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「僧侶カメラマン」として福山の風景写真をSNSに投稿 崇興寺 住職/福山アンバサダー 枝廣慶樹さん

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枝廣 慶樹(えだひろ よしき)さん

枝廣さんの写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僧侶カメラマン」として​福山の風景写真をSNSに投稿​

枝廣さんの写真​​枝廣さんの写真​​

街灯や車のライトが鮮烈な道路とライトアップされた福山城、夜の闇に浮かび上がる大黒町のレンガ通り…。福山のまちを独自の視点で切り取った写真を投稿しているインスタグラムアカウントがあります。

5,000人以上のフォロワーを誇るアカウント(https://www.instagram.com/yoshiki.edhr)の運営者は、福山市東川口町にある『崇興寺』の13代目住職・枝廣慶樹さん。仏事に日々勤しみながら、福山の良さをSNSなどで伝える「福山アンバサダー」として活動しています。

福山市が「福山アンバサダー」の募集を開始した2017年(平成29年)、枝廣さんは「趣味のカメラを通して地元の魅力発信に協力したい」とすぐさま応募し、活動をスタート。色彩豊かでドラマチックな彼の写真は、市内外の人々の心をつかんでいます。

 

古いカメラと画像加工で独自の世界観を作り出す

枝廣さんの写真

枝廣さんがカメラを始めたのは約10年前。当初は家族写真をメインに撮っていましたが、だんだんと地元・福山の街なかを撮影する面白さに目覚めたそうです。使用するのは、何十年も前に発売された古いレンズやフィルムカメラ。それらで撮った写真に、画像加工ソフトで色の補正や背景合成などを施していきます。

「昔のカメラは、今のデジタルカメラと違ってうまく撮れないところが魅力。ピンボケや白飛びが味わい深さを生むんです。その写真をパソコンで加工していくのも楽しい」と語ってくれた枝廣さん。夜の路地越しに福山城を写し、天の川が輝く星空を合成した彼の作品は、2022年(令和4年)4月に『ふくやま美術館』で行われた「福山アンバサダー写真展」で、「福山の魅力が伝わると思う写真」として来場者投票数1位を獲得しました。

 

 

 

見慣れた地元の街並みにも美しい風景はたくさんある

枝廣さんの写真​​

自然の絶景よりも、街なかで見つけた何気ない風景を撮るのが好きだという枝廣さん。意外な場所や角度から撮影され、レトロさと近未来的な雰囲気を併せ持つ彼の写真は、見慣れた地元の新鮮な表情を見せてくれます。「いつも通り過ぎている場所も、実はこんなに美しい風景であふれていることに気付いてもらえたら」。仏教をわかりやすく伝えるためにYouTube動画も自ら撮影・編集・投稿している枝廣さんは、「福山アンバサダー」の活動にも動画制作のスキルを生かしたいといいます。「今後は短い動画を作って、写真とは異なる形で福山の魅力を発信していきたい」と意気込んでいます。

 

2023年(令和5年)2月取材

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