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熊野の上代土器窯跡(くまののじょうだいどきかまあと)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 昭和15年(1940年)2月23日指定

 奈良・平安時代の須恵器の窯跡で,南東に派生する小丘陵の斜面に構築されている。長さ約4mと推定され,最大幅1.7m,高さ約1mを測り,煙道は径約0.25mの円筒状をなし,ほぼ垂直に立ち上がる。付近にはこの他にも数基の須恵器の窯跡があり,ここからは瓦も出土している。当古窯跡から出土した須恵器には,杯,碗を主体として,皿,鉢,甕などがある。
 また,隣接する沼隈町山南にも同時期の窯跡が存在しており,これらと共にこの地域の須恵器,瓦の需要をまかなっていたことが考えられる。

所 在 地熊野町草田
構造・年代奈良・平安時代 

熊野の上代土器窯跡