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仙酔層と岩脈(せんすいそうとがんみゃく)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
県指定天然記念物 昭和41年(1966年)9月27日指定
仙酔島の地質は主として中生代白亜紀(今から1億数千万年前)に噴出した流紋岩および凝灰岩により構成され、これらを仙酔岩体とよんでいる。
この岩体を基盤に厚さ15mにわたって頁【けつ】岩・凝灰岩質砂岩・礫質砂岩などの互層による堆積岩(仙酔層)がみられ、その上部は再び仙酔岩体となっている。このことは、火山活動により、仙酔岩体が形成される過程で、一時期その活動休止期があり、この時堆積した仙酔層が互層となって現在観察できることを示している。
また島内には、ひん岩・流紋岩・スペサルト岩などの貫入した岩脈もみることができる。これらの露頭は仙酔島の生いたちを知る有力な手がかりとなっている。
所 在 地 | 鞆町後地 |