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個性豊かな城に対する飽くなき情熱と探究心 高校生 今田航太郎さん

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今田 航太郎(いまだ こうたろう)さん​

今田さんの写真

 

 

個性豊かな城に対する飽くなき情熱と探究心

今田さんの写真​​

福山城は西国鎮衛の使命を担い、初代藩主の水野勝成が築城した日本最大級の平山城。北側背面の防御機能を高めるための天守北面鉄板張りが施された5層6階の天守や多数の櫓が配され、「江戸時代建築最後の名城」ともいわれています。2022年(令和4年)に「令和の大普請」を終え、築城400年を迎えた福山城を盛り立てる一人が、「城好き少年」として注目を集める今田航太郎さんです。

今田さんが城愛に目覚めたのは、小学3年生のころ。家族旅行で姫路城を訪れ、その優雅で美しい見た目と、武器庫を備えた荒々しい内部のギャップに感動したことがはじまりでした。「日本100名城」に関する本を読み、全国に個性ある城がたくさんあることを知るにつれて、城への思いを募らせてきました。

 

100名城制覇を夢見て調査と研究を続ける日々

今田さんの写真​​

中学生になってからは、お小遣いを貯めて各地の城を実際に訪れるようになった今田さん。城を訪れた際は、城の歴史や特徴を自分なりに調査した結果をレポートにまとめてファイリング。小学生のときに作成したファイルが、今ではパンパンに! さらに、地図検索サイトを活用して行きたいスポットをチェックしたり、城や城下町については事前にリサーチした内容をまとめたりもしています。

 

もっと多くの人に福山城の魅力を伝えたい!

今田さんの写真​​

中学生のときには、福山市が主催する「夢・未来プロジェクト2020」に応募。プレゼン大会では、福山に現存する城郭のすばらしさを市民に知ってもらい、築城400年を盛り上げたいと熱く語り、審査の結果、支援対象に。「専門家の方々と福山の山城に登城したい!」という夢の実現に向けたチャレンジを支援してもらいました。

大河ドラマの時代考証をしており、福山城築城400年応援サポーターでもある静岡大学名誉教授の小和田哲男さんと、福山市新市町にある相方城や城郭研究の第一人者であり広島大学名誉教授の三浦正幸さんとともに、福山城フィールドワークを実施。そのときの学びや体験、福山城の魅力をまとめたリーフレット『福山城を歩こう』も制作しました。

「リーフレットを制作したり、それをきっかけに取材を受けたりした経験から、「人に伝えること」の楽しさを知りました。個性的ですばらしい城があることを地元の人たちにもっと伝えていきたい。いつか本も出してみたいですね」と語る今田さん。

今田さんの飽くなき情熱と探究心、そしてあふれんばかりの城愛が、たくさんの人の心に福山城の魅力を届けています。

 

2022年(令和4年)9月取材

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