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宇山のエヒメアヤメ及びその自生地(うやまのえひめあやめおよびそのじせいち)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月1日更新

市指定天然記念物 昭和41年(1966年)3月30日指定  

 エヒメアヤメは毎年4月下旬10cm内外の花軸に普通1花を,時に2~3花を付け,スミレ色の花を咲かせる。本種は元来朝鮮半島及び中国東北部系の植物で,日本では明治30年愛媛県腰折山で最初に発見され,その地に因んでエヒメアヤメと呼ばれるようになった。その後佐賀・大分・山口・広島の各県に生育していることがわかり,昭和10年(1935年)12月三原市沼田西が自生地として国の天然記念物指定となっている。
 春日町宇山のものは,すでに江戸時代に編集された郷土史誌『西備名区』に「誰故草【たれゆえそう】」の名で記載されており,しかも沼田西よりさらに東にあたるため学術上きわめて貴重な存在といえる。
 この植物が上記の分布を示すことから,日本とアジア大陸が陸続きであったことを推論する根拠ともなりうる。

所 在 地 春日町大字宇山

宇山のエヒメアヤメ