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「エフピコアリーナふくやま」完成への軌跡
職員紹介
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石渡 謙介 |
岡本 朋憲 (おかもと ともかず) |
前田 峻宏 (まえだ たかひろ) |
建築技師 | 土木技師 | 土木技師 |
2012年度入庁 営繕課 2020年度~ 建築指導課へ異動 |
2014年度入庁 公園緑地課 2020年度~ 川南まちづくり課へ異動 |
2008年度入庁 都市計画課 2011年度 建設第一課へ異動 2012年度 国土交通省へ出向 2013年度 道路整備課へ異動 2020年度~ 北部建設産業課へ異動 |
・エフピコアリーナふくやま建設時の部署 建築部 営繕課 |
・エフピコアリーナふくやま建設時の部署 都市部 公園緑地課 |
・エフピコアリーナふくやま建設時の部署 土木部 道路整備課 |
エフピコアリーナふくやまの建設に,どのような業務・役割で関わっていましたか?
(仮称)福山市総合体育館建設工事の担当監督員として関わっていました。
具体的な業務としては他部署との調整,設計業者及び施工業者との協議,図面照査,現場での検査立会などがありました。
事業の計画段階から携わらせていただき,公園の設計・積算,工事の監督~完成,管理方法の検討まで,担当技師として関わりました。
私自身,新たに公園を作る仕事は始めてで,沢山の方々に教えていただきながら業務に取り組みました。
エフピコアリーナふくやまの周辺道路の設計,積算及び工事監督,またエフピコアリーナふくやまとかわまち広場を結ぶ歩道橋の積算,工事監督を担い,事業の関係者と調整を行い,事業を円滑に進める役割を担っていました。
うまくいったこと,よかったと思えたこと,ワクワクしたことは?
本施設のアリーナ屋根構造は梁材が木と鉄骨のハイブリッド構造であり,下弦材への張力導入を行うなど特殊な構造でした。
施工業者及び監理業者と施工方法や管理方法について,綿密に打ち合わせを行い,現場がスムーズに進んだことはうまくいったことだと思います。
アリーナの大空間が仕上がり,初めて見たときは壮観な光景にワクワクしました。
どんな公園にしたいかを考えるのはとてもワクワクします。
市内外の沢山の公園にも行って勉強しました。
アイデアを盛り込んで計画し,それを形にすることができます。
設計だけ,作るだけではない,モノづくりの過程に携われるのは発注者ならではの醍醐味です。
そして,多くの方々で賑わっていることが何よりうれしいです。
エフピコアリーナふくやまとかわまち広場を結ぶ歩道橋の工事で,橋を架ける際に近隣の地域の方を対象に工事見学会を催しました。
多くの方が見守っているという絶対に失敗ができない状況の中で,無事,橋を架けることができた時は,ほっとしたと同時に充実感がわいてきました。
もっとこうすればよかった・工夫すればよかった,大変だった・不安だった…といったことは?
建物の外観や内装などの意匠を決めていく段階で,多くの方に意見を伺い,より良いと思うものに決定していくプロセスには苦労しました。
また,工事を進めていく中で関係業者及び関係部署が多く,調整業務に苦労しました。
多くの方が利用する公共施設のため,年代や利用目的,管理方法など,様々な目線に立って考え,設計や現場に反映させることが一番難しかったところです。
すべてを満足させることは難しいですが,沢山の方々のご意見やアイデア,苦労が形になった公園です。
エフピコアリーナふくやまの周辺道路の設計の際に,交通量の非常に多い県道と幹線市道の交差点の交通処理が追い付かず渋滞が発生してしまう懸念がありました。
その解決策として,市営競馬場跡地中央部を貫通する道路をつくり,施設の出入りの利便性の向上と,交通渋滞の解消を図れたのですが,その答えにたどり着くまでは相当悩みました。
現場で起こったことに対応したことや,予想外だったことは?
工事中に平成30年7月豪雨の被害に遭いました。
現場に従事していただいた方々の通勤ルート及び工事資材等の輸送ルートが寸断され,一時工事が進まない状況になりました。
ただ,多くの方の尽力により工期内に竣工することができました。
現場は生き物なので,すべてが思い通りに進むことはありません。
自然を相手にしている限り予想外の連続です。
また,隣接工事とのやり取りも数えきれないほどありました。
言い換えれば知恵を出し合ってそれらをクリアしていくことが現場の面白さだと思います。
市営競馬場跡地の敷地外周の地中にはコンクリートの大きい水路があり,その付け替えを行いました。
その際に,想定していなかったコンクリートの水路の背面の石積み,そして橋の存在が確認されたため,撤去を行いましたが,大変な労力と時間がかかりました。
地域の方に聞くと,ここはもともと川があって,橋も架かっていたとのことでした。埋設物の事前調査の重要性を痛感しました。
達成感やアピールポイントはありますか?
BリーグやVリーグなどのプロスポーツ興行がテレビで見ていたような演出の中,行われているのを見たときはとても達成感を感じました。
アリーナでプレイした著名な選手等のサイン掲示用スペースをアリーナ内装材で使用した木材を利用して作っている箇所は選手のサインと一緒に見てほしいです。
また,夜間照明にもこだわっているので夕暮れ時に散歩していただきたいです。
完成の瞬間は,それまでの苦労が一気に吹き飛び,何とも言えない達成感を感じます。
その一瞬のために日々頑張れると言っても過言ではありません。
アリーナの公園は,幅広い世代の方々が過ごせる空間です。
皆さん思い思いの過ごし方で公園での時間を楽しんでいただきたいと思います。
アリーナ,公園,道路と非常に多くの人が携わる中で,協力し合いながら,決められた期日までにエフピコアリーナふくやまの完成という目標を達成できた時の達成感は働き始めて一番のものでした。
エフピコアリーナふくやまとかわまち広場を結ぶ歩道橋の橋梁の桁の厚さを見ていただきたいです。
通常よりも橋桁の厚みを小さくスタイリッシュにすることで,景観に配慮しています。
福山市で技術職として働くこととは・・・?
福山市で働くことのやりがいは?
エフピコアリーナふくやまもそうですが,自分が担当した施設が完成し,利用する方々に喜んでいただけることです。
特に市の職員は地域との繋がりが強いので,身近な方に喜んでもらえることを直に感じられることはやりがいです。
自分の出身地に,形に残るものを創られることです。
「これはお父さんが作ったものだよ!」と,子どもに言えるものをひとつずつ増やしていき,福山市の未来づくりに携わっていくことができるのもやりがいのひとつです。
自らが生まれ育ったまちを,自分の手でより良いものにできていると実感できることは,とてもやりがいになります。
私は幼いころに,近隣の地域が区画整理事業により,まちが便利になっていく様子を体感しました。
このような体験を市民の方にもしていただきたいと日々仕事に精進しています。
福山市で技師として働く魅力は?
建築業界の中で,地方公務員の建築技師は民間に比べれば多くのことに携わります。
工事監理,設計,建築指導,都市計画,開発指導など多くの知識や経験を積むことができるというのはとても魅力です。
働く場所や業務の内容はそのときの職場で変わりますが,自分の足跡を残していけることは大きな魅力のひとつです。
様々な職場で様々な業務に携わることで,自分のスキルアップだけでなく,福山市が変わっていく姿を見続けていけることも魅力です。
福山市で土木技師として働くことで幅広い土木分野を学ぶことが出来ます。
道路,河川,農林土木,公園,都市計画など,どの部署にも異動の可能性があり,多くの分野で経験を積めるため,多角的な視点で福山市のまちづくりを見ることができます。
とある日のスケジュール
3人の,ある一日のスケジュールを紹介します。
受験を考えている人は,ぜひ参考にしてみてください!
石渡 謙介 |
岡本 朋憲 |
前田 峻宏 |
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・現在の部署 建築部 建築指導課 |
・現在の部署 都市部 川南まちづくり課 |
・現在の部署 北部支所 北部建設産業課 |
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最後に
福山市には,あなたの技術を活かし,成長を促すフィールドがあります。
福山市は,あなたの挑戦を待っています!!!