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珠玉のミステリーとの出会いを楽しみに… 島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞 選考委員 中原理恵さん

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中原 理恵(なかはら りえ)さん​

中原さんの写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福山で開催される文学賞の選考委員に

中原さんの写真​​

「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」、通称「福ミス」。一般から募った本格的な新作長編推理小説の中から、特に優れた作品に賞を与えるもので、毎年福山市で行われています。最終選考者は福山市出身のミステリー作家・島田荘司氏。また、受賞作品は東京の大手出版社より出版されることも特長です。

第一次選考は、全国の一般市民から公募した選考委員により行われます。中原理恵さんは、この選考委員の一人。中原さんのミステリー好きを知る友人から勧められたのをきっかけに、長年、選考委員を務めています。

 

まずは一読者の目線で純粋に楽しんでいます

中原さんの写真

昔から推理小説が好きだったという中原さん。子ども時代は、ホームズやエラリー・クイーンの物語に夢中になりました。今でも月に2、3冊は読むほどのミステリー愛好家です。

好みのストーリーのタイプは、「正義は勝つ」的な勧善懲悪モノ。物語のラストにすべての伏線が回収され、スッキリと謎が解け、起こっていた問題が見事に解決されて終わるところに心地よさを感じるといいます。

とはいえ、「福ミス」選考時には、好みに関わらずさまざまなタイプの作品が手元に届きます。初めて読む際は、選考のことは忘れて、一読者として純粋にその作品を楽しむのだそう。「自分の好みとは違うと思ってこれまで読んでこなかった分野のものが、意外にも面白かったりして、新たな発見がありますね」。

 

珠玉のミステリーとの出会いを楽しみに…

中原さんの写真​​

「福ミス」は2007年の創設以来、多くのミステリーを世に送り出してきました。出版後に映像化された作品があったり、受賞を機に大きく飛躍した作家がいたりもします。

「それでも、もっともっと賞の認知度が上がっていくといいですね。そうすれば、さらに応募作品が増え、この賞自体の重みも増していくと思います」と中原さん。これからも、選考委員として、また一人のミステリー好きとして、これは!と思える一作との出会いを心待ちにしています。

 

2022年(令和4年)11月取材

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