きな力を得ていくことができます。
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対話の広場は、12組のプロジェクトを4つに分けた全3部の構成です。
それぞれの対話に入る前に、各塾生から自身のプロジェクトについて約5分のプレゼンをしてもらいました。
これまで磨いてきたプロジェクトへの思いや概要を、5分に凝縮して市民の人々に伝える初めての発表の場です。
12組の塾生、それぞれの思いが伝わるプレゼンを披露してくれました。
グラフィックレコーディングと共に
各ブースに移った後は、進行役となるファシリテーターが司会となり、対話の場を進めていきます。
今回は、対話を可視化していくツール【グラフィックレコーディング】を導入しました。
グラフィックレコーディング・通称グラレコは、発話の内容をリアルタイムに「見える化」することで、意見を客観視できるようになり、結論が出るまでの流れが見えたり、言葉だけでは伝わりにくいことを共有することができます。
会議やミーティングの議事録として重宝される手法で、字やイラストで残すことによって、話の理解が早くなったり、考えやアイデアが浮かびやすくなります。
対話から生まれるつながり
ここから、本題となる対話のスタート。
各ブースごとに、プロジェクトが持つ「問い」を中心に、オープンな対話を繰り広げていきます。
はじめから興味・関心のあるテーマに集まってきている面々だからか、それぞれの場ごとに、どれも熱量の高い対話が広がりました。
対話の醍醐味の一つは、良い意味でどう転がっていくのか誰にもわからない所にあるのかもしれません。
思いがけず、なんとコラボできそうな出会いもいくつか生まれたり、第1部・第2部・第3部ともに、とても密度の濃い対話の時間となりました。
最後に、参加者からの貴重な意見やアイデアを応援メモを木に貼って、ツリーにたくさんのコメントが添えられました。
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振り返ってみると、事前の告知と塾生自身のプロジェクトの力もあって、総勢約150名が集まる大規模なイベントとなりました。
対話の広場形式にしたことによって、講演会のような一方的な話を聞く場ではなく、集まった人たちそれぞれの知識や叡智が共有できる場となりました。
それもこれも、12組の塾生がつくりあげてきた「よりよい福山の未来をつくる」コンセプトに基づいた思いがこの場を形づくっています。
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いよいよ来年2月15日(土)の第5回、福山未来共創塾2019は最終発表を場を迎えます(枝広市長も来場されます)。
約半年間に渡って、12組の塾生同士 プロジェクトを磨き合ってきましたが、今日からは、一般の応援者やサポーターたちと一丸となったプロジェクトが進んでいくことでしょう…!
各プロジェクトの進捗情報は、この共創塾公式HPにて更新していきますので、引き続き注目していただけたらと思います。
☆福山未来共創塾2019 第4回M(12/21開催) 生中継編集版 はこちら → https://bit.ly/2ZdmW2Y
*福山未来共創塾2019をサポーターとして、応援してみませんか?