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相方城跡(さがたじょうあと)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 平成7年(1995年)1月23日指定

 新市町相方の芦田川南岸に接する標高約190mの丘陵上に築かれた山城である。主郭となる山頂部の遺構は,標高191mを頂部とする東側曲輪群と,幅約30mの空堀を挟んで標高188mを頂部とする西側曲輪群に分けられる。いずれも打込接の総石垣で築かれている。二つの曲輪は300~700平方メートルの広さがあり礎石建物があったと考えられ,瓦や土師質土器が出土した。また,頂上から派生する尾根の各所にも曲輪が確認されているが,これらには石垣はない。今日までの発掘調査結果や繩張り図などを検討すると,相方城は,在地の領主によって築かれた中世山城の上に,戦国末期に毛利氏が直轄城として主郭部を総石垣で築いたものであろうと考えられている。なお相方城に関しての文献史料はほとんどないが,新市町戸手の素盞嗚神社の門は,この城の門を移築したと伝えられている。 

所 在 地新市町相方
構造・年代中世~戦国時代 

相方城跡