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2回【トライ…実験してみよう】
10月26日(土)、ふくやま文学館研修室にて、第2回共創塾が行われました。
第1回は初対面だったこともあって、塾生同士も(実はスタッフ側も)少し緊張気味でしたが、今回は会場の文学館の場の良さもあって、はじめから柔らかな雰囲気に。
まずは、前回の振り返りから始まり、今回は特別講師を招いてある手法を学んで生きました。
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第2回のテーマは、
『やる事とその手法を企画する(WHATとHOW)』
共創塾では、対話や話し合いと平行して、ワークショップを多く取り入れています。
毎回、別の組み合わせでワークを行うことで、自身のプロジェクトを一から説明していく力を培っていきます。
第2回のゴールとしては、
- 仮のゴールを見える化する
- 直近で試す内容を決める
ここを目標に前回からの宿題の共有を含めて、2つのワークを進めていきました。
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第1回時の宿題は、
- プロジェクトを明確にするために、前回作った模造紙の問いの答えを考えてくる
- ロールモデルになりそうな人や参考になりそうな事例をリサーチ・調査してくる
- その対象者や関係者にインタビューしてみる
この宿題結果を共有することで、別々に動いているプロジェクトの進捗具合を確認し合います。
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宿題共有の次に、SDGsとふくやま未来づくり100人委員会とのつながりを考えていきました。
SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)と呼ばれる、世界193ヶ国共通の目標として掲げられている国際指標です。
このSDGsを、自身の仕事に取り入れている塾生・新宅さんに、なぜSDGs対応しようと思ったのか?について話してもらいました。
そこから、各プロジェクトがSDGsの17項目のどれに該当するのか?ふくやま未来づくり100人委員会のどの部会に該当するのか?について考えていき、グループ内で発表を行いました。
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ここから、本題のワークに入ります。
ワーク1【ゴールと試すことを描く】
この仮のゴールを見える化するために、今回はマインドマップの手法を活用します。
マインドマップとは、イギリスのトニー・ブザンが開発した、情報や思考を整理するためのツールです。
この特別講師として、マインドマップ歴10数年のマインドマップ インストラクターの廣澤正人さんに、本来であれば7時間かけて行う講座を なんと1時間に凝縮してレクチャーしてもらいました。
まず初めに、かまぼこからマインドマップを広げていくことに。
次の、自身のプロジェクトの根底を問いを中心に据えて、それぞれマインドマップを描いていきます。
そこから「まず何をすればいいのか?」試していくことを考えていきました。
マインドマップの優れた点として、湧き出たアイデアから他チームとコラボの可能性が生まれたり、中心の心臓から複数のブランチの線(血が流れる神経細胞のよう)が伸び、そこからさらにブランチが伸びていく想像の自由さがあります。
このワークを通じて、それぞれのプロジェクト新たなアイデアが培われました。
ワーク2【マインドマップを発表する】
根底の問いを中心に据えたマインドマップを、全員の前で発表していきます。
それぞれのマインドマップは、スキャンしてプロジェクターで映し出しました。
自身のプロジェクトの自らの言葉で説明・発表してもらうことは、第4回目に行う「仲間をつくる(対話によるサポーター集め)」スピーチに備える意味を兼ねています。
発表者には、塾生とスタッフ全員から「気づき」や「アイデア」「質問」「紹介」などのコメントシートを渡し合いました。
多くの人からフィードバックをもらうことで、自分一人では考えにくかった視点やアイデアを得ることができます。まさに、塾ならではの集合知ですね。
最後のそれぞれのマインドマップを掲げて、集合写真を撮影し、13時から17時のワークを終えました。
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二次会の交流会では、塾生・新宅さんのしんぐうカフェにて 美味しいベトナム料理をかこみながら、アフタートークに花が咲きました。
食事後は、第4回の仲間をつくる手法で取り入れるトイノバを30分ほど体験してもらうことに。
『なぜ人は旅をするのか?』をテーマに、それぞれの旅にまつわる考えから対話の輪を広げていきました。
…ということで第2回の共創塾も、新たな刺激とワークの時間となりました。
来月11月24日(日)の第3回では、企画を再考し、WHO(誰にどう伝えるか)を企画に練りこんでいきます。
第1回の後から『塾生専用のSNSグループページ』や『オンライン相談会』を設けたので、分からないことがあればオンライン上でも質問を受けつけています。
今回も次回までに取り組んでもらう宿題も渡したので、それぞれの企画がどんな風に飛躍していくのか、温かく見守りたいと思います^!