ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ふくやま観光・魅力サイト「えっと福山」2023 > 福山びと > インタビュー > 折りばらで世界の人々に「ばらのまち福山」をPR 福山暁の星女子中学・高等学校 生徒会執行部のみなさん

本文

折りばらで世界の人々に「ばらのまち福山」をPR 福山暁の星女子中学・高等学校 生徒会執行部のみなさん

印刷用ページを表示する

福山暁の星女子中学・高等学校  生徒会執行部のみなさん

福山暁の星女子中学・高等学校の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福山市民の平和への願いを折り紙のばらに託して伝える

福山暁の星女子中学・高等学校の写真​​福山暁の星女子中学・高等学校の写真​​

「ばらのまち」として知られる福山市。戦後の混迷が続いていた1950年代半ば、市民が「戦災で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」との思いで、現在の『ばら公園』にばらの苗木を植えたのがばらのまちづくりの始まりです。福山市民にとって、ばらは平和や思いやり・優しさ・助け合いの象徴なのです。

戦後から受け継がれる平和への願い。それを折り紙で作る「折りばら」に託して伝える活動をしているのは、福山暁の星女子中学・高等学校の生徒たちです。2006年(平成18年)に平和学習の一環で折りばらと出会ってから今に至るまで、生徒全員が難しい折りばらの作り方を習得し、校内外のイベントや市内の障がい者支援施設、介護施設などでプレゼントしています。

 

福山城築城400年を祝い平和な世の中を願うツリー

福山暁の星女子中学・高等学校の写真

暁の星女子中高は、クリスマスの時季に市内商業施設に設置する「折りばらツリー」の企画・飾り付けも担当しています。装飾には、小・中・高の児童生徒が休憩時間や帰宅後などに折ったばらを使用。取材時は生徒会執行部を中心としたメンバーが、校内から集まったたくさんの折りばらを糸で繋げていく作業をしていました。

2022年(令和4年)は、福山城築城400年という節目の年。今年度のツリーのデザインを担当した中川真奈さん(高2)は、「記念すべき築城400年と、平和への祈り。ツリーを見た人に、その両方を知ってもらいたい」という思いを、華やかな和風の装飾に込めました。

 

 

 

折りばらで世界の人々に「ばらのまち福山」をPR

暁の星女子中・高等学校の写真​​

「世界バラ会議福山大会」が2025年(令和7年)5月に開催されるにあたり、2022年(令和4年)10月にオーストラリアで開催された「世界バラ会議」でも、「福山で会えるのを楽しみにしています!」というメッセージとともに、彼女らが作った折りばらが参加者にプレゼントされました。

生徒会長の渡邉葵さん(高2)は、「折りばらは、暁の星が誇りにしているもの。受け取った人に喜んでもらえたり、時には一緒に折ることで交流が生まれたりして、素敵な文化だと思います。折りばらの活動を通して、これからも国内外の人に福山を知ってもらい、平和について考えてもらえるとうれしいです」と語ります。

暁の星女子中高の生徒たちが祈りを込めて折る色とりどりのばらが、世界中の人々に「ばらのまち福山」を伝えています。

 

2022年(令和4年)11月取材

ばらについてはこちら