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明圓寺鐘楼(みょうえんじしょうろう)
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年6月24日更新
市指定重要文化財 令和3年(2021年)4月23日指定
現存例は全国的にも非常に乏しく,福山市内では唯一残った例である。広島県内では,不動院鐘楼(永享5年(1433年)造立,天正18年(1590年)修理)(国重要文化財)に次いで古いものであり,極めて貴重である。
承応年間(1652年~1655年)の造営と伝えられる袴越(はかまごし)付き鐘楼で,上階の実肘木(さねひじき)や下階の蟇股(かえるまた)の形などから17世紀のものと考えられる。一般的な袴腰鐘楼の下階は角柱とするが,円柱としており格調が高い。軸部は当初材であり,小屋組も大部分が当初材と保存状態も良く江戸初期の精美な手法を留めた建物である。
所 在 地 | 鞆町 明圓寺 | |
員 数 | 1棟 | |
構造・年代 | 17世紀 承応年中(1652年~1655年)(記録) | |
規模・法量 | 桁行三間,梁間二間、袴腰付、入母屋造、本瓦葺 |