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木造阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像(もくぞうあみだにょらいざぞうおよびりょうわきじりゅうぞう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月10日更新

市指定重要文化財 令和5年(2023年)11月2日指定

 

 蓮華寺の本堂に安置される本尊とその両脇侍像です。
 中尊阿弥陀如来像は定朝様の作風を彷彿とさせる,備後地方においては稀少な作例であり,正中矧ぎの一木割矧ぎ造になる珍しい作例です。肉髻珠・白毫共に水晶を嵌入し,肉身部を金泥,着衣は漆箔,頭髪は群青彩,唇は朱彩,眉・口髭・顎髭は墨で描かれています。玉眼は修補あるいは後補で,黒目を墨で塗って朱色で縁取り,目頭・目尻は群青彩か,白目は白に表しています。
 観音菩薩と勢至菩薩は寄木造とみられ,肉身部は金泥,着衣は漆箔,頭髪は群青彩です。玉眼を嵌入し,彩色は阿弥陀如来に準ずるものです。
 両脇侍の観音・勢至菩薩像が室町期の後補であるものの三尊一具としての体裁を整えることなどから,市の指定重要文化財に指定されました。

 

所 在 地 今津町 蓮華寺
員    数 3躯(三尊一具)
構造・年代 阿弥陀如来坐像:一木割矧ぎ造 
両脇侍立像:寄木造
阿弥陀如来坐像:平安時代
両脇侍立像:室町時代
規模・法量 阿弥陀如来坐像:86.2センチ
観音菩薩立像 :98.5センチ
勢至菩薩立像 :98.5センチ

 

阿弥陀如来《阿弥陀如来》

勢至菩薩​《勢至菩薩》観音菩薩《観音菩薩》